目次
強壮作用とは
強壮作用とは、体の器官に刺激を与えて体を活性化させる働きのことで、体を丈夫にし元気を与える効果のことをいいます。
体力が落ちている時だけでなく、神経の強化にも活用される場合もあるので「心身を強化させる」という意味合いもあります。
また、強壮作用は「滋養強壮作用」という表現をされることもありますが、滋養強壮作用には栄養素を全身に届ける働きがあり、どちらかといえば体の弱った部分や病後の回復などに対して薬効がある場合に使われることが多いようです。
ハーブでいうと、朝鮮人参などのアダプトゲンハーブ(肉体疲労や精神疲労など、ストレスへの抵抗能力を高める働きがあるハーブ)に滋養強壮作用が含まれることがあります。
どんな時に強壮作用の効果がある?
強壮作用は疲れ気味の時で体力が低下している時や、疲れやすいとき、元気がないとき、やる気が出ないときなどに、その状態を回復させる効果があります。
ハーブによっては神経や免疫系に働きかける種類もあるので、強壮効果の種類を本などで調べてから活用してみるとよいでしょう。
また、強壮効果とは異なりますが、いくつかのハーブに含まれるビタミンCや鉄などにも疲労回復の効果があります。
その他、出産後のホルモンバランスを整え、体の負担を減らするハーブとして、チェストベリーやレッドクローバーなどが挙げられます。
適応症状の一例
肉体疲労、疲れによる食欲不振、だるさ、疲れによる不眠、病後の回復など
体の強化に関わりのある作用
強壮作用を持つハーブ
強壮 | アイブライト、アシュワガンダ、イエロードッグ、オレガノ、ガーリック、クランベリー、クリーバーズ、ゴツコーラ、コルツフット、サフラワー(免疫系)、サマーセイボリー、セージ(神経系)、ソウパルメット、ターメリック、ダンディライオン、チコリ、朝鮮人参、パセリ、ホーソン、ボリジ、マジョラム、ラズベリーリーフ(葉)、ルイボス、レモンバーベナ、レモンバーム(神経系)、ワイルドストロベリー |
ハーブの主な作用
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駆風作用 | 鎮痛作用 | 忌避作用 |
去痰作用 | 鎮痙作用 | 免疫賦活作用 |
鎮咳作用 | 抗酸化作用 | 創傷治癒作用 |
粘膜保護作用 | ホルモン様作用 | 消炎・抗炎症作用 |
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