ハーバルバス(入浴剤)|基本的な効果と全身浴・半身浴・手浴・足浴の行い方/作り方について

目次

ハーバルバスとは?

ハーバルバスはハーブが持つ水溶性成分を利用して、肌から有効な植物成分を吸収する方法(剤型)です。

なんだか難しそう?と感じるかもしれませんが、基本は温泉と同じでお風呂につかるだけで薬効が得られるためとても手軽です。

基本的にティーバックなどに好きなハーブを入れ、浴槽に入れるだけでハーバルバスが完成します。(濃いめのハーブティーを作ってお湯に入れる方法もあります。)

健康・美容にもプラス効果が

ハーバルバスはハーブに含まれる成分によって、お風呂の温浴効果とは別に、様々な相乗効果が得られます。具体的には、美肌などのスキンケアや肉体疲労回復、リラックス作用などなど。

お湯につかるため血液循環が良くなるだけでなく、毛穴が開くため肌から成分を吸収されやすくなります。

さらに、同時にハーブ製剤の一つである蒸気吸入も行え、ハーブの揮発性成分も一緒に取り入れられるというメリットも。入浴中にリンパ節のある首回りや、むくみやすいふくらはぎをマッサージするのもおすすめです。

ハーバルバスの効果・効能

①入浴後に体が冷えにくくなる

ハーブの持つミネラルは肌の表面に薄い膜を作ります。そのため、入浴後も体内から熱を逃しません。血行促進作用のあるハーブを使用すると、冷えやむくみに有効です。

②肌の調子を整え清潔にする

ハーブの種類によっては肌の腫れ・炎症・傷などのトラブルを改善する作用、保湿、抗菌作用があります。肌の健康を保ちニキビやあせもを防ぎ、免疫力UPにもつながります。

③アロマセラピー効果が得られる

特に入浴時におこる湯気(蒸気)にはそれぞれのハーブが持つ芳香成分が含まれています。

この香りは神経系を伝って脳に働きかけます。気分を改善してくれるだけでなく、ハーブによっては鼻詰まりやのどの痛みにも作用します。

ハーバルバスの種類

ハーバルバスには、全身浴、半身浴、部分浴として手浴・足浴があります。

全身浴

全身の疲労回復、肩こり、血行や代謝の改善に。肩までゆったりつかる方法で、全身の疲労回復・スキンケア等ハーバルバスのメリットを最大限に活用できる。

半身浴

全身の疲労回復、肩こり、血行や代謝の改善に。浴槽に少な目のお湯を入れて、みぞおちあたりまでつかる方法。全身浴と比較すると心臓など体への負担が軽く、長時間の入浴に最適です。

部分浴

手浴

手の疲れ、血行や代謝の改善、冷えがあるときなど。ハーブを入れたお湯に手だけを付ける方法で、指先の冷えや疲れをとるのに役立ちます。

足浴

足の疲れ、血行や代謝の改善、冷えがあるときなど。ハーブを入れたお湯に足だけを付ける方法で、足のむくみを解消し、疲労回復や冷え性の改善に役立ちます。

ハーバルバスを実践する前に(注意点)

  • ハーバルバスを利用する場合は、熱いお湯は避けてぬるめのお湯(38℃~40℃)で長めに入浴します。
  • 部分浴の場合はお湯の冷めるスピードが速いので、全身浴の時よりもやや高めの温度にします。
  • 精油を使用する場合は、必ず精油と湯を良くかき混ぜてから入浴するようにします。

使用するハーブはフレッシュ?ドライ?

基本的にはドライですが、フレッシュも使用することができます。

フレッシュのハーブを使用する場合はドライよりも多め(3倍量)を入れるのが基本です。

ユズ湯のようにバスタブに直接入れられるハーブもありますが、葉が小さなものだと後片付けが大変。熱湯で抽出した後に漉したもの(ハーブティー)を使った方が良いでしょう。

全身浴の行い方

ハーバルバス(入浴剤)|全身浴・半身浴・手浴・足浴の行い方

普通の入浴と同じく肩までゆっくりつかります。長時間お湯につかったほうが効果的なので、全身浴では特にお湯の温度はぬるめの38度~40℃に設定します。

必要な道具・材料

  • 木綿の袋またはティーバッグ
  • 好きなハーブ … 家庭用の浴槽なら20gくらいが目安

作り方・行い方

  1. 細かくしたハーブを木綿の袋もしくはティーバッグに入れます。または熱湯を注いで10分間抽出した濃いめのハーブティーを作ります。
  2. 浴槽のお湯に袋かティーバッグ(またはハーブティーを漉したもの)を入れ、入浴します。

ポイント

ハーブティーとして先に成分を抽出する場合は1ℓの熱湯にハーブを浸してからバスタブに加えます。この場合10分以上時間をかけて抽出します。

ハーブとアルコールで作ったチンキ剤を入浴剤として使用することもできます。

半身浴の行い方

浴槽に少なめにお湯を張り、おへそのあたりまでつかる方法です。冬など気温が低い時期は、次第に上半身が冷えてしまうためバスタオルなどを肩から掛けるようにします。

必要な道具・材料

  • 木綿の袋またはティーバッグ
  • 好きなハーブ … 家庭用の浴槽なら20gほど

作り方・行い方

  1. 細かくしたハーブを木綿の袋もしくはティーバッグに入れます。または熱湯を注いで10分間抽出した濃いめのハーブティーを作ります。
  2. 浴槽のお湯に袋かティーバッグ(またはハーブティーを漉したもの)を入れ、入浴します。

部分浴(手浴・足浴)

ハーバルバス(入浴剤)|全身浴・半身浴・手浴・足浴の行い方

お湯にハーブを入れ、手や足だけを付ける方法です。

末端血管が温められ血行が良くなると、全身の血の巡りも良くなります。風邪などでお風呂に入れないときのケアにもおすすめです。

足浴はスキンケア効果で、かかとの荒れなどの症状にも効果的です。

手浴法の行い方

必要な道具・材料

  • 洗面器
  • 好きなハーブ … 5gほど
  • 熱湯 … 2ℓ~3ℓ(容器の大きさで調整してください)

作り方・行い方

  1. 洗面器にハーブを入れ、5分以上抽出します。
  2. 水を加えてお湯を適温に調節します。
  3. 両方の手首から先を5分ほど浸します。
  4. 冷めてきたらお湯を加えてください。

足浴法の行い方

必要な道具・材料

  • バケツなど底の深い容器
  • 好きなハーブ … 5gほど
  • 熱湯 … くるぶしより上まで浸かる量

作り方・行い方

  1. 両足が入る大きさのがバケツに、ハーブ・スパイスを入れて熱湯を注ぎ5分ほど抽出します。
  2. 水を加えてお湯を適温に調節します。
  3. 椅子に座って、くるぶしの少し上まで両足を入れます。5分ほどは浸すようにします。
  4. 冷めてきたらお湯を加えてください。

そのまま入れることもできますが、ハーブが肌に触れ、気になる場合はざるなどでこしてから部分入浴します。

まとめ

基本的に袋に入れたドライハーブをお風呂に入れるだけなので、誰でも作れます。

菖蒲のように葉が大きめなものは、そのまま入れると風情が出ますよね。

お風呂に毎日入る人も多いと思うので、機会があったら試してみてください。少し古くなったハーブティー用のハーブを再利用するのもありです。

参考文献

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