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駆風作用とは
駆風作用とは、腸内にたまったガスを排出して、お腹の膨満感や痛みを解消する働きのことです。
腹部の膨満感は、たくさん食べた時や吸い込むときの空気量が多い時などに発生します。
腸内フローラが悪化し、食べたものが異常発酵した時には腸内ガスが発生しこちらも膨満感の原因になります。
満腹感が苦しいのもそうですが、人前でおならができない時にこの状態になると困ることも多いですね。また、ストレスなどにより排出機能が低下した場合も、同様の症状が現れることがあります。
食後の満腹感や腸内ガスが気になる時は、駆風作用のあるハーブを利用すると症状の改善につながります。
どんな時に駆風作用の効果がある?
既に書いた通り、駆風作用は基本的に腸内ガスの排出に役立つほか、腸内ガスに伴う腹痛や不快な気分を和らげます。
胃炎や過敏性腸症候群などの症状がある場合もガスの排出頻度が高くなるといわれるため、この場合の症状緩和にも役立ちます。
ガスによる腹部の圧迫感が苦しいときは、駆風作用のあるハーブティーを作り飲むとよいでしょう。便秘の症状として現れることもあるので、その場合は緩下作用のあるハーブも活用できます。
適応症状の一例
腸内ガス、腹痛、膨満感による不快感
胃腸に関わりのある作用
駆風作用を持つハーブ
駆風 | アニスシード、アンジェリカ、キャットニップ、コリアンダー、シナモン、チコリ、ディル、パセリ、バレリアン、フェヌグリーク、フェンネル、ペッパー、ペパーミント、ラベンダー、レモングラス、レモンバーム(メリッサ)、ローズマリー |
ハーブの主な作用
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鎮咳作用 | 抗酸化作用 | 創傷治癒作用 |
粘膜保護作用 | ホルモン様作用 | 消炎・抗炎症作用 |
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