気温が下がり肌寒くなるとウイルスの活動が活発になり、感染症にかかる率が高くなります。毎年のことですけど、やっぱりかかりたくはないですよね…(;´・ω・)
そこで!体を感染症から守るために役立つチンキを作ってみることにしました。
エキナセアというハーブのチンキが有名ですが、このエキナセアに抗菌力に優れた3つのハーブ(セージ、タイム、ローズマリー)を加えてよりウイルスに対する抵抗力を高めています。
チンキについてはこちらで詳しく解説↓
作り方
用意する材料
- エキナセア(乾燥) … 2g
- セージ(乾燥) … 1g
- タイム(乾燥) … 1g
- ローズマリー(乾燥) … 1g
- 40度のアルコール(ウォッカなど) … 100ml
上の材料は目安です。100mlのアルコールに対して、ハーブが5gくらいになればOK。
必要な道具
- 蓋のあるガラスの広口瓶(ジャム瓶のようなもの)
- 茶こしまたはガーゼ
- 蓋つきの保存容器(あれば遮光瓶)
- 日付ラベル
チンキの作り方
ガラス瓶は雑菌の混入をふせぐため、あらかじめ煮沸消毒しておきます。
上記の材料のうち初めに必要になるのはハーブ、アルコール、ガラスの広口瓶の3つです。
まず、瓶にハーブとアルコールを加えます。どちらも入れたら、ハーブがまんべんなく浸るようにスプーンで軽く混ぜていきます。
(ここでは2倍量となるハーブ10g、アルコール200mlで作っています。)
瓶のふたをしっかり閉めて、軽く瓶を振ります。ひとまずこれでチンキ作成の初期段階が終わりました。
チンキを漉す日がわかるよう、ラベルを貼っておくと便利です。
ここではパッキンの付いた密閉容器に入れてみました。しっかり封できるのでおすすめです。
この瓶を棚の中など冷暗所に2週間置きます。この期間中も、ハーブの成分が出やすくなるよう、1日一回瓶を振ります。
2週間たったら、目の細かい茶こしなどを使って漉します。完成したチンキは密封容器に入れて保存します。
密封容器の方には必ず作成日を書いたラベルを貼っておくと、後で開ける日がわかりやすくなります。
1年間保存できるので、色々な使い方を試してみるといいと思います。
チンキを作る・使う時のポイント
- ハーブを漬け込む際は遮光性ガラスに入れるか、冷暗所において保管します。
- アルコールを含むので子供には与えないか、ごく少量の使用にとどめます。
パッキンとかが付いていて密封できるタイプの瓶がおすすめです~。
使ったハーブの特徴
エキナセア | 免疫賦活作用があり、感染症対策に用いられる。抗菌作用があり外用で使うと傷口を修復するのを助ける。 |
セージ | 抗菌作用があるほか、セージの次に抗酸化力が強いといわれる。口内の殺菌に役立ち環境を整える。 |
タイム | ハーブのうち最も抗菌力が強い。咳や痰を鎮める働きがあるので風邪の症状がある時にも活用したい種類。 |
ローズマリー | 抗菌作用の他、抗酸化作用や血行促進作用に優れている。清涼感のある香りが特徴で、食欲不振などにも活用される。 |
チンキはハーブティーと違って水溶性の成分だけでなく脂溶性の成分も抽出することができるというメリットがあります。
ただし、今回使った上記のハーブは水溶性のビタミンB群やC、ミネラルが含まれるものばかりなので、ハーブティーのブレンドにして飲んでも良いと思います。(ビタミンの場合はA・D・E・Kが脂溶性の成分です)
感染症対策に活用できそうなハーブの種類
のどの乾燥が気になりそうなら、粘液質の豊富なウスベニアオイやマーシュマロウも〇。
のどの粘膜を守るので、ウイルスが体内に侵入するのを防ぐのに役立つはずです。
他にもラベンダーやレモンバームも抗菌に良いのですが、香りが強いのでどちらかといえばアロマテラピーやハーブティー向け。強めの香りが気にならないようなら加えてみても良いかもしれません。
↓花粉症予防のチンキはこちら。基本的な作り方は一緒です♪
まとめ
チンキは漬け込み時間こそかかるものの、手軽に作れるハーブ製剤の1つなので誰でもすぐに作れます!
ハーブティーにひとさじ入れる他、お風呂に少し入れて肌から成分を取り入れることもできます。
個人的に秋の終わりごろになると、いつも色々と漬け物(バーム用の植物油、チンキなど)が増えてきます。
特に季節にこだわらずいつでもチンキは作れますが、アルコール自体にも抗菌作用があるので作成はなんとなく冬に集中しがちですね。
コロナに限らずインフルなどにかかるとえらい目に合うので、今年もチンキをストックです。