ハーブ・スパイス単品とミックスの違い|単品/ブレンドどちらの方が使いやすい?特徴とメリットを比較

ハーブ・スパイス単品とミックスの違い|単品/ブレンドどちらの方が使いやすい?

スーパーに行くと、よく粉末のスパイスがケースに入って販売されていますよね。

単品のものもあれば複数のハーブ・スパイスがブレンドされた「スパイスミックス」も見かけます。

どちらの方が良く使いますか?ミックスの方が使いやすそうでお手軽感がありますが、単品にも大きなメリットがあります。

今回は、ハーブ・スパイス単品とミックスの違いについて比較してみました。

目次

ハーブ・スパイス単品について

ハーブ・スパイス単品とミックスの違い|単品/ブレンドどちらの方が使いやすい?

ハーブ・スパイス単品の特徴

ハーブ・スパイスの単品とは、葉や種子など決められた使用部位を利用するもののことを言います。

例えば、コリアンダーの種子だけ、タイムの葉だけ・・・など、1種類で構成される場合です。

ハーブ・スパイス独自の風味を活用できる

単品利用する場合は、それぞれのハーブ・スパイスが持つ風味をフル活用できる利点があります。

ハーブやスパイスはその種類ごとに辛みのあるものや、スーッとした香りのあるものなど様々な特徴を持っています。

ミックススパイスだとブレンドにより、それぞれの特徴が抑えられてしまうので、料理の味付けに特徴を付けたい時は単品の方が使いやすいのではないしょうか。

単品のハーブ・スパイスを組み合わせてオリジナルのスパイスが作れる

スーパーなどで市販されているハーブ・スパイスも、ミックスよりも単品の商品が多く販売されていますよね。

複数のハーブ・スパイスを集めれば、自分が作りたい料理に合わせて、好きなブレンドが楽しめるメリットがあります。

料理の飾りつけにも使える

また、収穫したばかりのフレッシュなものを使えば、料理の飾りつけにも使えます。

市販のスパイスミックスは基本的にパウダー状のものが多いので、ホール状態のハーブ・スパイスがあれば料理を作る過程も楽しめます。

ホールのものが販売されている

単品の場合だとハーブ・スパイス本来の形をとどめたホール(原形)状のものが販売されています。

ミックススパイスは既に粗く刻んだものか粉末の物しか見かけないので、ホールのハーブ・スパイス購入しようと思ったら単品を選ぶことになります。

ホールのハーブ・スパイスをミルなどで挽くと、フレッシュな香りが漂います。

基本的にホールの方が香りが良いので、本格的な料理を作る際にはこちらを選ぶのがおすすめです。

スパイス・ハーブを単品で使用するメリット

  • それぞれのハーブ・スパイスが持つ風味をフル活用できる。
  • 複数の単品ハーブ・スパイスを集めれば、自分でブレンドが楽しめる。
  • 風味に特徴を加えたい時に便利。
  • フレッシュハーブなどは料理の飾りつけに使える。

スパイスミックスについて

ハーブ・スパイス単品とミックスの違い|単品/ブレンドどちらの方が使いやすい?特徴とメリットを比較

スパイスミックスの特徴

単品のハーブ・スパイスを複数加えて、風味をブレンドさせた香辛料のことを「スパイスミックス」といいます。

「シーズニングスパイス」「混合香辛料」と呼ばれることもあり、日本でも良く知られるカレー粉やガラムマサラ、五香粉などはこのスパイスミックスに分類されます。

スパイスのブレンド数に特に決まりは無い

通常、3種類~5種類くらいが加えられます。

様々な種類のミックススパイスが販売されていますが、加えるスパイス・ハーブの数について特に定義は無いことが多いそう。

七味唐辛子のように7種類をブレンドするものもあれば、モロッコのスパイス・ラセラヌーのように20種類以上加えるものもあります。

ミックススパイスに加える種類・配合について

ミックススパイスに加えるハーブ・スパイスは、メーカーや生産者によって若干異なります。

インドの家庭で作られるガラムマサラは、各家庭によってハーブ・スパイスの配合が異なるため、「その家独自の味」が伝えられていますし、七味唐辛子は唐辛子、山椒、麻の実、黒胡麻以外のブレンドは老舗のお店ごとに異なっていたりします。

そのほか、フランスのスパイスであるエルブ・ド・プロバンスも、配合自体に決まりは無くローズマリーやタイムなど現地のハーブ・スパイスを活用して作られています。

外国料理など、地域特有の料理を作る時に役立つ

スパイスミックスを使うと、そのミックスが作られた国独自の味付けを表現できます。

中華料理やメキシコ料理など、外国料理を作る際に、エスニック感を引き出したい時はミックススパイスを活用してみると良いかもしれませんね。

シーズニングスパイスとは?

ハーブ・スパイスに砂糖や塩などの調味料を加えたもののことで、ハーブ・スパイスによる風味づけと味付けの両方が行える便利なスパイスミックスです。

日本の食卓でも定番の塩コショウのほか、シナモンシュガーなど、特定の料理に特化したシーズニングスパイスもあり、ハーンバーグ用、タンドリーチキン用、ムニエル用など、その料理を作るのに便利なブレンドが配合されたスパイスも販売されています。

味付けがうまくいかないときに頼ってみると良いでしょう。

オールスパイスって何?

ちなみに、スパイスには「オールスパイス」という種類があります。

複数のスパイスを混ぜたものと感じがちですが、これはフトモモ科オールスパイス属の植物から取れる果実を使った単品のスパイスです。

紛らわしい名前ですがクローブ、シナモン、ナツメグを合わせたような独特の味で、ミックススパイスのような味わいがあるためこの名が付きました。

肉料理やトマト系料理に合うスパイスです。

スパイスをブレンドして使うメリット

ミックススパイスのメリットとしては、料理の味が安定しやすいこと、ひとふりで手軽にたくさんのハーブ・スパイスを活用できることなどが挙げられます。

  • スパイスをブレンドすることで風味がより豊かになり、深みのある味が表現される。
  • ミックスしたスパイス同士がお互いの特徴を抑えることで、味がマイルドになる。
  • 味に穏やかさが出るので、幅広い年代に受け入れられやすくなる。
  • 市販のブレンド済み商品なら、挽いたり準備する手間がかからずすぐに使える。

ハーブ・スパイス単品とミックス、どちらの方が使いやすい?

結論から言うと用途次第です。

食材との組み合わせによりますが、スパイス単品だけを使って料理をつくると、良くも悪くもそのスパイスの個性が出た特徴的な味になります。

一方で、複数のスパイスをブレンドすると風味が抑えられてマイルドになります。

使い分けのコツ

肉の臭み消しをしたい時や、カレーなどの味を強めたい時は、1種類のスパイスを多めに使うとよいかもしれませんね。

スパイスに比べるとハーブは風味が穏やかな場合が多く、単品でも量に気を付ければあまり香りは気になりません。

和洋中華、それぞれよく使われるスパイス・ハーブが異なるので、その地域の味を再現したい場合は、ミックスの利用がおすすめ。

例えば、中華料理なら「五香粉」、フランス料理なら「エルブ・ド・プロバンス」など独自のミックスを使うことで、より本格的な仕上がりになります。

主なスパイスミックスの種類

スパイス名加えられるスパイス
七味唐辛子唐辛子、山椒、陳皮、青のり、ごま、麻の実、けしの実
チリパウダーオレガノ、クミン、ガーリック、パプリカ
カレー粉クミン、コリアンダー、クローブ
ガラムマサラブラックペッパー、チリペッパー、カルダモン、クミン、シナモン、クローブ、ナツメッグ
五香粉陳皮、山椒、クローブ、シナモン、スターアニス、フェンネル
三香粉シナモン、生姜、ニンニク
カトルエピスクローブ、シナモン、黒コショウ、生姜
エルブドプロバンスローズマリー、タイム、セイジ、オレガノ
ケイジャンシーズニング赤唐辛子、パプリカ、オニオン、オレガノ、コリアンダー
バハラットオールスパイス、ブラックペッパー、カルダモン、シナニッケイ、クローブ、コリアンダー、クミン、ナツメグ、ターメリック、サフラン、ショウガ、唐辛子もしくはパプリカ

上記はブレンドの一例で、メーカーや個人の好みで材料は変わってきます。

まとめ

ハーブ・スパイスはホール・粗びき・パウダーなど形状の違いもあるため、一概には言えませんが、

  • 料理を作ることやオリジナルブレンドを楽しみたいときは単品
  • 時短や味の安定性を優先したい時はミックス

と使い分けるのが良さそうです。

七味唐辛子やカレー粉のような定番だけでなく、オリジナルブレンドを開発して販売しているお店もあるので、自分でスパイス・ハーブの組み合わせを試して「これは!」というブレンドができたら紹介してみるのも面白いかもしれませんね。

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