脂っぽい料理やお肉は消化に時間がかかるため、胃もたれ・胸やけが起こりやすいことは良く知られている通りですね。
私もあるときお肉(唐揚げ)を食べた後、食後に胃もたれや胸やけが起こってしまい、なんだか気分が下がってしまったことがあります。
以前ならそのまま休むか薬を飲むかしていましたが、せっかくハーブについて勉強しているので、急遽ハーブティーを作り症状の改善を試みてみました。
今回は食後スッキリしない・胃の調子が悪くて気分がよろしくないときにどんなハーブを選んだらよいのか、いくつか種類を上げてみます。
胃もたれしたときのハーブ実践
大きめの唐揚げを食べたところ突然胃もたれしてしまい、本格的に気分が悪くなる前に急いで体調回復用のハーブティーを作りました。
- レモンバーム … 1.5g
- ペパーミント … 1g
- ローズマリー … 0.5g
- 熱湯 … 360ml(ハーブティー2杯分)
結果、レモンバーム&ペパーミント&ローズマリーのハーブティーで何とか不調が改善。
強い清涼感が欲しくてローズマリーを追加しましたが、ペパーミントだけでも十分だと思います。
ペパーミント・ローズマリーの爽やかな風味で、なんとか気分を持ち直せました。
時間が経てば自然に治った可能性もありますけど、ハーブティーを飲んでいなかったらもっと悪化していたと思います。
唐揚げ自体ははすっごくおいしかったんですけどね…。
胃もたれに効くハーブは?
胃もたれ・胸やけがある時に活用したいのは消化促進作用のあるハーブ。
消化促進作用を持つのはシナモン、アニスシード、キャラウェイ、レモンバーム、レモンバーベナなどです。
胃の痛みがある時は、胃のけいれんを抑える働きを持つジャーマンカモミールなどが活用できます。
胃の不調に活用されるハーブの一例
ハーブティーにするならこの種類がおすすめ
- レモンバーム
- ペパーミント
- ジャーマンカモミール
- シナモン
- アニスシード
レモンバーム
胃の働きを整えて消化を良くします。心身をリラックスさせる作用(鎮静作用)もあるので、神経性の胃炎などがある時にも良い効果があるといわれます。
神経の興奮状態を鎮めるので緊張による不眠の改善にも役立てられており、ストレスによって眠れないときにレモンバームをブレンドすると眠りにつきやすくなります。
頭痛、興奮、イライラ、動悸等の症状にも〇。食後、ハーブティーにして飲むとリラックス効果が高まります。
ペパーミント
食べ過ぎ、飲みすぎの満腹感を改善したり、胃痛などに役立てられるハーブの1つです。
胃腸だけでなく肝臓や胆のうの働きも良くする作用があるとされるので、おなかの調子を整えたい時にも〇。
爽やかなメントールの香りで脳の働きを良くするハーブとして知られていますが、鎮静作用があるためイライラしている時や緊張感があるときの対策としても活用できます。
ジャーマンカモミール
消炎作用・鎮痙作用で胃炎や胃の痙攣を鎮めて、胃の不調を改善してくれます。
消化が活発になりやすい食間や空腹時に摂取した方が効果的です。
ストレスや神経性の不安・緊張を鎮める作用があるため、ストレスによる胃の痛みにも穏やかに働きかけます。
夜寝る前にハーブティーを飲めば不眠にも有効。牛乳と合うので、ミルクティーにするのもおすすめです。
シナモン
健胃作用があり、消化不良や食欲不振の時に摂取すると胃の調子を整えます。
また、タンニンや精油のオイゲノールといった成分には抗菌・抗ウイルス作用があるとされます。
精油成分に含まれるシンナムアルデヒドという成分には血行促進効果があり、冬場にコーヒーや紅茶と一緒に飲むと身体が温まります。風邪の予防にも活用しやすいハーブですね。
アニスシード
フェンネルやクミンと同じセリ科の植物で、その形から「シード(種子)」と呼ばれる果実の部位を利用します。
香りの中に甘味を感じさせるアネトールという成分が含まれるため、全体的に甘さを感じさせる芳香を持つのが特徴です。
種子を砕くことでより香りが出てくるため、インドでは食後に噛んで口臭予防にする習慣があるそうです。
アニスは消化促進作用や去痰・駆風作用を持ち、主に消化不良や満腹感の解消に使われます。
まとめ
胃の不調が起こったときに使いたいハーブについてでした。
上記以外でも山椒や紫蘇、ビワの葉など健胃に役立てられるハーブがあります^^
基本的に加齢により消化力が落ちてくるそうで、50代頃から胃もたれや胸やけを起こしやすくなるといいいます。
私も年齢なのか以前に比べて、お肉や脂っぽいものが食べにくくなった気が…。10代~20代の頃はどうしてあんなにガツガツ食べれたんでしょうね?
色々書きましたが、ハーブティーに「どれだけ効果があるのか」という実験も兼ねているので、また気になる症状に遭遇したらまとめてみます。