アロマオイル(精油)の使い方のうち、アロマ超初心者でもすぐ作れるのがアロマスプレー。
- 自分の好きな香りを持ち運びたい時
- 部屋の空気を浄化したい時
- 空間に良い香りを漂わせたい時
上記のようなシーンで、スプレー容器をワンプッシュするだけで気軽に香りを活用できます。
ここでは基本となる作り方と、アロマスプレーのメリットについて紹介します。
アロマスプレーの作り方
アロマスプレーは作成してから2週間ほどが期限とされているので、できれば使い切れる量で作成するのがベストです。
一度作って多すぎるor少なすぎると感じた時は、作る量を調整してください。
必要な材料
- 精製水 … 30ml
- 無水エタノール … 10ml
- 好きな精油 … 5滴から10滴ほど
アロマテラピー検定の公式テキストによれば、精油は多く入れれば入れるほど効果が高まるというワケではないため、適量加えるのが一番良いそうです。
上記の分量の場合、全体の1%の濃度で7滴ほどが適量の計算になります。香りを強めたい時はもう少し入れてもOK。
必要な道具
- スプレー容器 … 上記の必要量が入る大きさのもの
- マドラーなど混ぜる時に使うもの
精油は日光などの光によって成分が劣化・変性することがあるので、できればスプレー容器は遮光性のものが良いです。
もしないときは、冷暗所で保管します。
さっそく作成!
- スプレー容器に無水エタノールと精油を入れる
- 精油がなじむようにマドラーなどで混ぜる
- 精製水を加える
- 容器を良く振って全体をなじませる
必要な材料・道具が準備できたら、まずは無水エタノール10mlをスプレー容器に入れ、精油(5~10滴)を加えます。
精油は精製水には溶けないので、ここでよくかき混ぜておきます。
精製水30mlを量り、スプレー容器に加えます。
あとは良く振れば完成です。試しにスプレーをかけてみて精油の香りの強さを確かめてみましょう~。
この画像ではスプレー容器が100ml用と大きめでしたが、50ml以下のサイズも販売されています。作る量に合わせて容器のサイズを決めてください♪
アロマスプレーの使い方
スプレーを宙に向かって吹きかけて使います。
消臭をしたい時や空気の浄化をしたい時、好きな香りを部屋に漂わせたい時に、いつでも活用できます。
アロマスプレーを使う時の注意点
- スプレー容器は、直射日光の当たらない場所で保管します。
- 顔の間近でスプレーを吹きかけると、目に入るため危険です。
- ものに向かって吹きかける時も、少し離れた位置から使うようにした方が水滴ができずに済みます。
アロマスプレーのうれしい効果
精油の原料となる植物は天敵から身を守るために様々な成分を体内で生成しており、それらの成分には人間の生活に役立つ様々な効能があります。
消臭・浄化
アロマスプレーを吹きかけることで、簡単な空気の浄化ができます。
特にローズマリーやミント、ティートリ―、ユーカリなど、清涼感のある精油を使うと消臭効果が得られます。
また、これらの精油には抗菌作用もあるので空間の除菌にも便利です。上記以外の精油でも香りを活用して消臭に良い効果をもたらします。
消臭や除菌にアロマスプレーを使う場合は、除菌効果のある無水エタノールを少し多めに入れると〇。
リラックス(癒し)効果
精油の香り成分(分子)は鼻から体内入り、脳に様々な働きかけを行います。
脳には体内にある自律神経系・免疫系・内分泌系などの神経系に、様々な指令を発信する役割があります。
良い香りをかぐと気分の落ち着きや、安らぎを感じられるのはそのためで、アロマスプレーにも香り成分によるリラックス効果があるといえます。
感情が高ぶっていると感じる時や、緊張・不安を感じる時にサッとアロマスプレーを吹きかけてみるとよいでしょう。
フレグランスとしての効果
花びらなどを使った華やかな香りの精油を使えば、香水のような使い方もできます。
アロマスプレーは無水エタノールを使っているので除菌効果があるので、服など匂いが気になるものがあれば、少し離れた場所から吹きかけるのもおすすめ。ほんのりと良い香りになります。
アロマスプレーは、ディフューザーとは異なり好きな香りを外に持ち歩けるという利点もあります^^