もうすぐ冬本番で日中の寒さも増してきましたね。私の住む地域でも朝は冷え込むことが多く、そろそろ外でのハーブ栽培は難しくなってきました。
常緑種の多年草などはともかく、春に植えた一年草はそろそろ生育が滞りそう。
そんな中、割と元気なのが自宅で育てているワイルドストロベリーで、今頃になってたくさんの花や実をつけています。
葉・花・果実どれをとってもすごくかわいいので、機会があったら育ててみてほしいハーブです。
ワイルドストロベリーの果実
ワイルドストロベリーは野イチゴの一種。コロンとした形が見た目的にもかわいいですよね♪
うちでは今年の春に植えて、5月頃にも少しだけ果実がなりました。が、今の方が元気です^^
スーパーでよく見かけるオランダイチゴに比べると小さく、親指くらいのサイズしかありませんが、食べてみると少し酸味があっておいしく、ちゃんとイチゴ系の味がします。
小さな白い花が咲いた後、同じ場所から果実がなります。ワイルドストロベリーを育て始めてお花が咲いたら、果実もゲットできる可能性大です。
肥料を与えすぎない
「たくさん実をつけてもらうためにも、しっかり肥料を上げた方が良いのでは?」と思いがちですが、イチゴは意外と肥料を必要としないそうです。
むしろ肥料を多く与えることによってかえって病気になったり、傷んでしまうリスクがあるといいます。
イチゴ用の肥料も販売されていますが、今年は追肥をほとんどせずに育ててみました。来年以降はこのイチゴ用肥料なるものを試してみたいです。
葉っぱもハーブティーに加えて役立てられる
ワイルドストロベリーの葉は茎先から3つの葉が生えそろう、「三つ葉」のかたち。
葉は柔らかく細かな毛が生えているため、触るとふわふわ感があります。後述しますが、この葉は乾燥させることでハーブティーにすることもできます。
梅雨時期は茎の数が増えて風通しが悪くなるので、蒸れないよう収穫もかねて適度にカット。必要のない茎を根元近くからザクっと切ることで植物全体に栄養が回りやすくなります。
ワイルドストロベリーはどう使う?
葉をハーブティーに使用
葉はハーブ(薬草)としてハーブティーにできます。
まろやかかつあまりクセもなく飲みやすい味で、少しベリー系の酸味を感じることもあります。
ワイルドストロベリーのハーブティーには渋み成分のタンニンが含まれており、飲むと番茶みたいにのどの奥がキュッと引き締まります。
ワイルドストロベリーにはどんな効果がある?
ワイルドストロベリーに含まれる鉄分が貧血予防に役立つほか、タンニンが持つ収れん作用&ビタミンB、C、Eの働きにより肌の調子を整えるのにも良い効果があるといわれています。
- 利尿作用
- 強壮作用
- 収れん作用
- 肝機能亢進作用
- 緩下作用
- 浄化作用
生の葉には特性があるので気を付ける
生の葉にはわずかながら毒性があるそうなので、収穫した生葉をハーブティーに使用するときは注意。干して乾燥させれれば毒性はなくなります。
ハーブ専門店でもハーブティー用の乾燥葉が入手できるので、そちらを購入して使うのも良いと思います。
果実をジャムに
ブルーベリー、クランベリージャムのようにワイルドストロベリーのジャムも作れます。
ワイルドストロベリーの果実は小さいので、瓶詰のジャムを作る場合はそれなりの量が必要になるのがネック。量的に足りなければ、他のベリー類にミックスさせてイチゴ風味のミックスジャムを作る方が手軽です。
果実をお菓子作りに
果実はパイやケーキなど各種お菓子に加えて、有効活用できます。
収穫したての果実がおいしいですが、ドライフルーツにすることもできます。乾燥させたワイルドストロベリーを粉末にし、お菓子に混ぜ合わせてもイチゴの風味が楽しめそうですね。
まとめ
ワイルドストロベリーの記録でした。
ワイルドストロベリーはもともと原産地が北米やヨーロッパなどの寒冷気候のため、比較的寒い気候にも強い植物なのだそう。
通常のイチゴは11月から2月頃の寒い時期は休眠期間に入り、生育が一度止まるそうなので、冬になる前にたくさん実をつけてくれたのはありがたいです。
ホームセンターや園芸店で苗を入手でき、栽培難易度も低め(だと思う)のでおすすめです。