【二十四節気】小雪の基本|時期・季節の特徴について

【二十四節気】立冬の基本|時期・季節の特徴について
目次

小雪の時期はいつ頃?

【二十四節気】小雪の基本|時期・季節の特徴について

小雪は11月22日~12月6日頃に巡ってくる冬の節気の1つ。小雪は「雪が少し降る頃」という意味があります。

紅葉が終わり景色が次第に寂しくなってくる頃ですね。

一方でこの時期、ふわりとしたのどかで暖かな日々が続くことがあります。

本格的な冬が始まる前のよく晴れた日々のことを「小春日和」といい、木枯らしが吹いた翌日に訪れることが多いといわれます。

爽やかな空気と冬の雲

11月は全国的に比較的晴天の日が多く、爽やかな空気が気持ちの良い季節でした。

しかし、小雪の頃にもなると日の入りが早くなってきます。冬至が近づき太陽の光が弱まってくるため、虹を見る機会がめっきりと減ります。

冷たい北風が枝に残った葉を振り落とし、ミカン科の植物・橘の実が黄色く熟す頃です。

小雪の七十二候

11月22日頃虹蔵不見(にじかくれてみえず)太陽の光が弱まり、虹が現れなくなる頃です。澄んだ空気・空を感じられる時期です。
11月27日頃朔風払葉
(きたかぜこのはをはらう)
北風が枝や地面の木の葉を吹き払う頃です。朔は「北」を意味します。
12月2日頃橘始黄
(たちばなはじめてきばむ)
橘の実が次第に熟して黄色くなる頃です。橘は万葉集にも登場する日本の固有種です。

小雪の行事・イベント

防府裸坊祭11月下旬
高千穂の夜神楽11月下旬~翌年2月
勤労感謝の日11月23日
ペンの日11月26日
映画の日12月1日
秩父夜祭12月2日
人権週間12月4日~10日
納めの水天宮12月5日

高千穂の夜神楽は宮崎県西臼杵郡高千穂町に伝わる芸能で、氏神様に対し一晩通して神楽を奉納します。

納めの水天宮は12月5日、一年で最後の縁日のためこのように呼ばれます。

小雪の頃が旬の食材

【二十四節気】小雪の基本|時期・季節の特徴について
野菜にんじん、はくさい、ごぼう、かぶ、春菊、ほうれん草、れんこん、小松菜、長ねぎ、カリフラワー、ブロッコリー、ごぼう、三つ葉、新米、里芋、野沢菜、しめじ
果物リンゴ、みかん、梨、柿、キウイフルーツ、ザクロ
魚・魚介類イワシ、カレイ、サワラ、カワハギ、コチ、サンマ、サケ、カマス、フグ、キンメダイ、あさり、牡蠣

小雪の頃に見かける動植物

【二十四節気】小雪の基本|時期・季節の特徴について
植物山茶花(さざんか)、椿、柊、水仙、シクラメン、パンジー、ポインセチア、プリムラ、マリーゴールド、カレンデュラ、ツワブキ、ノースポール、アザレアなど
動物ニホンザル、ヒヨドリ、モズ、ノスリ、ツグミ、シロハラ、ルリビタキ、マガモ、ユリカモメ、マガン、コハクチョウ、鷲、鷹、ハヤブサなど

ポインセチアやプリムラの花が見れるようになる頃です。

椿や山茶花の花も見頃で、寂しくなってきた風景に彩を与えてくれます。

小雪の季語・挨拶

小雪の頃の季語

時候初冬、小春、冬めく、冬の日
天文凩、初霜、冬凪、初雪、初時雨、時雨、星の入東風
地理初雪
生活沢庵漬、蓮根掘る、炉開、霜除、敷松葉、切干、干菜、牡丹焚火、木の葉髪

この時期になると東北~北海道では初雪が降る場所も増えてきます。

漬け物や干し野菜は冬の保存食になるため、冬の季語として使われることがあります。

この時期に使いたい挨拶文の書き出し

  • 初冬の候、椿の花が美しく咲き誇るこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
  • 初雪を迎える土地もあり、ひしひしと冬景色の近づきを感じております。
  • 寒気の折、日ごとに肌寒さが増していますが、お変わりございませんか。

小雪の終わりに近づく頃には12月(師走)になります。

年の瀬にはまだ早いので、日が短くなったことを示す短日や寒気などの言葉を使うと、この季節の空気感が出てきます。

比較的暖かく穏やかな日々が続くようなら「小春日和」もおすすめです。

小雪の挨拶に使いたいキーワード
  • 初冬の候
  • 師走の候
  • 短日の候
  • 寒冷の候
  • 霜寒の候
  • 初雪の候
  • 寒気の候

「~の候」以外にも「~の折」や「~のみぎり」といった言葉を使うと、後に続く言葉がスムーズです。

まとめ

小雪は11月22日~12月6日頃の、冬がちらちらと降る頃を指します。

クリスマスの飾りつけを行う人も増えてくる時期ですね。12月に入ると忙しくなるので、小春日和もあり年末前のほっとできる時間かもしれません。

本格的な冬が始まるとどんよりとした重い雲が多くなり、晴れ渡った青空の日が少なくなります。

天気の良い日には外に出て日光浴をするのが大切ですね。

日光を浴びることで、体内で骨を形成するビタミンDを生成することが出来ます。

空気の乾燥が強まるので、呼吸器や肌の乾燥を防ぐため、湿度に注意して注意して過ごしたい時期です。

二十四節気ごとのリンク

立春立夏立秋立冬
雨水小満処暑小雪
啓蟄芒種白露大雪
春分夏至秋分冬至
清明小暑寒露小寒
穀雨大暑霜降大寒

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