基本的にハーブティーは熱いお湯を使って作られることが多いですが、カフェなどでは冷たいハーブティーを出されることがありますよね。
もちろん市販のティーパックなどを使って作るのが一番手軽ですが、自分で使いたいハーブや好みの風味があれば、自前でアイスハーブティーを作ってみましょう♪
アイスハーブティーは「水出しハーブティー」とも呼ばれます。
この記事ではアイスハーブティーづくりに必要な道具や、基本的な作成法についてご紹介します。
基本の道具
ハーブティーづくりにあると便利な道具はこちら。
最低でもティーポット・ティーカップ(コップ)、ティースプーンは必要です。
ティーポット | 陶器または耐熱ガラス製のものを使う (鉄やアルミは避ける) |
ティーカップ | 陶器または耐熱ガラス製のものを使う |
計量カップ | 使用するお湯や水の分量をはかる。ティーカップ1杯分は約180ml |
ティースプーン | 使用するお湯や水の分量をはかる。ティーカップ1杯分は、ドライハーブならティースプーン山盛り1杯~3杯。フレッシュならドライの2~3倍量が基準になる。 |
茶こし | ハーブ・スパイスを漉すときに利用する。ティーカップに茶こしが付いている場合が多いため、使わなくても良い。ハーブによっては葉などが細かくなるので、粗目の細かいものがおすすめ。 |
タイマー | 抽出時間を計るために利用 |
ハーブティーは軟水/硬水で味が異なります。
一般的に軟水が飲まれている日本では、茶葉を少なめにした方がおいしく飲めます。※日本で販売されている書籍の情報に従えばOK。
アイスハーブティーは2通りの作り方があるので、ポットはホット用とアイス用があると便利です。
アイスハーブティーの淹れ方①
初めにお湯でハーブを煮出して、後から氷を入れて味の濃さを調整する方法です。
アイスハーブティーの場合はドライハーブ・フレッシュハーブ、いずれもホットと同じ分量を用い、半分量のお湯を注いでつくります。(そうすることで、ハーブティーの味が濃くなります)
後から氷を入れて味を薄め、本来の風味にするわけですね。
必要な材料・作り方
- 熱湯 … 一人当たり90~100cc
- ドライハーブ … 3g
フレッシュハーブを使う時はドライハーブの3倍量が必要です。
- 清潔な状態のティーポットを選ぶ。
- ポットにドライハーブを入れ熱湯を注ぐ。
- ポットにお湯を入れたらすぐに蓋をして軽くゆすぐ。
- 3分~5分くらい待つ。
- カップにハーブティーを注ぐ。ポットから出すときはすべて出し切るようにする。
- 氷を入れて味の濃さや冷たさを調整する
ポイント
アイスハーブティーをカップに注ぐときは、やや高い場所からお湯を落として淹れると旨味が出てきます。
フレッシュハーブを使う場合、植物特有の青臭さが出てくる場合が多いので、レモンやオレンジなどの柑橘類、炭酸水などを加えると飲みやすくなります。
グラスにハーブの葉やフルーツなどを添えると、加えると映えておしゃれになります。
アイスハーブティーの淹れ方②
上記とは別に、水を使用し時間をかけて成分を抽出する方法もあります。
この方法のメリットは、熱で抽出されるカフェインやタンニンといった成分があまり出ないことで、ハーブを容器に入れた後、冷蔵庫に数時間入れておけば出来上がります。
必要な材料・作り方
- 清潔な水 … 一人当たり180~200cc
- ドライハーブ … 3g
フレッシュハーブを使う時はドライハーブ3倍量が必要です。
- 容器に細かくしたハーブを入れ、常温の水を灌ぐ
- 蓋をして冷蔵庫で6~8時間抽出する
- 茶こしを使ってグラスやティーカップに注ぐ
ポイント
抽出時に水を使う場合の注意点としては、加熱せず時間をかけて成分を出すため、雑菌が入りやすい点です。
事前に容器を熱湯消毒しておくことで雑菌が入るリスクを減らせます。
フレッシュハーブを使う場合、植物特有の青臭さが出てくる場合が多いので、レモンやオレンジなどの柑橘類、炭酸水などを加えると飲みやすくなります。
カルピスとかを使って甘味を出す方法もありますよ。
ハーブティーを作る時に注意すること
- 作ったその日のうちに飲む
- 雑菌が入らないよう注意する
- 長い期間同じハーブティーを飲んだり、多量しないこと
複数回に分けて飲む
ハーブティーでは、ハーブの有用な成分のうち水溶性のものを抽出するため、約5~6時間後には体内から排出されます。
そのため一度にたくさん飲むよりも、1日3回~4回に分けて飲んだ方が効果的です。
また、作ったハーブティーは時間がたつと酸化するため、その日のうちに飲むようにしたいところです。
雑菌が入らないように注意する
水だしをする場合は雑菌が入らないように注意します。
水出しの場合は、容器を煮沸消毒をしてからハーブティーを作るのが良いとされます。また、容器などの道具類は清潔な状態で保管するようにします。
長期連用はしないこと
長い間同じハーブティーを飲んだり、一度にたくさんの量を飲むと体に不調が起こることがあります。
もし副作用などが出てきた場合はすぐに摂取をやめ、お水(真水)を摂るようにします。
ハーブテの購入・保存について
基本的にハーブはフレッシュよりもドライの方が日持ちがよく、保管も簡単です。
ハーブティー用のハーブはできるだけ新しいものを選ぶようにしたいため、少量ずつ買い足してすぐに使い切る方が無駄なく活用できます。
- 密閉度の高い容器を利用する
- 直射日光のあたらない場所に保存する(冷蔵庫でなくてもOK)
- 温度に気を付ける
- あれば乾燥材を入れる