ミントやタイムなど地面を這うようにして枝を伸ばすハーブ(植物)は、冬に一度枯れてしまっても地中で根や枝を伸ばして春にまた芽を出すことがあります。
また、匍匐性の植物は基本的に地面を覆うようにして広がり、自分の勢力圏(?)をどんどん広げていくため、繁殖力が強いことでも知られます。
ガーデニングでは「グラウンドカバー」とも呼ばれて庭に彩を作る役目も。
ここでは、そんな匍匐性のハーブの特徴を簡単にまとめてみました。
こちらの記事はただの園芸日記です。
ペパーミントの例
昨年はペパーミントをプランターで育てていました。
種から育てたもののあまり増えずに枯れてしまったので、春になってから片付ければいいかと特にいじらずそのまま放置していたところ、気温が上がってきてから芽が出てきました。
こちらが一度枯れた後、復活したペパーミント↓
昨年はバジルと一緒に寄せ植えしていたのですが、寒さに弱いバジルは冬に枯れてそのままプランターの中がわびしい状態に。
バジルの根があるあたりからもミントの新芽が出ていて、知らないうちにずいぶん枝を伸ばしていた模様です。
このプランター、今年はペパーミントでいっぱいになりそう。地植えにしたらえらいことになりそうですね。
アップルミントの例
別のプランターでアップルミントも育てていました。
際限なく伸びるタイプだったので昨年は適度に枝をカット。冬はあまり育たず、適度に水をあげてそのままにしていました。
春になって気づいたのですが、こちらも冬の間に地中で枝を伸ばしていたようです。↓
しかも、土の中に枝が入り込み、その枝からまた根が生えてという見事な繁殖ぶり。
私は植物の専門家ではないのでまだよくわからないことも多いのですが、植物って結構賢いなーと思った瞬間でした。
土の中は外よりも温かいので、冷えなくて済むのかもしれません。ミントも温かい場所が好きなようです。
匍匐性のハーブの種類
- タイム
- ミント
- ローズマリー
- レッドクローバー
- ワイルドストロベリー
- ラムズイイヤー
- オレガノ
- ドクダミ
- コモンスピードウェル
ローズマリーは立性と匍匐性があります。ハーブ園などでは立性の方を良く見かける印象。
野原でよく見かけるクローバーもハーブの一種。お庭が広ければ、緑の絨毯を作ってみるとよいかもしれません。
匍匐性の植物を植える時のポイント
- 匍匐性の植物は繁殖力が強く、他の植物を圧倒してしまうことがあるため植える場所には注意が必要
- 隣の家の敷地まで浸食しないよう、適度にカットする
- 通年で育てる場合はそのハーブ用のスペースを確保する
- やや日陰でも育つので、玄関や庭の空いたスペースに植えると見栄えが良くなる。
- 夏以外は水やりは控えめでもOK
まとめ
基本的にグラウンドカバーにも使われる匍匐性の植物は、とても丈夫です。
なんというか「強い」のです。多くの種類が一年中緑の葉っぱを付けていて、日陰でも育ち、かつ繁殖して他の植物の養分を奪っていく・・・という性質を持ちます。
とはいってもやはり生き物ですから、時々様子を見て世話をしてあげることで、長く素敵な姿を見せてくれることでしょう。
ちょっとクセはありますが、園芸初心者でも育てやすい種類が多いので、初めてのハーブ栽培にもおすすめです。