目次
粘膜保護作用とは
粘膜保護作用とは、胃腸など主に内臓の内側を覆う粘膜を保護する作用のことをいいます。
具体的には損傷組織の回復や、粘膜の分泌を増やして組織の保護力を強めるなどの働きがあり、内臓が傷つかないようサポートします。
粘膜は体の様々な部位にあり、口の中、鼻の中、気管、胃腸、膀胱・子宮、性器など多くの部位に存在します。
組織が傷つくと痛みが生じたり、傷を修復をするときに炎症になるなど様々な不調が起こりがち。そのため、胃炎などの症状がある時に粘膜保護作用のあるハーブを活用すると良いとされます。
どんな時に粘膜保護作用の効果がある?
胃や腸の痛み(炎症)がある時などにハーブティーを飲むと、組織の修復に良い効果をもたらします。
また、体内の粘膜が適切な状態だと「粘膜免疫」となり、体外から入ってきた細菌やウイルスが組織を通して体内に侵入するのを防ぎます。
粘膜免疫の働く場所は口、目、鼻、腸管などにあり、粘膜の保護は免疫力UPにもつながるため、粘膜保護作用のあるハーブを摂取することで風邪や感染症の予防にも役立ちます。
適応症状の一例
胃痛、胃炎、腸炎、風邪・感染症予防、免疫力の向上など
胃腸に関わりのある作用
粘膜保護作用を持つとされるハーブ
ハーブの主な作用
一覧はこちら
強壮作用 | 強心作用 | 通経作用 |
強肝作用 | 発汗作用 | 催乳作用 |
利胆作用 | 利尿作用 | 浄血作用 |
健胃作用 | 緩下作用 | 収れん作用 |
胆汁分泌促進作用 | 鎮静作用 | 抗菌・抗真菌・ 抗ウイルス作用 |
消化機能促進作用 | 興奮作用 | 殺菌作用 |
駆風作用 | 鎮痛作用 | 忌避作用 |
去痰作用 | 鎮痙作用 | 免疫賦活作用 |
鎮咳作用 | 抗酸化作用 | 創傷治癒作用 |
粘膜保護作用 | ホルモン様作用 | 消炎・抗炎症作用 |
ハーブに薬効を期待する際に気を付けること|ハーブ療法を正しく実践するために知っておきたいポイント
「ハーブティーを飲んで夜ぐっすり眠れた」「胃の不調が改善した」といった体験をした人は多いかもしれませんね。ハーブに薬効を期待する場合は、1日に3回ほどハーブテ…
メディカルハーブの使い方 記事まとめ
メディカルハーブの知識や取り扱い方についての記事群です。
スクロールできます
¥1,980 (2021/12/17 00:04時点 | Amazon調べ)
ポチップ