ガムの原料にも使われるスッキリ系ハーブ・ペパーミントを栽培・収穫したのでメモ書きです。
ミント系は結構増える(広がる)スピードが速いので、地植えにすれば大量に収穫できることも多いようですね。
ハーブティー・ドライフラワー・ポプリ・染色などなど様々な使い道がありますが、夏らしくペパーミント特有の清涼感を活かしてミントティーを作りました。
ペパーミントを収穫する

ミント類は生命力が強いので、日当たりのよい場所で適度に水を挙げていれば放置気味でも良く育ちます。
実際に育ててみた感じだと、暑くなる前の6月~7月頃が一番青々と茂りますね。外で育てる場合はそれなりに虫がつくので、害虫対策はした方が良いです。
植えてからある程度時間が経つと、だんだんつるのように茎が長く伸びてくるので、適度に収穫を兼ねてカットしていきます。
肥料は少なめでもOK。良く育っているペパーミントからは、特に葉をちぎったりしなくても独特のスーッとした香りが漂ってきますよ。
乾燥させてハーブティーにする

いくつかの茎をフレッシュハーブティーに使い、残りの葉を乾燥させてストック用にしました。
葉の緑色が濃くてきれいですね。
ハーブの多くは乾燥させ水分がなくなると、成分が凝縮されてより香りが強くなります。そのため、消臭を目的にしたポプリにもおすすめです。
茎も利用できますが、葉の部位だけをちぎってざるの上に。ペパーミントの葉は薄いので、干し始めた後3日ほどでほとんど水分が抜けてきます。
自宅で栽培できなくても、ペパーミントはハーブティーの中でもメジャーなので、ドライハーブは比較的簡単に手に入ります。
夏のさっぱり系ドリンクにペパーミントのハーブティーを

乾燥させたものをハーブティーにIN。夏なので、レモンバームやレモンバーベナといった爽やかなシトロン系のハーブを加えてみました。
上記は普通の温かいハーブティーですが、真夏に熱いハーブティーを飲むのはちょっと・・・という場合は、アイスハーブティーがおすすめ!
フレッシュのペパーミントでアイスハーブティーを作ると飲み水に清涼感が加わります。(ドライでもつくれます)
ただ、ペパーミントのシングルティーだと清涼感が強くなりすぎたり、やや植物特有の臭みを感じることがあるので、輪切りのレモンや他の香りのよいハーブを加えて飲む方がおいしくなります。
一日の使用量は3g~6グラムくらいまでにとどめ、おいしくいただきましょう。

ペパーミントの効能

ペパーミントのメディカルハーブとしての主な効果は、
- 賦活のち鎮静作用
- 鎮痙作用
- 駆風作用
- 利胆作用
- 健胃作用
- 抗菌・抗真菌作用
といったもので、頭痛がある時や吐き気がある時、ペパーミントが持つ清涼感が症状を和らげてくれるといいます。
胃の調子を整えたり腸内のガスを排出する働きもあるので、満腹感がつらい時にも取り入れてみると良いかもしれません。
口の中の抗菌にも役立ってくれるので、食後のお口直しにおすすめなハーブです。

賦活のち鎮静とは
ちなみに、「賦活のち鎮静」というのは神経を活発化させたあと、しばらくしてから神経を落ち着かせるという働きで、ペパーミント以外ではほとんど見かけない効能です。
頭の回転を一時的に良くした後、ちょっと眠くなる作用といったらわかりやすいでしょうか。
あまりたくさん飲むと体がリラックスモードになってしまいますが、頭をスッキリさせる目的では勉強をしたい時のお供にもペパーミントが役立ってくれます。
先ほど紹介したレモンバームやレモンバーベナにも鎮静作用があるので、脳の働きを活性化させるのが目的なら別のハーブをブレンドした方が良いでしょう。
