ルイボス|ハーブの特徴・効能/効果・主な使い方・歴史 学名の由来や味・香りについて

ルイボス|植物の特徴・効能/効果・主な使い方・歴史 学名の由来や味・香りについて
目次

ルイボスの特徴・形状

  • ルイボスから作られるルイボスティーは「不老長寿のお茶」
  • 抗酸化力が強く、アンチエイジングに効果的
  • ポリフェノールが豊富でアレルギー予防にも役立つ

ルイボスはマメ亜科アスパラトゥス属の常緑灌木で、南アフリカ・ケープタウンの北、喜望峰の近くにあるセダルバーグ山脈に自生する植物です。

「ルイボスティー」の原料になる植物で、30度以上の温度差があり乾燥した土地を好むため、原生地以外の場所ではなかなか育たないようです。

植物的な特徴

ルイボスは草丈が1~1.5mほどなのに対し、根は地中深く3~10mに伸びる特徴があります。針葉樹の一種で、葉の形は線形、1~3㎝くらいの小さく細長い針のような形をしています。薬効があるとされるのはこの葉の部分で、水をかけて発酵させた赤茶色の葉をティーなどに利用します。

開花時期は春で、鮮やかな黄色い花が咲きます。花が茎から取れて落ちると地面に種子が飛び散ります。

効果・効能

ルイボスには抗酸化、強壮、鎮痙、抗アレルギー、代謝促進などの作用があり、特に体の老化を防ぎ、アンチエイジングや生活習慣病の予防に役立つ働きがあります。

ポリフェノールの一種であるフラボノイド類(ルテオリン・クエルセチンなど)が豊富なハーブで、この成分には活性酸素除去作用があるといわれます。そのため細胞の老化を防ぎ、動脈硬化や心筋梗塞、高血圧など血流系疾患の予防や慢性疲労、肌荒れの解消などに役立ちます。

また、このポリフェノールには抗アレルギー効果があるとされ、花粉症やぜんそく、アトピー性の皮膚炎に良い効果をもたらすといわれています。

ルイボスティーはノンカフェインで血管を収縮させることがなく、副作用がないため長期服用できます。

冷え性や便秘にもよいとされるほか、ルイボスティーが食後にありがちな血糖値の急激な上昇を抑えたという研究結果もあります。

適応

老化防止、花粉症・アトピーなどのアレルギー改善、冷え性、便秘など

一般的にハーブは穏やかな作用を持ち、体に無理なく影響を与えますが、必ず効果が表れるものではありません。妊娠中・授乳中、持病がある場合や医薬品を常用している場合はハーブの使用を控えるか、事前に医師の判断を仰ぐようにしてください。

主な作用

  • 抗酸化作用
  • 強壮作用
  • 鎮痙作用
  • 抗アレルギー作用
  • 代謝促進作用

禁忌・副作用

特に知られていませんが、肝毒性のあるピロリジジンアルカロイドが含まれるので、多量摂取は控えてください。

安全性・相互作用

安全性クラス1…適切な使用において安全
相互作用クラスA…相互作用が予測されない
『メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版』より

ルイボスの主な使い方

使用部位

ルイボスは主にハーブティーに使用されています。

ハーブティー

味・色は紅茶のような赤みがあり、ハイビスカスティーのような独特の味でやや甘め。苦味・渋味は少ないですが、飲みづらい時はミルクや砂糖、はちみつなどが加えると味がまろやかになります。

茶葉は、ティー以外にもリキュールに加えられることがあります。

味・香り

ほのかな甘みでさっぱりした後味。独特の風味だが飲みやすい。

ルイボスの基本情報

学名Aspalathus linearis
英名Rooibos
和名・別名
科名マメ亜科アスパラトゥス属
分類常緑灌木
原産地南アフリカ
使用部位
主要成分フラボノイ(ルテオリン)、フラボノイド配糖体(アスパラシン)、タンニン、フェノール酸など
作用抗酸化、強壮、鎮痙、抗アレルギー、代謝促進
適応老化防止、花粉症・アトピーなどのアレルギー改善、冷え性、便秘など

語源・由来

学名のうち属名のAspalathusは、ヒトツバエニシダ類などの植物を指していた古代ギリシャ語aspalathosという言葉を用いたものです。種小名のlinearisはラテン語で「線形の」という意味があります。通用名ルイボス(rooibos)はアフリカーンス語で「赤い潅木」という意味です。

歴史・エピソード他

原産地の周辺に住む人々は古くからルイボスの効能をよく知っており、ルイボスティーを「不老長寿のお茶」として尊重し飲用してきました。ケープ地方の原住民であるコイサン人は、ルイボスを薬草としても活用したそうです。

1650年代になると、ヨーロッパから現地に移ってきたオランダ系移民もルイボスを紅茶代わりに飲み始めたということです。18世紀にスウェーデンの植物学者が欧米に紹介したことで、世界にも広まりヨーロッパを中心に各地で流通するようになりました。

日本には1980年代に紹介され、2000年代には国際的に人気のあるお茶の1つになっています。

ルイボスには英語でレッドブッシュ(red bush)という名もあり、これは落葉する頃に葉の色が赤褐色に変化するため、オランダ語で「赤い(rooi)藪(bos)」と名付けられたことに由来します。

南アフリカでは葉を収穫後に天日で発酵・乾燥させてから、牛乳やヤギの乳、砂糖などを加えて飲みます。ルイボスを使った、エスプレッソやカプチーノなども人気があるそうです。

参考文献

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