チューブの歯磨き粉が一般的ですが、実はハーブと塩を使ってナチュラルな歯磨き粉が作れます。
薬草(ハーブ)には抗菌作用が含まれるものも多く、昔は歯を磨くのに薬草を噛んだり、歯にこすりつけたりして口周りの掃除を行ったそう。植物の力を有効活用して、口周りの健康に役立てていたということですね。
材料さえそろえば簡単に作れるので、機会があれば作ってみてほしいアイテムです。
自然素材だけを使った歯磨き粉を作る
用意する材料
- 天然塩 … 大さじ1
- エキナセア … 小さじ1
- タイム … 小さじ1
- ペパーミント … 小さじ1
- クローブ … 2本くらい
抗菌効果のあるハーブを組み合わせた歯磨き粉です。清涼感が強いので、苦手な場合は記事の下にある甘めの配合を参考に。
- こちらのレシピはお試しに作りやすい量です。少ないと感じる場合は量を増やしてください。
- 塩のしょっぱさが気になりそうな場合は、まずは半分量での制作がおすすめです。
基本の作り方
必要な材料を用意し、分量を量ります。塩は天然塩がおすすめ。粗びきでもOKです。
ここではクローブを使っているのですが、ちょっと多すぎたので↓の写真の半分量でも十分です。
塩を軽く炒って水分を飛ばします。塩も焼くと焦げるので、固まってきたり黄色くなったらすぐに火からおろします。
炒ることができたら、ミルサーなどで粉末にします。
塩を粉末にしたら、ハーブを混ぜてこちらもパウダー状にします。硬いハーブはミルサーではなかなか砕けないことがあるので、すり鉢などを使ったり押してつぶしても良いと思います。
こぼれにくい容器に塩とハーブを入れて、ムラなく混ぜ合わせます。バランスよく混ざったら完成。瓶などに入れて保管します。
ペパーミントの清涼感でスース―する歯磨き粉になりました。
クローブの香りは「歯医者さんの香り」と呼ばれており、薬っぽい香りがあるのが特徴です。タイムにも良い香りがあるのですが、香り負け(?)してしまっていたのでクローブを使う場合はなるべく少なめに。
歯磨き粉の使い方
- 指または歯ブラシに水をつける
- 作った歯磨き粉を指/歯ブラシに乗せる
- 優しく歯や歯茎周りをこする
- 水で口内を洗い流す
歯~歯茎周りに塗りつけるイメージ。塩には油汚れを落とす力があるので、揚げ物を食べた後などにもよさそうです。
アレンジ例
清涼感がなく、香り甘めな歯磨き粉も作ってみました。
- 天然塩 … 大さじ1/2
- フェンネル … 小さじ1
- クロモジ … 小さじ1
- セージ … 小さじ1
- カレンデュラ … 小さじ1
抗菌面では上のレシピの方が効果的ですが、口内炎などの炎症を緩和する抗炎症作用持ちのハーブや、口臭予防に役立つハーブをブレンドしています。
一応セージには強い抗菌作用があるので、口内の浄化に役立ちます。
まとめ
歯磨き粉の作り方についでした。
歯磨き粉は清涼感あったほうがいいかな?と思って作ったらめちゃくちゃスース―感あるものができました。口内が浄化されたような気はしますが、薬臭くなってしまうのでほどほどにした方が良いですね(笑)
使い方は普通の歯磨き粉と大して変わらないので、ストックしておけばいつでもすぐ使えます。
あとは、作った歯磨き粉は密封容器に入れて保管するのがおすすめ。ハーブの酸化を防げます^^