ピーナッツオイルの効能・成分・特徴【マッサージに使われるキャリアオイル】

ピーナッツオイルの効能・成分・使い方【マッサージに使われるキャリアオイル】
目次

ピーナッツオイルの特徴

ピーナッツオイルはラッカセイ(落花生)の種子を圧搾して作られる植物油で、アーモンドオイルの代用品として活用されることがあります。

ほのかにピーナッツのような香りがあるのが特徴で、ビタミンやミネラルなどの栄養素、抗酸化に役立つポリフェノール類が豊富に含まれています。

現在では肌への吸収がよいオイルも販売されているようですが、ピーナッツオイルは他のキャリアオイルよりも経皮吸収が遅いといわれます。

しばらくの間肌にオイルが残りやすいため、脂性肌への使用は向かないとされています。ピーナッツのアレルギーがある場合も使用に注意が必要です。

エピソード

ピーナッツオイルはエドガーケイシー療法において、オリーブオイルとブレンドされオイルマッサージによく用いられています。

ピーナッツオイルの効果・効能

ピーナッツオイルはビタミンEやアントシアニン類、レスベラトロール、βカロテンなど抗酸化効果の高い成分が多く含まれているため、アンチエイジング力に優れたオイルです。

他にも抗アレルギー作用を持つケルセチン、ルテオリンといった成分が含まれます。

マッサージに使うと体内の巡りを良くして解毒を行い、膀胱炎やリウマチ・関節炎などの症状を改善に良い効果があるといわれています。

ピーナッツオイルに含まれる全脂肪酸の中では、オレイン酸が最も多く含まれています。オレイン酸は人の皮脂に最も多く含まれる成分で、肌の柔軟作用があるのが特徴。

オレイン酸には血中のコレステロール値を抑制して動脈硬化などを防ぐ働きもあります。

リノール酸が3割ほど含まれるため保湿効果も高めで、豊富なビタミン・ミネラル類が肌へ栄養を与えて美肌作りを助けます。

用途ボディのマッサージ、肌ケア用品の基材、石鹸の原料、食用油
黄金色
香りほのかにピーナッツの香りがする
肌タイプ脂性肌以外のすべての肌質
含有成分オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、ビタミン、ビタミンE、アントシアニジン、プロアントシアニジン、レスベラトロール、ケルセチン、ルテオリン、β-カロテン、ルテイン、ゼアキサンチン
和名落花生油

使用時の注意点

ピーナッツアレルギーがある場合は使用しないこと。

含まれる脂肪酸

オレイン酸が約4割を占めています。

酸化しやすい不飽和脂肪酸が多くを占めますが、抗酸化成分も多いためピーナッツオイルは比較的酸化に強いといわれます。

  • オレイン酸:41.6%
  • リノール酸:36.7%
  • パルミチン酸:11.7%
  • その他:10%
飽和脂肪酸パルミチン酸
不飽和脂肪酸オレイン酸、リノール酸
飽和脂肪酸とは?

飽和脂肪酸は、炭素間に二重結合を持たない脂肪酸で、肉類や乳製品などの動物性脂肪に多く、そのほかココナッツ油、やし油にも含まれている脂質です。血中のコレステロール値を上げる作用があり、適量であれば肌を滑らかにするなどの作用が得られますが、必要以上に摂取すると肥満や生活習慣病の原因になることがあります。

不飽和脂肪酸とは?

人の体内では作ることができない脂肪酸類で、食品など外部から摂取する必要があります。魚の皮や植物の種子などに含まれる油分で、多くはn-3系とn-6系のどちらかに分けられます。n-3系脂肪酸にはα-リノレン酸やDHA、EPA等があり、n-6系脂肪酸にはリノール酸、γ-リノレン酸などの種類があります。期待できる効果はアレルギーの改善、血圧やコレステロール値の改善、美肌、抗酸化などです。

ピーナッツオイルの使い方

  • 肌用クリーム
  • 軟膏
  • ヘアオイル・シャンプー
  • 石鹸

ピーナッツオイルは肌への吸収が遅めなので、保湿を目的とした使い方が多いです。

そのため、保湿に重点を置いた肌用のクリームの原料に便利です。

日焼け止めを塗った後のオイルクレンジングに用いるほか、ヘアオイルに使うと髪のケアによいといわれます。

アンチエイジング効果があるので、保湿と同時に日焼け等による活性酸素対策をしたい時にも役立つでしょう。

基本的なキャリアオイルの使い方
  • 手にオイルを数滴垂らし、肌や髪になじませて使います
  • オイルのブレンドはメインが8~9:サブが2~1くらいの割合で
  • 精油をブレンドする場合は、使用するキャリアオイルの1%以下の量を使うようにします
  • フェイシャルの場合は0.5%以下にします

原料となる植物:ピーナッツ(落花生)

ピーナッツオイルの効能・成分・使い方【マッサージに使われるキャリアオイル】

ピーナッツオイルはラッカセイ(落花生)の種子・ピーナッツを圧搾して作られる種子です。

ラッカセイはマメ亜科ラッカセイ属の一年草で、南米のアンデス山麗が原産地といわれています。

ピーナッツ自体は現地で古くから栽培・食用されていたようですが、オイルが圧搾されるようになったのは19世紀に入ってからだそうです。

また、メキシコのアステカ族の間で、ピーナッツは薬用に使われていたという記録があります。

ラッカセイの特徴

ラッカセイは熱帯~亜熱帯地域の植物なので、基本的に20℃以上の気温を必要とします。

マメ科の植物はつるを伸ばす種類が多いですが、ラッカセイはつるがありません。

30~50㎝ほどの高さに成長し、茎には楕円形の葉が複数で構成される羽状複葉の葉が互生します。

花が咲くのは6月下旬ごろからで、3~4㎝ほどの黄色い花が咲きます。その後、子房柄と呼ばれる部位が伸びて地中に潜りこみ、脂肪の部分が膨らんで地中で果実が大きくなります。

そのため「落ちた花から生える」という意味で落花生と呼ばれるようになりました。地中で果実を育てるのは、南米の強い太陽光から守るためだそうです。

学名Arachis hypogaea
英名peanut、groundnut
科名・属名マメ亜科ラッカセイ属
原産地南アメリカ
使用部位種子

主なキャリアオイル

アプリコットカーネルアボカドアルガン
アルニカイブニングプリムローズウィートジャーム
オリーブカメリアカレンデュラ
キャスターククイナッツグレープシード
ココナッツサンフラワーシアバター
スイートアーモンドセサミセントジョンズワート
ピーチカーネルピーナッツフラックスシード
ヘーゼルナッツホホバボリジ(ボラージ)
マカダミアナッツローズヒップ

参考文献

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