フィトセラピー(植物療法)や、ハーブを取り入れた暮らしをしてみたいという時に参考になる本を10冊挙げてみました。
本によって、簡単に始められそうな内容から、ちょっと難しそうだけど憧れるといったレベルまで様々。ハーブティーや料理のレシピが掲載されている本を中心に、ハーバルライフの役に立ってくれそうな本をまとめています。
ハーバルライフを始めてみたい時におすすめな本
「生活の木」の暮らしのハーブ365日 (育てる・食べる・飾る)
ハーブやアロマテラピーなどの製品を取り扱うブランド「生活の木」によるハーブの使い方レシピ。人気ハーブ18種類の育て方や料理・フラワーアレンジ・美容での活用方法などが掲載されています。
365日分のレシピが書かれているわけではないですが、ハーブバターやバジルソースなどの定番料理が載っています。育て方が重点に置かれている印象なので、ハーブ栽培にも挑戦してみたい人におすすめ。
ココロとカラダに効く ハーブ便利帳
そのハーブを手に入れたらすぐに実践できそうなレシピが多く、とても実用性の高い本です。
西洋系のハーブを取り扱った本が多い中、シソやゴボウ、ハトムギといった日本のハーブが多く取り上げられているのがうれしいポイント。102種類の解説+レシピが良くまとめられており、これから日常生活にハーブ療法を取り入れてみたい人は必須ともいえるくらい便利な本です。
ハーバルライフのステップアップにおすすめな本
月と太陽、星のリズムで暮らす【薬草魔女のレシピ365日】
タイトルの通り、薬草療法に加えて占星術的な要素を取り入れて、ハーバルライフを楽しむためのレシピがたくさん掲載されています。
季節ごとのハーブティー、料理、精油など情報が多岐にわたるので、今ある知識を増やしたい時にグッド。文章メインなので、映像的なイメージはわきにくいかもしれませんが、自分でハーバルライフをクリエイトするときに参考になる本です。
ハーバルライフの参考になる本
香りの扉、草の椅子 ハーブショップの四季と暮らし
蓼科にあるハーブショップ「ハーバルノート」の店主さんが書いた本です。爽やかな風景やショップの写真が多数使われており、「ハーブを取り入れて過ごすならこんな暮らしをしてみたい!」と感じてしまいそう。
文章も優しい語り口で、情景が鮮明に思い浮かびます。全体的にエッセイのような印象ですが、ハーブやアロマテラピーのレシピも掲載。日常を忘れてハーブやアロマの世界に浸れる本です。
ベニシアのハーブ便り 京都・大原の古民家暮らし
京都・大原に住む著者による本。イギリス生まれの著者のルーツやハーブとの出会い、日本での生活などを綴ったエッセイがまとめられています。ハーバルライフについてのヒントがたくさん書かれているので、何度も読み返したい本。
ハーブを使った料理レシピが数多く載っているので、ハーブを料理に活かしてみたい人の参考になるかと思います。
パリジェンヌの薬箱
フランスのパリジェンヌたちが、どんな風に植物療法を取り入れているのかを知れる本。フランスやドイツは日本よりも植物療法が浸透しており身近なものなのだそう。
本ではハーバリストやセラピストなど、様々な職業の方にインタビュー。説明ばかりにならず、ハーブを使っている人の声を知れるのがいいところです。フィトセラピーの基本的な解説や、日本での取り入れ方なども書かれているので、ハーブに詳しくなくても読めます。
ゆるめる・温める・巡らせる
「体調が気になるけど薬に頼るのちょっと・・・」という時に身体をほぐして心を落ち着かせる方法が書かれている、実践的な本。
ハーブティーや料理といった基本的なハーブの使い方だけでなく、体を温めるバームやハーバルバスのレシピなどを掲載。「植物療法」の枠にとらわれず、ストレッチやヨガといった簡単にできる体のケアが載っているのもうれしいポイントです。
揺らぎを感じがちな年代の女性や、ハーバルライフをさらに洗練させたい時に役立つ本だと思います。
あした、ハーブを植えよう ―植物のチカラで家族を守るー
近江にあるハーブガーデンの風景や、ワークショップなどの様子が載っています。この本に書かれているのは、おすすめ8種類のハーブの基本情報のほか、育て方やバームやチンキといった製剤の作り方、四季のハーバルケア、美容ケア方法など。
レシピの数が多く、内容的にも詳しく書かれているので、ハーブの使い方の幅を広げたい時に役立ちます。フィトセラピーを気軽に取り入れてみたい人におすすめです。
ハーブの文化を知りたい時におすすめな本
魔女の12ヵ月 自然を尊び、知り尽くした魔女の「暮らし」と「知恵」
薬草や占星術などを駆使しながら生きてきた魔女の文化について、親しみを込めて書かれている本です。
魔女のライフスタイルや歴史、暮らしに役立つレシピを12ヵ月ごとに分けて掲載。季節のハーブティーや簡単に作れるクラフトなどもあり、魔女のエッセンスを取り入れたハーバルライフをしてみたい人におすすめ。
写真は掲載されていませんが、著者のイラストのタッチが優しく、読み物として楽しめる本です。
ドイツ薬草療法の知恵 聖ヒルデガルトのヒーリングレシピ
ドイツ植物療法の祖・聖ヒルデガルトについて学べるおすすめ書籍。修道院長だったヒルデガルトの暮らしや、当時の文化、思想などに触れることができます。写真も美しく風光明媚なドイツに行ってみたくなるかも。
ジャンル的には料理本で、ヴィーガン料理のレシピが多数掲載されています。ヒルデガルトが良いとしたハーブや食材についてもまとめられているので、料理が好きな人はアレンジしたり、自分のレシピに取り入れてみるとよいかもしれませんね。
まとめ
今回上記で紹介した本がおすすめ!なのですが、人によって知りたい内容は異なると思うので、まずは図書館などで見る機会があれば目を通してみるのがよいでしょう。
なかなかハーバリストのような暮らしはできなくても、日々の食事やケアに使えるヒントがいっぱい見つかります。
ハーブ関連の本も、毎年新しい書籍が出てきますから適時チェックして新しい情報を得ていけるといいですね。