ハーブや精油を使って簡単に作れる製剤「芳香浴」。癒し効果が高くハーブ・アロマ生活を始めたらまず作ってみたいアイテムの1つです。
作り方は、ボウルに適量のお湯を入れてハーブ・精油を加えるだけ!お部屋に置けば、植物由来の香りがふんわりと漂います。
使うハーブや精油の種類によって少しずつ効果が異なるので、その時の気分や用途によって使い分けると良いでしょう。そこで、今回は芳香浴で特におすすめのハーブ・アロマについて紹介します。
抗菌効果の高いハーブ・風邪予防
ゲットウ
清涼感のある個性的な香り。
抗菌作用があるため、部屋の空気をきれいにしてくれます。痰を排出しやすくする作用もあり、風邪などの予防やのどの不調にも良いハーブです。
タイム
植物特有の苦みとすっきりとした香りが混じる。
高い抗菌作用や防腐作用があります。特にのどの痛みや、鼻炎などの呼吸器系のトラブルに働きかけます。秋など、体調を崩しやすい季節の変わり目におすすめです。
セージ
スーッとした香りで、鼻にツンとくるような独特の芳香があります。
浄化作用が強く抗菌力のあるハーブとして知られています。頭をスッキリさせたい時にもおすすめです。
リフレッシュにおすすめ
ペパーミント
すーっとした清涼感のある香りが特徴。花粉症の多い春やクールダウンしたい暑い夏におすすめ。鼻を突き抜けるような香りが眠気を摂り、集中力を高めてくれます。
レモングラス
レモンのような香りでリフレッシュしたいときにおすすめです。抗菌作用があり、風邪など感染症の予防に役立ちます。防虫作用もあるので虫よけにも。
リラックスにおすすめ
ラベンダー
「ハーブの女王」と呼ばれ、特徴的な華やかな香りがあります。
この香りにはリラックス効果があり、不安や緊張があるときやよく眠れないときなどに有効です。抗菌作用もあるので、部屋の空気清浄や風の予防にも役立ちます。
リンデン
リンデンの花のドライハーブを使って芳香浴を行うと、甘い香りが漂います。不眠や不安を解消させ、心身をリラックスさせる効果があります。
集中力UP効果のあるハーブ
ローレル
すがすがしい甘い香りで頭をスッキリさせ、集中力を高めます。また、ローレルの香りには胃腸の不調を整える効果があるといわれています。
ローズマリー
ペパーミントなどと同じ成分が含まれるため、スーッとした香りが特徴。
すっきりした強い香りが集中力を高め、脳の働きを活性化させてくれます。疲れた時や試験勉強前に良い効果があります。抗菌効果も強く、ハーブの中で一番効果が高いといわれます。
芳香浴におすすめの精油(エッセンシャルオイル)
精油は少しの量を使うだけで、お部屋に十分な香りが漂います。1~3、4滴を目安に、熱湯と一緒に芳香浴用のボウルへ加えてください。
スイートオレンジ
オレンジの果実そのままの甘い香りが楽しめます。心配で気分が落ち込んでいるとき、前向きな気持ちにしてくれます。
ユーカリ
抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪などの感染症予防におすすめです。のどの不調や花粉症、頭痛などの症状にも役立ちます。
ラベンダー
刺激が少なく、様々な作用を持つので常備しておきたい精油。香りは強めですが、リラックス効果があり、不安で落ち着かないときや眠れないときにおすすめです。
イランイラン
華やかかつスパイシーな香りがあります。ストレスの緩和に良く、気分の落ち込みを改善させる働きがあります。ストレス性の症状がある時にも効果的です。
ヒバ
木の香りが心身のリラックスによく、抗菌、消臭効果もあります。その他、防虫効果も知られており、芳香浴や虫よけに活用しやすい精油です。
まとめ
芳香浴に関しては、ハーブよりも精油の方が特製を活かしやすい印象ですね。精油の種類は多いので、使いやすそうなものだけをピックアップしました。
芳香浴でハーブを使うメリットは、基本的に香り成分(揮発性成分)が凝縮された精油よりも、ハーブの方が香りは穏やかになることです。
芳香浴では植物に含まれる揮発性成分を利用するので、ここで紹介したハーブの精油も同様の効果があるといえます。
また、柑橘類の香りがあるシトラス系は、精油以外でも乾燥させたものをハーブとして扱えます。そのため、レモンやオレンジの皮などを乾燥させて芳香浴に使うこともできます。