美肌効果が期待できるハーブ②|肌トラブルの解消 肌荒れ・ニキビ&吹き出物・火傷&日焼け

美肌効果が期待できるハーブ②|肌トラブルの解消 肌荒れ・ニキビ&吹き出物・火傷&日焼け

美肌の大敵・肌荒れ、ニキビ、吹き出物、日焼け・・・etc。シワやたるみとは違ったベクトルで悩みの種になりやすいトラブル群ですね。

そんな肌悩みにもハーブが力を発揮してくれることがあります。

根本的な原因の解決には食事・生活習慣の見直しが必要になってきますが、適切なハーブを使うことで補助に役立つでしょう。

「肌荒れ」「ニキビ&吹き出物」「火傷・日焼け」ごとに比較的入手しやすく、使いやすいハーブをまとめてみました。

ハーブや精油を直接肌に塗る場合は、あらかじめパッチテストを行ってください。

目次

肌荒れに効果が期待できるハーブ

美肌効果が期待できるハーブ②|肌トラブルの解消 肌荒れ・ニキビ&吹き出物・火傷&日焼け

肌に炎症が起きているときは消炎作用があるハーブ、傷がある時には組織の修復を助けてくれるハーブが使えます。

カレンデュラ

カレンデュラは外用で使うと、肌の炎症を抑える働きが認められています。

特にカレンデュラで作った軟膏が良く知られていて、かかとやひじのガサガサしている部分に塗ると乾燥による痛みが抑えられます。

さらに、切り傷などの修復に塗ることができる場合も多いので、傷を早く治したい時にもおすすめ。抗菌・抗真菌作用もあるので、フェイシャルスチームなどにも活用できるハーブです。

キダチアロエ・アロエベラ

アロエ類には肉質の葉の中にゼリー状の液体が含まれていますよね。

あのゼリーには抗炎症作用や創傷治癒作用があります。同時に保湿効果も得られるので、肌の炎症を抑えるだけでなく、肌の潤いを保つのにもうれしい効果があります。

民間療法的な使い方として、日焼けの炎症・痛みなどがある時にも有効とされています。

また、アロエには緩下作用もあり、食用すれば便秘を改善させて腸内の老廃物が排出されるのを助けてくれます。ただし、食べ過ぎると反対にお腹が緩くなるので注意が必要です。

ウスベニアオイ

ウスベニアオイは粘液質を豊富に含むハーブです。ハーブティー自体もややとろみがあり、粘り気のようなものを感じられます。

粘液質には体内や体外の組織を保護し、刺激から守る働きがあります。

肌の乾燥防止にもよく、患部に塗るとヒリヒリする痛みなどを和らげてくれるので、ハーブティーを浸した湿布などを肌に軽く塗ってみると良いでしょう。

さらに、ウスベニアオイにはタンニンという肌の引き締めにも役立つ成分が含まれています。

ニキビや吹き出物に良いハーブ

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体内の老廃物を排出したり、殺菌をすることで改善しやすくなります。

スギナ

スギナは利尿作用があるハーブの1つ。体内にたまった不純物を水分と一緒に外に排出してくれます。

スギナのすごいところはミネラル、中でもケイ素が豊富で、爪や髪などを丈夫にする働きがあることです。人間の肌にもケイ素が含まれているため、ミネラル類を補給することで、肌の潤いが保たれます。

スギナ茶も販売されているので、手軽な栄養補給として飲んでみるのもいいですね。

ダンディライオン

便秘など腸内で慢性的なトラブルが起こっていると、顔に吹き出物などが現れることがあります。

腸内トラブルが原因と感じる時には緩下作用のあるハーブを活用して、腸内を整えるのがおすすめ。ダンディライオンの根には、便秘を解消して毒素の排出に役立つ働きがあります。

ダンディライオンは和名でセイヨウタンポポといいますが、このハーブの根部で作ったハーブティーはコーヒーのような味がします。

イブニングプリムローズ

アレルギー体質・炎症体質が原因で吹き出物が発生する場合は、イブニングプリムローズのオイルが活用できます。

イブニングプリムローズに含まれる多価不飽和脂肪酸のγ-リノレン酸という成分には、代謝を助けたり、アトピーなどのアレルギー症状を和らげる働きがあります。

月見草油と表記されることもあり、オイルのサプリなどが販売されています。消化機能が働く食後に摂ると吸収やすくなりますよ。

タイム

数あるハーブの中で最も抗菌力が強いといわれるのがタイム。すっきりした香りで男女問わず使いやすく、ニキビなど細菌やウイルス性の肌トラブルがある時に使うと殺菌・除菌に役立ちます。

タイムの具体的な使い方としては、フェイシャルスチームで蒸気を肌に当てるなどの方法があります。

蒸気を吸い込めば口内やのどの殺菌にもつながり、風邪予防になります。

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火傷・日焼け活用されるハーブ

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消炎作用や皮膚の修復に役立つハーブが活用しやすいです。

ラベンダー

華やかで香り高いラベンダーには火傷を癒す効果があるって知っていましたか?

実験中に火傷を負ってしまった研究者が、とっさにラベンダーの精油を塗ってその効能を発見した話が有名です。

効果があるといわれるのは基本的に精油で、精油の原液を手持ちのオイル(ホホバ、ココナッツなど)で薄めて患部に塗ることで火傷による炎症を鎮めてくれます。

ラベンダーには抗菌・抗ウイルス効果もあるので、軟膏の材料としてもおすすめ。ラベンダー軟膏を切り傷やニキビなどがある部分に塗ると、美肌の助けになります。

クリーバーズ

クリーバーズには消炎作用があり、皮膚炎や日焼けの症状がある時にハーブティーを塗ると症状が和らぎます。

ハーブティーにして飲むこともでき、スギナなどと同じく利尿作用により体内の老廃物を排出させる働きがあります。デトックス効果を期待したい時にもよいハーブです。

その他リンパ液の浄化にも役立つ働きがあるといわれるので、リンパの滞りを感じる時にも取り入れてみると良いでしょう。

まとめ

脂性肌、乾燥肌、敏感肌など人によって肌の性質は違います。

ハーブを使った軟膏などを患部に直接塗る場合は、いきなり肌に塗らないで先に軽くパッチテストを行った方がトラブルを避けられるでしょう。

余談として、ライフステージの変化によっても肌の状態が変化することがあります。思春期ニキビなどが有名ですが、これはホルモンの分泌状態が変わり始めることで起こる肌悩みです。

私も10代後半~20歳くらいまでたくさんニキビができました。そのころにハーブ療法や食事療法を知っていたら、もう少しうまくセルフケアできてたのかなーと思います。

他人から見えやすい顔の肌トラブルは気になることも多いですが、そういうコト(時期)もあるんだなくらいに思ってあまりストレスを溜めないようにするのも大切ですね。

一般的にハーブは穏やかな作用を持ち、体に無理なく影響を与えますが、必ず効果が表れるものではありません。妊娠中・授乳中、持病がある場合や医薬品を常用している場合はハーブの使用を控えるか、事前に医師の判断を仰ぐようにしてください。

参考文献

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