ハーブを使ったバスソルトの作り方|塩の保湿・血行促進+ハーブの効果でなめらかな肌作り

ハーブを使ったバスソルトの作り方|塩の保湿・血行促進+ハーブの効果でなめらかな肌作り

空気が乾燥する時期にポカポカと体を温めてくれるバスソルト。愛用者も多くメーカーから様々な種類が販売されています。

市販のものは既に香り付けされているものも多いので、自分の好きな香りで入浴したい時は好きなハーブや精油を天然塩に混ぜて作るのがおすすめ。

とても簡単に作れるのがポイントで、規定量の材料を混ぜ合わせるだけでスグにお風呂に入れて楽しめます。

目次

バスソルトとは?

ハーブを使ったバスソルトの作り方|塩の保湿・血行促進+ハーブの効果でなめらかな肌作り

バスソルトとはその名の通り、入浴時にバスタブに入れ、美容・健康目的に利用される入浴剤・塩のことです。

食塩とは異なり、ハーブや精油(エッセンシャルオイル)を加えて薬効・香りが加えられるのが特徴です。

ハーブやスパイス・精油に含まれる植物由来の成分には様々な効能があり、皮膚から浸透させることで体全体へ穏やかに作用します。

その結果、通常お風呂に入って得られる効果(血行促進・疲労回復など)だけでなく、

  • 肌が美しく滑らかになる
  • 肌の炎症が抑えられる
  • 保湿効果が得られる
  • 気分のリフレッシュにつながる

などのうれしい相乗効果が得られます。

バスソルトに使われる岩塩やエプソムソルトにはミネラルがたくさん含まれており、保湿や保温に役立つ働きがあります。

詳しい効果は記事の後半で紹介していますが、バスソルトは肌の健康に良い効果があるといえます。

バスソルトの材料(1回分)

  • 好みのハーブ・スパイス・・・1g~3g
  • または精油・・・1滴
  • 天然塩またはエプソムソルト・・・20g~30g
  • サシェ用の袋、ティーバッグ

バスソルトの作り方

作り方は、ハーブ・スパイスや精油、天然塩を混ぜるだけです。

粗い岩塩などは溶けるのに時間がかかることがあるので、湯船に直接入れるのではなく、サシェ用の袋やティーバッグに入れてから使った方が良いです。

  • ハーブやスパイスのサイズが大きい時や硬いときは、少し砕いたり、粉末にします。
  • ここでは精油も材料の1つに加えていますが、入れなくても作れます。
  • 肌に合わない場合はすぐに使用を止めてください。

バスソルトの行い方

発汗作用があるので、お風呂に入る前や入った後、水分を十分に取るようにします。

STEP
お風呂を沸かす

まずはバスタブにお湯をそそいでお風呂を沸かしましょう。バスソルトは体を温める効果が高いので、お湯の温度が高いと必要以上に発汗してしまいます。そのため、温度はややぬるめの38℃くらいに。

心臓への負担が気になる場合は半身浴がおすすめです。(バスソルトは半分量で作ります)

STEP
好きなハーブ・スパイス、精油を使ってバスソルトを作る

上記の材料でバスソルトを作ります。バスソルトは1週間ほどであれば、保存可能。保管する場合は、密封容器に入れて、冷暗所に置きます。

STEP
作ったバスソルトをバスタブに入れる

バスソルトを加えたら、お湯を良くかき混ぜていきます。まんべんなく混ざったら、すぐにお風呂に入れます。

STEP
お風呂にゆっくり浸かる

長めに浸かった方が良いとされるので、無理をしない程度にお風呂で体を温めます(20分くらい)。

ふくらはぎなど筋肉の痛みがある部位をマッサージすると、痛みが改善しやすくなります。

STEP
上がる前にシャワーを浴びるとGood

お風呂から上がるとバスソルト特有のヌルっとした感触を感じるので、浴室から出る前に軽くシャワーを浴びて洗い流すと〇。

お肌がすべすべになります♪

おすすめハーブ・スパイス一例

リンデン保湿効果があるハーブです。リラックス作用があり、神経の緊張状態を和らげます。
ヒースアルブチンという成分による、美白にうれしい効果が知られています。
ローズマリー血行促進や抗菌に役立つハーブです。抗酸化作用も知られています。
ラベンダーリラックス効果が高いハーブです。香りが良く、夜ぐっすり眠りたい時におすすめです。

おすすめ精油一例

ローズオットー華やかな花の香りで気分を明るくしてくれます。抗菌・収れん作用を持ちます。
フランキンセンス抗菌・エイジングケア効果があり、スキンケアにも使われます。
オレンジ
(スイート、ビター、ブラッド)
柑橘系のジューシーな芳香があり、肌の調子を整えてくれます。
ネロリストレスをやわらげ、血行を良くします。乾燥肌を改善します。

バスソルトの主な効果

ハーブを使ったバスソルトの作り方|塩の保湿・血行促進+ハーブの効果でなめらかな肌作り

①血行が良くなる

身体が疲れていると筋肉の収縮力が落ち、血行が滞りやすくなります。結果として体内に疲労物質や老廃物が溜まりやすくなるので疲労回復を考えるうえで血行を良くすることは大切です。

天然塩には体の熱を保ち、血行を良くする働きがあります。そのため、バスソルトを使えば、同時に温浴効果により体が温まるので、体の疲れが取れやすくなります。

手足の冷えが気になる時にも使ってみたいですね。

②新陳代謝

天然の塩はマグネシウムやナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。ミネラル類は皮膚の新陳代謝をサポートする働きがあるので、肌の状態を良くして清潔に保つ効果があります。

血行が良くなることでも新陳代謝が促されるため、相乗効果で肌の調子が良くなります。

③保湿効果

さらに、ミネラルには皮膚内の水分を保つ働きがあるため、保湿効果も期待できます。

バスソルトを使ってお風呂に入ると肌がつるつるになりますが、あれはミネラル類の効果ということになりますね。

まとめ

ハーブを使って行うバスソルトについてでした。

岩塩やエプソムソルトはミネラルたっぷりなので、肌の乾燥が気になる時におすすめです。温浴効果により毛穴が開いて塩や精油、ハーブの成分が肌から浸透します。

肌の調子を整えてくれるので、肌荒れが気になる時にも〇。身体も温まります。

冬場の寒い時期など湯冷めしやすい時は、バスソルトをお風呂に加えてみるとよいかもしれませんね。

また、バスソルトといっても塩を加える以外に特に決まりがあるわけではないので、材料にハチミツやチンキを加えるのもいいと思います。

様々な効能を目的とした市販品もたくさん販売されていますが、ハーブ・スパイス、精油などを加えれば自分でもオリジナルのバスソルトが作れます。

参考文献

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