【ハーブ・スパイス】ホール・パウダー・粗びき3つのスパイスごとの使うタイミング|それぞれのメリット&デメリットを解説!

【ハーブ・スパイス】ホール・パウダー・粗びき3つのスパイスごとの使うタイミング|それぞれのメリット&デメリットを解説!

スパイスには原形か粉末かの違いにより「ホール・パウダー・粗びき」と呼ばれる分類があります。

白胡椒・黒胡椒のように、パウダーや粗びきのスパイスををストックしている家が多いのではないかと思いますが、料理がお好きな方はホールも常備しているかもしれませんね。

つくる料理によってそれぞれのメリットは少しずつ異なってきます。

3種類の形状を使うべきタイミングや、メリット・デメリットについてまとめてみました。

↓ホール・パウダー・粗びきの違いはこちらで詳しく解説!

目次

ホール・粗びき・パウダーを使うタイミング

【ハーブ・スパイス】ホール・粗びき・パウダーの違いについて|使うタイミングとメリット&デメリット

①ホールスパイスを使うタイミング

  • 長時間加熱する料理を作る時
  • 漬け込む料理にも〇
  • スパイスの香りを油などに移したい時

ホールのスパイスはハーブ・スパイス本来の形を保っているため、これを砕いたパウダーや粗びきのスパイスよりも鮮度が高い場合が多いのが特徴です。

香り自体が強い場合も多く、よい香りが長持ちします。そのため、焼き物や炒め物など、ある程度加熱が必要な調理時に使っても香りが飛びにくい傾向にあります。

また、マリネやピクルスのように漬け込む料理に使う場合はホールがおすすめです。

②パウダースパイスを使うタイミング

  • 下ごしらえをしたい時
  • 料理の仕上げをしたい時
  • 香りを強く出したい時

パウダーの利点はなんといっても料理に混ぜ込めること!ハンバーグやコロッケ、お菓子など原料を混ぜる必要のある料理で活躍してくれます。

また塩・胡椒のように料理へパラパラと振りかけて風味の調整に使うことができます。

特に、パセリやオレガノ、バジルのような葉を使ったハーブ・スパイスは料理の見た目を良くしてくれるので、外食でもよく見かけますよね。

香りは飛びやすく長持ちしませんが振りかけて使うため、料理全体に良い香りを取り入れることができます。

③粗びきスパイスを使うタイミング

  • パウダー利用時よりも香りを強くしたい時
  • 形や形状を残しつつパウダーの利点を生かしたい時

パウダーよりも強めの風味づけを行いたい時におすすめです。

粗びきのハーブ・スパイスは黒胡椒をステーキに使う、トウガラシをキムチに使うなど味の濃いものとの相性が良い傾向にあります。

砕く前の形が少し残るので、見た目的にもそれぞれの特色が出てきます。

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それぞれのメリット・デメリット

【ハーブ・スパイス】ホール・粗びき・パウダーの違いについて|使うタイミングとメリット&デメリット

ホールスパイスのメリット・デメリット

  • そのハーブ・スパイス本来のシャープな香りが楽しめる
  • 保存期間が3~4年と長め(10年ほど保存できることもある)
  • 香りを引き出したい時は、ミルを使う必要があるなど手間がかる
  • そのまま(ホール状態)では食べにくいことが多い

メリット

ホールのメリットは、パウダーや粗びきに比べて香りが強いことです。ホールのカルダモンやシナモンなどはすごく香りが強いです♪

保存期間も長く、3年ほどは保存がきく場合が多いようです。

使いきれず余ってしまうのはハーブ・スパイスあるあるですが、密封容器に入れるなどして適切に保管すれば長持ちさせることができます。

デメリット

デメリットはすり鉢でゴリゴリと砕く方法もありますが、クローブやコリアンダーの果実(種子)のように固いものは、手動で細かくするのがかなり難しいです。できても時間がかかります。

そのためスパイスミルを用意するか、予めパウダーで購入するのがおすすめです。

パウダースパイスのメリット・デメリット

  • 香りが強いので風味を加えたい時に便利
  • 料理の素材に混ぜ込こめる
  • 分量しやすく手軽に使える
  • 空気に触れる部分が多く、劣化しやすい

メリット

パウダーは細かく砕いている分、香りを分散させやすいです。香りをなじませるにはもってこいですね。

また、1つで何gもするホールのスパイスに比べて細かな計量ができるというメリットがあります。

デメリット

使ってすぐはすぐは強い香りがするものの、短時間で香りが飛ぶ傾向にあります。

調理工程の前半に加えると香りが失われてしまうため、パウダーを使う際は仕上げの前に加える方が良いです。

粗びきのメリット

  • パウダーに近いが、ホールとパウダーのいいとこどりをできる
  • 色味や食感を楽しめる
  • ホールよりも香りが飛びやすい
  • 買う場合は種類が少ない

メリット

粗びきはパウダーとスパイスの中間なので、強めの香りと見た目や食感を違和感なく料理に活用できます。

デメリット

購入する場合ですが、あまり種類がありません…。

黒胡椒、トウガラシ、ゴマなどは見かけますが探している種類が見つからない場合は、ホールのスパイスをスパイスミルなどで粗びきにしましょう♪

まとめ

ホール・粗びき・パウダーを使うタイミングについてのまとめでした。

それぞれのメリット・デメリットも知っておくことで、より適切に使い分けることができるようになるかと思います。

個人的にはホールを砕いて粗びきにしていつもの料理に、お菓子作りにはよくパウダーを活用しています^^

参考文献

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