胆汁分泌促進作用とは？｜胆汁の分泌量を増やして【メディカルハーブの働きと効果・効能】

胆汁分泌促進作用とは

胆汁分泌促進作用とは、肝臓で分泌される消化液(胆汁)の分泌量を増やす働きのことです。

胆汁の分泌が適切に行われることで、体内での脂肪分解や栄養吸収がスムーズになります。

胆汁の基本的な働き

胆汁は黄色の液体で、肝臓で作られた後胆のうに蓄えられます。胆汁は脂肪の消化に使われ、脂質を分解する役割があります。

肝臓では胆汁が1日に1リットルほど作られるといわれますが、胆汁は胆のうで濃縮されます。

肝臓の病気などで胆汁がうまく分泌されなくなったり機能しなくなると、脂肪の消化吸収ができず、皮膚にかゆみが出たり、皮膚が黄色くなるなどの症状が現れます。

どんな時に胆汁分泌促進作用の効果がある？

ハーブに含まれる苦味成分が、肝臓を刺激して胆汁の分泌を促進します。

そのため、肝臓の不調がある時や胆汁の分泌がうまくいかないと感じる時に、胆汁分泌促進作用のあるハーブを取り入れるとよいでしょう。食事で脂肪分を摂りがちな人や、ナッツ類、スナック、ケーキ類などの嗜好品が好きな人もぜひ活用したい働きですね。

肝臓に負担がかからないようにする

一般的に、アルコールを飲みすぎたり、一度にたくさんの食べ物を摂取することで肝臓に負担がかかります。

胆汁分泌促進作用と同時に肝臓の働きを高める「強肝作用」を持つハーブもあるので、詳しく調べてみるとより効率よく活用できるようになるでしょう。

例えば、薬用酒に使われるアーティチョークや、ミルクシスルなどのハーブには肝臓を助けて胆汁の分泌をサポートする働きがあります。

脂肪の消化吸収がスムーズになると、胃もたれ・消化不良の症状も改善されやすくなります。

肝臓・胆のうに関わりのある作用

胆汁分泌促進作用を持つとされるハーブ

胆汁分泌	アーティチョーク、アグリモニー、イエロードッグ、ターメリック

ハーブは種類によって様々な特徴があります。本などで効果・効能をしっかり調べてから活用しましょう♪
妊娠中・授乳中、持病があり薬を常用している場合は、ハーブの使用に注意が必要になることがあります。

ハーブの主な作用

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強壮作用	強心作用	通経作用
強肝作用	発汗作用	催乳作用
利胆作用	利尿作用	浄血作用
健胃作用	緩下作用	収れん作用
胆汁分泌促進作用	鎮静作用	抗菌・抗真菌・ 抗ウイルス作用
消化機能促進作用	興奮作用	殺菌作用
駆風作用	鎮痛作用	忌避作用
去痰作用	鎮痙作用	免疫賦活作用
鎮咳作用	抗酸化作用	創傷治癒作用
粘膜保護作用	ホルモン様作用	消炎・抗炎症作用

参考文献