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去痰作用とは
去痰作用とは、気管支にたまった痰などの過剰な粘液を排出させる働きのことです。
痰は細菌やウイルス、ほこりなどの異物が粘液とともに凝縮されたもので、通常咳と一緒に排出されます。
痰が気管や気管支にたまり息が苦しくなるなど、息切れの状態がある時は去痰作用のあるハーブを利用してみると良いかもしれません。
一般的には、サポニンと呼ばれる成分が含まれるハーブに鎮咳や去痰の作用があるといわれます。
どんな時に去痰作用の効果がある?
風邪、気管支炎、喘息などで痰が絡みがちな時に、去痰作用の効果が期待できます。
去痰作用のあるハーブには痰切り飴に使われるリコリス(甘草)、アニスキャラウェイなどがあります。咳と同時に痰が絡むときなどに、蒸気吸入やハーブティーなどで活用してみるとよいでしょう。
また、気管周辺を清潔にするという意味では抗菌や殺菌も重要です。これらの効能を持つハーブも去痰に効果的といえるでしょう。
ハーブの中で最も抗菌力が強いといわれるタイムや、同じく抗菌力の高いローズマリー、ユーカリにも去痰の働きがあるので、すっきりとした香りと共に苦しい状態を緩和するのに役立ちます。
適応症状の一例
風邪・気管支炎・喘息などによる痰
のどや気道に関わる作用
去痰作用を持つハーブ
去痰 | アニスシード、エルダーフラワー、キャラウェイ、コリアンダー、コルツフット、タイム、バードック、バレリアン、ヒソップ、プリムラ、マーシュマロウ(アルテア)、マレイン、ユーカリ、リコリス、ローズマリー |
ハーブの主な作用
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