目次
利胆作用とは
利胆作用とは、胆のうを刺激し拡張・収縮させて胆汁の流れをスムーズにさせる働きのことです。
胆のうの基本的な働き
胆のうは肝臓で作られた胆汁を蓄えてる場所です。食べ物が体内にある十二指腸に着くと、胆汁が十二指腸へ送られそこで脂肪の分解が行われます。
胆のうが問題なく機能することで脂肪分の消化・エネルギー化がきちんと行われ、血糖値が正常に保たれます。
そのため、胆嚢炎などの疾患により胆のうの機能が低下すると、消化機能や血管に問題が発生しやすくなります。
普段の食事で脂質が多い・アルコールを良く飲む場合は、肝臓・胆のうに負担がかかりがち。気になる時は、利胆作用のあるハーブを活用して、胆のうの働きを高めると調子が良くなる可能性があります。
どんな時に利胆作用の効果がある?
胆のうの働きを高めたい時に役立ちます。
利胆作用のあるハーブ単体で使うよりも、肝臓の機能を向上させる強肝作用や、胆汁分泌を促す胆汁分泌促進作用のあるハーブと利用することで相乗効果が得やすくなります。
アーティチョークなど苦味のあるハーブには、強肝作用・利胆作用・胆汁分泌促進作用が同時に含まれる場合も多く、肝臓と胆のうのケアを行いたい時に役立ちます。
よく脂質を摂ると脂肪がつき体重増加の原因になると考えがちですが、脂質自体は三大栄養素として体を動かすためのエネルギー源になり、生体の維持には必要不可欠なものです。
そのため、肝臓や胆のうに不具合がないことが大切。利胆作用は肝胆系の健康を維持したい時に役立つといえるでしょう。
適応症状の一例
胆のうの働きを高めたい時
肝臓・胆のうに関わりのある作用
利胆作用を持つハーブ
ハーブの主な作用
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鎮咳作用 | 抗酸化作用 | 創傷治癒作用 |
粘膜保護作用 | ホルモン様作用 | 消炎・抗炎症作用 |
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