前に買ったハーブティー、飲まずにそのままになっていませんか? ハーブが入ったティーバッグのパッケージには、賞味期限が書かれていないことも多く、「いつまで使えるんだろう」と気になる場合もあるのではないかと思います。
この場合は、香りとか見た目に違和感を感じないかなど、感覚で飲める・飲めないをチェックするしかなくなってきますよね・・・。
今回は、どのくらいの期間までならハーブティーを安心して飲めるのかを簡単にまとめました。
ドライハーブの消費期限の目安は半年~1年
ハーブティーの原料になるドライハーブは、収穫してから1年以内に使うのが理想とされています。
ただし、収穫してから流通するまでの期間があるので、実際には購入してから半年~1年後くらいが消費期限の目安になるといえますね。
収穫してすぐのハーブが新鮮なことは言うまでもないことなので、その時必要な分だけ購入して使い切るのが良いとされています。無駄なく使っていきたいところです。
パッケージの賞味期限は長めに書いてある?
ドライハーブなどの商品パッケージでは、2年以上先の日時が賞味期限として書かれていることがあります。これはメーカー基準による「保証」ということになり、信頼できる企業の商品なら記載されている期限まではOKと考えることもできます。
未開封のものであれば、空気に触れないため長い期間の保存がしやすいでしょう。
ハーブを酸化させないためにも、密封容器に入れるなど適切な管理が大切です。一度空気に触れれば酸化は始まるので、なるべく早く使い切ったほうが良いです。
酸化しているかどうか見分けるコツ
- 緑色だった部位が茶色くなる(変色する)
- 変なにおいがする
- 変な味がする
購入時の葉の色を覚えておけば、変色に気づきやすくなります。また、ドライハーブには水分が含まれないので、酸化しても異臭が漂うようなことはあまりないですが、気になったら使用は避けたいところですね。
個人的な体験としては、以前セントジョンズワートを購入したもののあまり体質に合わなくて、そのままにしていたら茶色っぽくなってしまったことがあります・・・。
古くなったハーブの活用方法
①ハーバルバスに使う
ハーブは水や熱湯に浸すことで水溶性の有効成分が出るので、ネットなどに入れてハーバルバスをつくってみましょう。
酸化が激しいものは使用できないですが、もう新鮮ではないかなーというハーブの活用方法としてはおすすめです。
- 木綿などのティーバッグを用意する
- 全身浴の場合なら20gくらいのハーブをティーバッグに入れる
- ②をお湯を沸かした浴槽に入れる
②土に混ぜて肥料にする
ハーブには様々な栄養が含まれているので、古くなったハーブを細かくしてから腐葉土などに加えれば肥料になります。土づくりのタイミングで古くなったハーブがあれば混ぜこんでみても良いでしょう。
ハーブティーの出がらしも同様に肥料にできるので、もったいないと感じた時は使ってみるとよいかもしれません。
③草木染の染料にする
ハーブによっては色素が抽出でき、草木染に役立つ種類も。
有名なのはベニバナやターメリック(ウコン)などで、ハーブを熱湯に浸して色出しができたら、布を浸して染色します。鉄や銅といった媒染材などを使えば、様々な色味を表現できます。
④ポプリ・サシェにする
ラベンダーやミントなど香りが良いものなら、ポプリやサシェにして楽しめます。綿の布などで作った袋に古くなったハーブを入れればすぐに出来上がり。紙でも代替可能です。
かばんや洋服タンス、靴の中に入れる他、リボンやひもなどで吊るせばクローゼットの消臭にも活用できます。
⑤うがいに使う
そんなに古くなっていないハーブなら、ハーブティーにしてからうがいに使うことができます。タイムやミント、セージ、ローズマリーなどの種類は抗菌効果が強く、口内の殺菌に向いているのでおすすめです。
まとめ
ハーブティーの賞味期限は、基本的に半年~1年くらいになります。ハーブティーは必要な分だけ購入し、なるべく新鮮なうちに使い切るのが賢い使い方です。
もし、ハーブティーが古くなってしまったときも、すぐに捨てる必要はありません。別の方法で再利用することもできるので、無駄なく使っちゃいましょう。
変なにおいがするなど、明らかに異常を感じる場合以外はそれなりに活用方法が見つかります。