抗酸化作用とは
抗酸化作用とは、簡単に言えばアンチエイジング効果のことをいいます。
細胞の老化を進める活性酸素の働きを抑え、体の老化(抗酸化)の進行を穏やかにする働きです。
身体の老化が進むと内臓の機能や体力の低下、見た目的にはシミやシワなどの肌の変化が現れてきます。できればいつまでも若々しくいたいですよね。そんな時に取り入れたいのが抗酸化作用のあるハーブです。
体が酸化するしくみ
体外から吸収された酸素は体内でエネルギーに変換されますが、その過程で「活性酸素」という不安定な物質が生まれます。
活性酸素は体内に侵入した異物(細菌・ウイルスなど)を撃退する働きがあり、生体防御に役立ちますが、活性酸素が体内の細胞や核を傷つけることで、働きに支障が生じ老化が進行します。
抗酸化から身を守るには
活性酸素から体を守るためには、抗酸化物質である「ラジカルスカベンジャー(活性酸素補足物質)」を増やしたり、酵素の合成を助ける補酵素のビタミン・ミネラル、抗酸化作用があるポリフェノール類などの摂取が必要になります。
また、紫外線や大気汚染、放射線、農薬、添加物、医薬品、アルコール、たばこなどにより活性酸素が増えるといわれるため、これらを避けることも重要になってきます。
どんな時に抗酸化作用の効果がある?
体の老化が進むとがん、シワ、シミのほか、糖尿病や動脈硬化、脂質異常症などの生活習慣病にかかりやすくなります。
抗酸化作用のあるハーブはこれらの症状を予防するのに活用でき、アンチエイジングに役立ちます。
下記の栄養素が含まれるハーブもおすすめです。特にビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは「抗酸化ビタミン」と呼ばれるので摂取していくと良い効果があると考えられます。
ビタミン | ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど |
ミネラル | 亜鉛、銅、マンガン、セレンなど |
ポリフェノール類 | ケルセチン、イソフラボン、カテキン、ケルセチンなど |
フィトケミカル | β-カロテンなどカロテノイド類、リコピン、アントシアニン、クロロフィル、ルテインなど |
がん、シワ、シミ、糖尿病、動脈硬化、脂質異常症、高血圧、心疾患、慢性疲労、肩こりなどの予防
抗酸化作用を持つハーブ
抗酸化 | イチョウ、オリーブ、ガーリック、グリーンティー、クローブ、サフラワー、ジャーマンカモミール、セージ、セントジョーンズワート、チャービル、ディル、バジル、ヒソップ、フラックスシード、ペッパー、ミルクシスル、ラズベリーリーフ(果実)、ルイボス、レモンバーム(メリッサ)、ローズマリー |
ハーブの主な作用
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強肝作用 | 発汗作用 | 催乳作用 |
利胆作用 | 利尿作用 | 浄血作用 |
健胃作用 | 緩下作用 | 収れん作用 |
胆汁分泌促進作用 | 鎮静作用 | 抗菌・抗真菌・ 抗ウイルス作用 |
消化機能促進作用 | 興奮作用 | 殺菌作用 |
駆風作用 | 鎮痛作用 | 忌避作用 |
去痰作用 | 鎮痙作用 | 免疫賦活作用 |
鎮咳作用 | 抗酸化作用 | 創傷治癒作用 |
粘膜保護作用 | ホルモン様作用 | 消炎・抗炎症作用 |