花粉症予防・対策に役立つエルダーフラワーと、ネトルを使ってチンキを作りました。
エルダーフラワーには花粉症の初期症状であるくしゃみや鼻づまり、のどの痛みといったアレルギー症状を抑える働きがあり、ネトルには血液をきれいにしてアレルギー体質を改善する作用があるといわれます。
ドライハーブとアルコール、保存用の瓶などがあれば簡単に作れるので、ハーブティー以外の花粉症対策をしてみたい時に是非どうぞ。
チンキは完成までに2〜3週間かかります。花粉症のシーズンが始まる1~2カ月ほど前から使うのが良いとされるので、早めにつくるのがおすすめです。
チンキについてはこちらで詳しく解説↓
チンキの材料
用意する材料
- エルダーフラワー(乾燥) … 3g
- ネトル(乾燥) … 2g
- 40度のアルコール(ウォッカなど) … 100ml
必要な道具
- 蓋のあるガラスの広口瓶(ジャム瓶のようなもの)
- 茶こしまたはガーゼ
- 蓋つきの保存容器(あれば遮光瓶)
- 日付ラベル
チンキに雑菌が入らないよう、瓶はあらかじめ煮沸消毒するようにします。
チンキの作り方
上記の材料のうち初めに必要になるのはハーブ、アルコール、ガラスの広口瓶の3つです。
まず、瓶にハーブとアルコールを加えます。どちらも入れたら、ハーブがまんべんなく浸るようにスプーンで軽く混ぜるとよいでしょう。
(ここでは2倍量となるハーブ10g、アルコール200mlで作っています。)
瓶のふたをしっかり閉めて、軽く瓶を振ります。ひとまずこれでチンキ作成の初期段階が終わりました。
チンキを漉す日がわかるよう、ラベルを貼っておくと便利です。
同じ量でエキナセアのチンキも一緒に作りました。エキナセアは免疫力をUPさせる働きがあるといわれるハーブです。
この瓶を棚の中など冷暗所に2週間置きます。この期間中も、ハーブの成分が出やすくなるよう、1日一回瓶を振ります。
2週間たったら、目の細かい茶こしなどを使って漉します。完成したチンキは密封容器に入れて保存しましょう。
密封容器の方には必ず作成日を書いたラベルを貼るようにしてください。
1年間保存できるので、色々な使い方を試してみるといいと思います。
主なチンキの使い方
- 希釈して肌の患部に塗る(化粧水・ローション)
- ハーブティー・飲み物に数滴加える
- ハーバルバス・手浴・足浴の際に加える
- 虫よけスプレーやエアフレッシュナーに加える
上記のうち、エルダーフラワー・ネトルで活用しやすいのは②、③。
ハーブに含まれる成分的には、手作り化粧品や虫よけスプレーなどにはローズマリーなど別のハーブを使った方が、良い効果があるかと思います。
まとめ
エルダーフラワーに関しては、砂糖やハチミツなどを使って作るコーディアル(シロップ)が良く知られていますが、チンキは作った後、長期保存(1年間)できるというメリットがあります。
エルダーフラワーやネトルをブレンドしてハーブティーを作るのも良いですが、毎日同じようなお茶を飲むのは飽きてしまうこともあるでしょう。
そんな時に、好きなお茶やヨーグルトなどにチンキをひとさじかければ、手軽な花粉症予防になります。
説明した通り、チンキはアルコールを使っているので、小さな子供には与えないか量に注意して使うようにしてくださいね。