【二十四節気】冬至の基本|時期・季節の特徴について

【二十四節気】冬至の基本|時期・季節の特徴について
目次

冬至の時期はいつ頃?

二十四節気】冬至の基本|時期・季節の特徴について

冬至は毎年12月21日~1月4日頃に訪れる仲冬の節気。

冬至の日は北半球において一年の中で最も日照時間が短い日で、東洋思想的には陰の気が一番強まる時とされています。

この日を境に再び昼の時間が増えていきますが、冬の本当の寒さは冬至が過ぎた頃にやってきます。

新暦では一年が切り替わる重要な時期とされており、クリスマス、大晦日、お正月と休み期間ながらも何かと忙しいシーズンです。

冬至の日に柚子湯に入ると、新年を迎えるための禊になります。

冬至の七十二候

12月22日頃乃東生(なつかれくさしょうず)乃東の芽が出る頃です。乃東は夏枯草(かごそう・ウツボグサ)の別名で、夏至の初候「乃東枯」につながります。
12月27日頃麋角解(さわしかのつのおつる)鹿の角が落ちる頃です。大鹿の古い角が落ちて、新たな角に生え変わります。
1月1日頃雪下出麦
(ゆきわたりてむぎのびる)
雪の下から麦の芽が出てくる頃です。夏の収穫期に向けて、寒さに負けず力強く成長します。

冬至の行事・イベント

クリスマス12月25日
終い天神12月25日
御用納め12月28日
なまはげ12月31日
大晦日・大祓い12月31日
元日1月1日
若水1月1日
書初め・初夢・お年玉1月2日

クリスマスから元旦明けまで、怒涛のイベントシーズンです。

大晦日までは忙しくても、年が明けると噓のようにすがすがしい気分で過ごせることも多いですね。

冬至の頃が旬の食材

冬至の頃が旬の食材
野菜大根、白菜、レタス、小松菜、カリフラワー、カブ、ねぎ、れんこん、山いも、やつがしら、ほうれん草、ごぼう、カボチャ、わさび
果物リンゴ、みかん、レモン、柿、柚子
魚・魚介類タラ、ブリ、サワラ、フグ、アンコウ、牡蠣

冬至の頃に見かける動植物

冬至の頃に見かける動植物
植物松、山茶花(さざんか)、椿、柊、シクラメン、パンジー、ポインセチア、プリムラ、クリスマスローズ、マリーゴールド、カレンデュラ、ツワブキなど
動物ニホンザル、エゾリス、エゾユキウサギ、エゾモモンガ、シマエナガ、キジ、オオハクチョウ、シラサギ、マナヅル、タンチョウなど

クリスマスはモミの木や柊、ポインセチア、クリスマスローズを、正月は松や福寿草などの植物を見かける機会が多くなります。

冬至の季語・挨拶

冬至の頃の季語

時候仲冬、霜月、冬至、大呂、一陽の嘉節、朔旦冬至、宮線を添ふ、節季、年の暮、数え日、年の内、行く年、小晦日、大晦日、年惜しむ、年越、年の夜、春待つ
天文御講凪、冬日和
地理波の花
生活冬至粥、羽子板市、冬休、柚子湯、雪下し、クリスマス、大晦日、除夜の鐘、年越、年忘れ、歳暮、年貢納、札納、除雪車、社会鍋

冬至の日は別名「一陽の嘉節」と呼ばれます。この日を境に再び太陽の力が強まるため、冬至はおめでたい日でもあります。

大呂は12月の別名です。

この時期に使いたい挨拶文の書き出し

  • 歳晩の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
  • 歳末が迫り何かと忙しい季節ですね。本年も大変お世話になりました。
  • 新春のみぎり、皆様の無病息災をお祈り申し上げます。

年末であれば、本年の感謝を伝えるあいさつ文や、次の年の健勝を願う一文を書きたいところです。

年明けは、新春のお祝いのほか新年を迎えた喜び、新しい年の幸福を願う言葉を書き添えたいですね。

冬至の挨拶に使いたいキーワード
  • 歳末の候
  • 月迫の候
  • 短日の候
  • 寒冷の候
  • 厳冬の候
  • 霜寒の候
  • 歳晩の候
  • 寒気の候
  • 新春の候
  • 初春の候

「~の候」以外にも「~の折」や「~のみぎり」といった言葉を使うと、後に続く言葉がスムーズです。

まとめ

節気としての冬至は、12月21日~正月休みが終わる1月4日頃までの期間とされています。

冬本番が始まり雪の日や寒さが増すため、心身共に内に籠りたくなる頃ですね。

一方で年が明けた後、晴れた日に外に出ると、外の空気感が去年とは変わっていることに気づきます。

清浄で爽やかな空気は万物が改まった兆し。ゆっくりと新たなサイクルが始まります。

冬至の時期は、次の年の予定を立てたり「これからやりたいことリスト」を作って、将来の計画を考えるのによい時期です。

二十四節気ごとのリンク

立春立夏立秋立冬
雨水小満処暑小雪
啓蟄芒種白露大雪
春分夏至秋分冬至
清明小暑寒露小寒
穀雨大暑霜降大寒

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