【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

2月後半~3月頃の春先は「三寒四温」と呼ばれるように、寒暖差が大きくなります。

気温が上がって「温かくなってきた。やったー!」と思ったら、次の日は冷たい風が吹くなんてこともよくありますよね。

だんだん温かくなってくるのはうれしいことなのですが、春って特に理由もなく眠くなったりしませんか? 気分的にもぼんやりして、集中力が削がれてしまい困ってしまうことも。

ゆっくり昼寝できればいいですが、そうもいかないことが多いですね。

今回は春先、眠気が出がちな時や頭がボーッとしてしまう時に気分を改善させるハーブを取り上げてみました。

目次

春になると眠くなる理由

【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

①自律神経の乱れによりが眠気が起こる

体の中には自律神経という体内のバランスを保つ機能があり、

  • 体温を一定に保つ
  • 内臓の働きを働きを安定させる
  • 消化や代謝の働きを整える

といった働きをします。

この自律神経が絶え間なく働くことで、私たちの体は正常な状態を維持することができます。

自律神経の働きが安定していることが健康にとっても大切なわけですね。

しかし、春の気温や気圧の変動が大きいと、自立神経はこの寒暖差に適応しようとするもののうまくいかず、働きに乱れが生じやすくなります。

自律神経を整えて夜しっかり眠る

一般的に、自律神経が乱れるとだるさや頭痛、肩こり、不安感など様々な症状が現れます。

それ以外にも免疫力の低下など多くの問題が現れてくるのですが、自律神経の不調による睡眠時間の乱れなどは、昼に眠くなる原因につながります。

身体を活発化させる交感神経が優位なままだと、なかなか寝付けません。

睡眠時間の乱れによる眠気がある場合は、神経の高ぶりを鎮めて副交感神経を優位にすることで、入眠しやすくなります。

②脳の疲労でも眠気が起きる

3月~4月頃は入学、就職、卒業、異動、引っ越し、期末など、人生のイベントが多く起こる季節でもありますね。

新しい環境に適応しようとして、緊張感が高まりがちな時期のひとつです。この時期にバタバタして忙しさを感じている人も眠気を感じやすいかもしれません。

というのも、脳はエネルギーを使い疲れを感じると「休みが必要」と判断し、眠気を起こさせるためです。

③肝臓の働きがうまくいっていない

東洋医学では自律神経と肝臓は密接な関係があるとされ、肝臓の状態が悪くなるとだるさや眠気が出てくるといいます。

普段から肝臓に負担がかかりがちな生活をしている人や、春の飲み会などでいつもよりアルコールなどを摂る機会が多くなっている場合は肝臓の状態を気にかけた方が良いかもしれません。

肝臓ケアに役立つハーブはこちらでまとめました↓

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眠い時に使いたいハーブ

ペパーミント

【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

ハッカの仲間で、特有のスーッとした香りが特徴のハーブです。

この清涼感のある香りが頭の中をスッキリさせ、目覚まし効果を与えてくれます。

食後に食べ過ぎや胃もたれなどで気分があまり良くないとき、吐き気がある時などにも効果的です。

ペパーミントの清涼感は好き嫌いが分かれますが、ミント系のハーブティーは入手しやすいので、ストックしておくと様々なシーンで活躍してくれるでしょう。

そのほか、集中力を上げたい時にも良いといわれるハーブなので、仕事や勉強時に眠い、ボーッとするときにこの香りを嗅いでみるとよいと思います。

胆石の症状がある場合は使用を避けてください。

マテ

【ハーブで春のケア】肝臓をケアして自律神経を整える|ハーブティーに使いやすい種類

カフェインが含まれるため、日中の眠気覚ましに役立つハーブです。

世界三大茶の1つで、ビタミンやミネラルが豊富なため「飲むサラダ」と呼ばれます。

個人的にも良く飲んでいるお茶の1つで、朝眠気が取れないときや、集中したいときのお供にしています。

ハーブティーはやや苦みがありますが、飲みにくいということはないので、お昼のランチタイムなどに取り入れてみるとよいかもしれません。

グリーンマテとブラックマテ(ローストしたもの)の2種類があり、グリーンの方が口当たりがよく飲みやすいですが、ブラックの方が南米で飲まれている本来の味に近いようです。

夜に飲むと目が覚めてしまうので、基本的に寝る前は避けた方がよいでしょう。

カフェインが含まれるので、妊娠中・授乳中の摂取は避けるか控えめに。

ゴツコーラ

【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

アーユルヴェーダで使われるハーブで、アンチエイジング効果により「若返りのハーブ」と呼ばれます。

日本では「ツボクサ」や「センテラ」などの名で美容化粧品などに成分が含まれることも。

血行促進効果があり、血流を良くして脳の働きを良くします。さらに、神経の強壮や脳細胞の活性化にも役立ち、中枢神経に働きかけて集中力や記憶力をUPさせます。

仕事などの勝負どころで取り入れてみるのもいいですね。

眠い時だけでなく、春先にボーッとしがちな時にも活用できそう。ハーブティーは草っぽい味で飲みやすいです。

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春に頭がぼんやりする理由

春に起こりがちな頭のぼんやり感も一般的には眠気と同じく、自律神経の働きが原因でこの状態になるといわれます。

自律神経の乱れに注意

もともと冬は寒さで体が固くなるため、交感神経が活発化し緊張しやすい季節なのですが、春になり温かくなってくるとこの緊張が解けて冬の時期よりも副交感神経が優位になります。

この副交感神経には体をリラックスさせて血管を拡張させる作用があるため、冬の間に寒さで縮んでいた血管が次第に拡張。

血行の流れが良くなることで体のパフォーマンスは上がってきますが、気温・気圧の変化に対して自律神経の適応が遅れると、働きが鈍り気分的にぼんやりした状態になりやすくそうなるです。

頭がぼんやりするときに活用してみたいハーブ

ローズマリー

【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

血行の流れを良くしたい時の定番ハーブで、アロママッサージなどにも使われています。

ローズマリーはミント類と同じ成分を含有するため、スーッとした芳香があります。

そのため、精油(アロマオイル)の香りをかぐのもよく、頭をシャキッとさせてくれます。

眼精疲労による頭のぼんやり状態がある時には、ローズマリーのお茶にタオルを浸して作る温湿布を作ってみると目の痛みなどが少し和らぎます。

他にも、コットンパックを目に当ててアイパックを作ることもできます。

ジンジャー(生姜)

【ハーブで春のケア】肝臓をケアして自律神経を整える|ハーブティーに使いやすい種類

ジンジャーは普段の料理で使っている人も多いと思いますが、良く知られている通り血行促進効果で体を温める働きがあります。

血の巡りが良くなると頭の回転も良くなるので、寒さで頭の動きが鈍っていると感じている人にはおすすめです。

まだ肌寒さを感じる時に飲むと体が温まり、体を動かしやすくなるでしょう。

料理でもお茶でも取り入れやすいのがメリット。漢方のかぜ薬で・葛根湯の原料でもあるので、気温の変化で風邪気味の場合はこういったところから取り入れてみても良さそうですね。

ジンジャー特有の辛みが苦手な場合は、緑茶やほうじ茶などマイルドなお茶とブレンドすると飲みやすくなると思います。

パッションフラワー

【ハーブで春のケア】眠い時・頭がぼんやりするとき|眠気を飛ばして気分をスッキリさせるハーブの種類

環境変化によって緊張状態が続き、夜眠れず昼間に眠気が出る場合は、こちらも取り入れてみるとよいかもしれません。

パッションフラワーは鎮静作用があり、中枢神経の興奮を抑えてリラックス効果をもたらすハーブです。

ハーブティーは草っぽい香りがあり、癖のない味で飲みやすいです。

鎮静作用のあるハーブは摂取すると副交感神経が優位になりますが、体がリラックスして逆に眠くなってしまうことがあります。そのため、ハーブティーは夜飲むほうが良いとされます。

ハイビスカス

【ハーブで春のケア】肝臓をケアして自律神経を整える|ハーブティーに使いやすい種類

春にありがちな、移動などによる肉体的な疲れで頭がぼんやりする場合はこちら。

クエン酸が豊富なため、体内でエネルギー源になるATPという物質を生み出す「クエン酸回路」の活動を活発化させます。

ハイビスカスのハーブティーは酸味が強く、シングルでは飲みにくいと感じられるかもしれません。

ビタミンCを豊富に含むローズヒップとのブレンドが定番ですが、自分の飲みやすいお茶とブレンドしたり、はちみつや砂糖を加えたシロップにすることで酸味を抑えられます。

まとめ

「春眠、暁を覚えず」ということわざの通り、3月~5月頃の時期は何かと眠気が出やすい時期ですよね。

「やらなきゃいけないことがたくさんあるのに眠い」という状況はなかなか困るものです。

頭がぼんやりするといった症状は基本的に一過性のもので長く続くことはないですが、なくならない場合は、何か隠れた疾患があるかもしれないので、医師の診察を受けた方が良いかもしれません。

参考文献

一般的にハーブは穏やかな作用を持ち、体に無理なく影響を与えますが、必ず効果が表れるものではありません。妊娠中・授乳中、持病がある場合や医薬品を常用している場合は注意が必要です。

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