サングリアの作り方|スペイン生まれのフルーツカクテル!スパイスを加えておいしくアレンジ

サングリアの作り方|スペイン生まれのフルーツカクテル!スパイスを加えておいしくアレンジ

サングリアはスペインで生まれたフルーツカクテルで、スペインやポルトガルの家庭で造られる伝統的なお酒として知られています。

サングリアはスパイスや甘味料、一口大またはスライスしたフレッシュフルーツをワインに漬けて作ります。炭酸水やオレンジジュースで割ることもあり、幅広い味の表現ができるのが特徴。

飲みやすく、カットしたフルーツをグラスに飾ればおしゃれなお店のような雰囲気も出るため、女性にも人気のドリンクです。

目次

サングリアの作り方

Herbal drink sangria

材料

  • シナモン(スティック) … 1本
  • クローブ … 3粒
  • オレンジ … 2個
  • りんご … 1個
  • レモン … 1/2個
  • 赤ワイン … 750ml(1本)

作り方

  1. オレンジは皮をむいて6等分にし、さらに横半分に切る。
  2. リンゴは良く洗い、皮を付けたままいちょう切りにし、レモンは輪切りにする。
  3. 保存容器に①とシナモン、クローブ、赤ワインを入れる。冷蔵庫に入れ、一晩漬けこむ。

ポイント

漬け込んで一晩寝かせれば完成。スパイス・ハーブの薬効やフルーツに含まれる栄養素、ドリンクの色など必要なものを組み合わせて楽しめます。

保存期間は約3日と短めなので、必要量だけを作りましょう。

サングリアのベースワインについて

飲み物として赤い色を楽しみたい場合は、ベースに赤ワインやロゼワインを利用するときれいな色が楽しめます。赤ワインはブドウの味が強く苦味があるため、「お酒」をしっかり楽しみたい人にもおすすめです。

さっぱりした味わいが好きなら、フルーツと相性が良い白ワインを選択してもよいでしょう。そのほかスパークリングワインでもおいしく飲めるので、一緒に食べる料理に合わせて味を変えるのがおすすめです。

甘味料について

甘味料を加える場合は砂糖・蜂蜜・果物ジュースをなどが利用できます。味付けにラム酒を加えることもあります。

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サングリアにおすすめのスパイス7つ

サングリアの作り方|スペイン生まれのフルーツカクテル!スパイスを加えておいしくアレンジ

サングリアのアレンジをしたいときに役立つハーブ・スパイスです。

カルダモン

香り・味やや苦みのあるスパイシーな香り
主な作用消化機能活性化作用、駆風作用、胆汁分泌促進作用
こんな時におすすめ消化不良、食欲不振、口臭がきになるときなど

クローブ

香り・味刺激的でスパイシー。やや薬のような味
主な作用鎮痛作用、抗炎症作用、殺菌作用、消化促進作用
こんな時におすすめ喉や口腔内の粘膜の炎症、虫歯の痛み、消化不良、胃もたれ、腹痛、風邪予防など

シナモン

香り・味甘い香りとかすかな辛みがある
主な作用消化機能活性化作用、駆風作用、抗菌作用、神経強壮作用
こんな時におすすめ消化不良、腹部の膨満感があるとき、神経性の疲労、不安など

ローレル

香り・味スーッとした香りで、若干薬のような苦味がある
主な作用利尿作用、鎮痛作用、鎮痙作用、抗菌作用、鎮静作用、抗酸化作用、消化促進作用
こんな時におすすめリウマチ・関節痛、風邪・神経性の不安、消化不良、食欲不振など

スターアニス

香り・味アニスに良く似合た甘い香りで、甘草のような辛味と独特の甘味がある。
主な作用健胃作用、鎮痛作用、駆風作用、殺菌作用、興奮作用、女性ホルモン様作用
こんな時におすすめ消化不良や冷え性、筋肉痛、風邪、不眠など

ローズマリー

香り・味清涼感を持ち、やや甘み・苦みがある
主な作用鎮静作用、鎮痙作用、血行促進作用、収れん作用、鎮静作用
こんな時におすすめ血行不良、冷え性、筋肉痛、リウマチ、関節痛、集中力や記憶力を高めたい時

オールスパイス

香り・味クローブ、シナモン、ナツメグを混ぜたような香り、甘く苦さのある味
主な作用抗菌作用、殺菌作用、抗酸化作用、消化促進作用、鼓腸抑制作用
こんな時におすすめ風邪予防、消化不良、腸内ガス、神経痛やリウマチ痛など

※ハーブ・スパイスの多量摂取や長期連用は避けてください。

サングリアにおすすめのフルーツ

サングリアに使用するフルーツは特に厳密な決まりはなく、赤みのある果物や柑橘系が相性の良いフルーツです。

スペインではベリー類や桃、ベリー類、ナシなどの地元のフルーツ、海外産のパイナップルやライムがブレンドされるそうです。

相性の良いフルーツ

リンゴ、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、桃、グレープフルーツやオレンジ、ライムなど

サングリアとは

サングリア(スペイン語でsangría)という言葉は、このドリンクが伝統的に赤ワインで作られるため、「出血」「流出」といった意味を持ちます。語源は「血」を意味するサングレ(西: sangre)で、赤い色を形容したことが由来となっています。

スペインでは割と身近な飲み物で、安いワインで作られることが多く、地域によって味に違いがあるそう。赤ワインで作る場合が多いですが、白ワインを使った場合は「白(スペイン語でblanca)」という意味を持つ、「サングリア・ブランカ(西: sangría blanca)」と呼ばれ区別されます。

また、サングリアは法律で「イベリア諸国のみが自社製品にサングリアのラベルを付けることができる」という決まりがあります。

さわやかな清涼感があるため夏に人気のドリンクで、良く冷やしてから飲むと気分のリフレッシュによいでしょう。

サングリアの歴史

サングリアの起源ははっきりしませんが、「サングリア」という言葉は18世紀に現れます。

サングリアの前身であるサンガリーという飲み物がカリブ海(西インド諸島)で生まれ、植民地時代のアメリカで飲まれていましたが、その後姿を消し、1940年代後半にヒスパニック系住民がアメリカに移ったときに広まったといわれています。

酒税法に注意

日本では、混成酒(果実酒など)を作る場合、20度以上の酒に漬けることが法律で定められています。

そのため、家庭であっても20度未満のワイン含む醸造酒を作成した場合、酒税法違反になってしまいます。酒類製造免許があれば問題ありませんが、通常レシピのサングリアを作ると法律に触れるので注意が必要です。

ハーブ・スパイスを使ったドリンク

チャイハーブ・スパイスティー
ハーブ・スパイスコーヒージンジャーエール
ハーブウォーターシソジュース
サングリアハーブコーディアル

参考文献

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