創傷治癒作用とは？｜皮膚にできた傷の治りを早める【メディカルハーブの働きと効果・効能】

創傷治癒作用とは

創傷治癒作用とは、切り傷など皮膚の損傷による傷の治りを早める働きのことを言います。

創傷治癒作用のあるハーブは外傷でできた組織の修復を早め、かさぶたを作ったりして傷口がふさぐのをサポートしてくれます。

創傷とは？

創傷とは一般的に「傷」と呼ばれる症状のことで、皮膚の組織がものにぶつかる、切れるなどの理由で物理的に損傷した状態を指します。

厳密には体の内部から傷つけられた場合も「創傷」と呼ぶようですが、主な創傷には外傷(切り傷・擦り傷・皮膚の裂け・刺し傷・噛み傷)があり、見た目にもはっきりわかるのが特徴です。

どんな時に創傷治癒作用の効果がある？

主に外傷と呼ばれる傷口がある時に、創傷治癒作用のあるハーブが活用できます。

民間療法的には、創傷治癒作用のあるハーブでハーブティーを作り、そのティーを傷口に塗るなどの修復方法があります。傷口をしっかり水洗いしてからハーブティーを患部に塗ることで、回復のサポートに役立つと考えられます。

創傷治癒作用のあるハーブだけでなく、合わせて殺菌作用や粘膜保護作用のあるハーブを組み合わせると相乗効果が得られます。

人の身体には生まれつきの自然治癒力があるため、小さな傷であれば消毒し絆創膏を張っていればいつの間にか治っていることも多いですよね。当たり前ですが、傷口が深い時はまずは病院へ。

痛みを抑える・回復させる作用

創傷治癒作用を持つハーブ

創傷治癒	アルニカ、アロエ・ベラ、エキナセア、カレンデュラ、キダチアロエ、マーシュマロウ(アルテア)、ヤロー

ハーブは種類によって様々な特徴があります。本などで効果・効能をしっかり調べてから活用しましょう♪
妊娠中・授乳中、持病があり薬を常用している場合は、ハーブの使用に注意が必要になることがあります。

ハーブの主な作用

一覧はこちら

強壮作用	強心作用	通経作用
強肝作用	発汗作用	催乳作用
利胆作用	利尿作用	浄血作用
健胃作用	緩下作用	収れん作用
胆汁分泌促進作用	鎮静作用	抗菌・抗真菌・ 抗ウイルス作用
消化機能促進作用	興奮作用	殺菌作用
駆風作用	鎮痛作用	忌避作用
去痰作用	鎮痙作用	免疫賦活作用
鎮咳作用	抗酸化作用	創傷治癒作用
粘膜保護作用	ホルモン様作用	消炎・抗炎症作用

参考文献