ハーブ学習のおすすめ本/書籍10選【初心者編】|ハーバルライフを始めたい時に図書館・書店で見つかる本

ハーブ学習のおすすめ本/書籍10選【初心者編】まずはこれを読んでみて

これからハーブの勉強をしてみたいという人に、おすすめの書籍を紹介します。

学び始めのテキスト選びはとっても大切。超初心者向けから難しい専門書まで様々な本が販売されていますが、私自身が学び初めのころに「買って良かった」と感じる書籍を10冊まとめてみました。

目次

ハーブ学習におすすめの書籍10冊【初心者編】

ハーブのすべてがわかる事典 (Garden Books)

著者ジャパンハーブソサエティー
出版社ナツメ社
価格2,240円

日本と世界のハーブ385種をまとめた事典系の本です。フルカラーの写真が豊富に掲載されているので、そのハーブの姿や特徴が良くわかります。

掲載されているハーブの種類が多いので内容はざっくりめですが、植物としての特徴・歴史・使い方・薬効など幅広く網羅しています。初めて名の効くハーブや気になるハーブがあったとき調べるのに役に立つと思います。

また、それぞれの学名の由来や歴史にも触れているので、ハーブの原産地を覚えたり親しんだりするきっかけになります。

ハーブの専門用語や難しい歴史用語については巻末で注釈があり、細かく理解できる仕様になっているのも〇。ハーブや植物の研究に貢献した学者などの名前なども出てくるので、興味が湧いたら調べてみるとよいかもしれません。

「この本で何かを深く学ぶ」というよりは、これから学びたいことのきっかけを作る本といえます。

この本のポイント
  • 植物としての特徴・データ・歴史・使い方・薬効が掲載されている
  • 写真が多くて特徴がわかりやすい
  • 専門用語の解説がある
  • 事典としては購入しやすい価格

増補改訂 ハーブ&スパイス事典: 心とカラダにやさしい316種

著者伊藤 進吾 (監修), シャンカール・ノグチ (監修)
出版社誠文堂新光社
価格1,650円

ハーブだけでなくスパイスといわれる植物についても触れている一冊。

掲載されている写真の数が多くがきれいです。実際に自生しているところを撮った写真が多いので植物がより身近に感じられます。生と乾燥2種類の写真が掲載されているスパイス・ハーブも多く、資料として役立ちそうです。

西洋ハーブとしての効能だけでなく、アーユルヴェーダや漢方(生薬)での使われ方(薬効)について触れているのがポイントで、巻末に簡潔な効能のデータが掲載されています。

スパイスを使ったカレー、ミント・バジル・柚子などの料理レシピが載っているので実際に作ってみるのもいいですね。

ただし、個別の詳しい使い方はほとんど書かれていないので、ハーブ・スパイスの姿や特徴を捉えるためにこの本を活用するのが良いと思います。

この本のポイント
  • 植物の特徴・データが記載されている
  • 写真が豊富できれい
  • 漢方・アーユルヴェーダでの薬効
  • ハーブ・スパイスを使った料理のレシピ

はじめてのハーブ手帖―基本のハーブ70種類

著者EDing Corporation  
出版社メディアパル
価格638円

私が初めて買ったハーブの本です。日本・世界の主要ハーブ70種類の情報がわかりやすくまとめられていながら、600円弱で買える良書です。

植物の特徴・データ・育て方・ハーブティー・健康/美容・料理などハーブの特徴を生かした使い方が簡潔にまとめられています。

最低限必要な情報をギュッと詰めたような本で、浅く広くといった感じですが、ハーブの特徴を抑えるのには十分だと思います。専門知識が増えてきた今も時々見返すのですが、新しい発見があります。

踏み込んだ使い方が知りたくなったら、また別の本を購入すると良いでしょう。

この本のポイント
  • 植物の特徴・データ・育て方・ハーブティー・健康/美容・料理
  • ハーブティーのブレンドレシピ
  • ハーブオイル・ビネガー・バターなどのレシピ
  • ポプリやバスソルトなどの簡単なクラフトの作り方

ハーブティー事典-108種の効能から味・香り、利用法まで解説!

¥1,540 (2021/10/18 13:13時点 | Amazon調べ)
著者佐々木 薫  
出版社池田書店
価格1,540円

108種のハーブティーについて、具体的な効能~症状ごとの使い方まで詳しく書かれた本です。

ハーブティーを不調時のセルフケアとして使いたい人にはおすすめの1冊です。

本の後半では、108種のハーブの中から複数ブレンドしてつくる症状別のブレンド例が掲載されているのですが、これが便利! その症状になる原因についても触れているので、どんなハーブが有効か考えるのに役立ちます。

また、自分で扱うハーブの種類が増えてくると、薬効の少しずつ異なるハーブ同士をどうブレンドしたらよいのか迷うことがあると思います。

そんな時にこの本を参考にすることで、初めて使うハーブでもハーブティーでの使い方をイメージできるようになります。※115種類の改訂版が出版されています。

この本のポイント
  • 薬効や使いどころが詳しく書かれている
  • 症状別ブレンドが使いやすい
  • ハーブティー本としては掲載されているハーブの種類が多い

お悩み別 こころとからだを癒すレシピ ハーブティーブレンド100

著者しばたみか
出版社山と渓谷社 
価格1,540円

「ゲームに夢中になってしまう」「気持ちがそわそわして落ち着かない」など、具体的な悩み別のブレンドが優しい言葉でわかりやすく解説されています。

不調の感じ方は人それぞれなので、自分に合ったハーブティーやブレンドがわからないときの参考書として役に立つと思います。

また、定番ブレンドのから抜け出して一歩踏み出したい時に後押ししてくれる本です。自分でブレンドができるようなりたい時のヒント本としても役立ちそう。

私もハーブティーのブレンドを考える時、この本を参考にしながら作っています。

ブレンドごとに使うハーブの割合がきちんと書かれているのもポイントで、何をどれだけ用意すればよいのかがすぐにわかるようになっています。

この本のポイント
  • 細かな悩み別ブレンド
  • 自分でブレンドを考える時のヒントになる
  • ブレンド時にそのハーブを選ぶ理由が解説されている

ココロとカラダに効く ハーブ便利帳

著者真木 文絵  (著), 池上文雄 (監修)
出版社NHK出版
価格1,430円

料理や健康・美容で、ハーブを実用的に使いたい時に役立つ本です。

ハーブを知識として学ぶだけでなく、実際に使ってみたい人の初めの一冊としておすすめです。

ごぼう、シソ、ハトムギなど日本のハーブも多く掲載されているのがこの本のいいところで、生姜や柚子など購入しやすいものからハーブ生活をはじめることができます。

レシピも簡単ですぐに作れるものが多いので、材料をそろえるストレスがありません。私も本に掲載されているネトルのスープを作ってみたのですが、おいしく花粉症予防ができました。

身近なハーブで何ができるか考える時にヒントになる本です。

この本のポイント
  • 実用性に重点を当てた本
  • 日本のハーブも多く取り上げられている
  • ハーブ初心者でも作りやすいレシピが多い

メディカルハーブ検定テキスト-公式テキスト

著者日本メディカルハーブ協会検定委員会  
出版社池田書店
価格3,080円

ハーブを不調時のセルフケアに活用してみたい人におすすめです。検定を受ける場合は必須。この本では、メディカルハーブに含まれる植物成分を使って心身を癒す方法が身につきます。

日本メディカルハーブ協会が発行している本なので、間違ったことは書かれていないという安心感があります。

内容としては「メディカルハーブとは何か?」という基本の部分からハーブの歴史・代表的なメディカルハーブ・ハーブの使い方・症状別レシピなどが掲載されています。

レシピは材料があれば家で簡単に作れるものばかり。必要な材料と手順が書かれています。

難点としては、本の価格が少々高めなので特に受験を考えていない場合は他の本でも代用できそうなことでしょうか。

この本のポイント
  • メディカルハーブの基本・歴史・代表的なハーブ・使い方・症状別レシピ
  • メディカルハーブの基本が抑えられる
  • 具体的な使い方が書かれている

基礎からよくわかる メディカルハーブLESSON

著者佐々木薫 (監修)
出版社河出書房新社 
価格1,980円

ハーブやアロマテラピーに造詣が深い著者が監修したメディカルハーブの基礎本です。

メディカルハーブ検定に対応しているのがポイントで、試験に出そうな箇所をわかりやすく解説しています。また、検定本だと簡単なイラストで完結しているハーブ製剤の作り方なども、細かな工程を写真付きで説明してくれています。

メディカルハーブ検定にする16種類のハーブだけでなく、メディカルハーブとして役立つ13種類も紹介。症状別の適用例も豊富で、材料さえあればすぐ作れるケア用品のレシピが掲載されています。

私がハーブの勉強を始めた最初期に買った本の1つで、チンキや浸出油、ゴマージュなどを作る際に参考にしました。

初心者向けなので、中級者以上になってくると物足りなくなってしまうかもしれませんが、メディカルハーブ検定を受ける予定の人や、検定の応用的な内容を知りたい人にはおすすめです。

この本のポイント
  • メディカルハーブ検定の副読本になる
  • 製剤の作り方がわかりやすい
  • 検定で出る内容以外の情報も多い

はじめてのハーブ 手入れと育て方 (ナツメ社のGarden Books) 

著者:高浜 真理子
出版社ナツメ社
価格1,518円

「ハーブを育ててみたいけど、自信がない」という時、手元にあると役に立つ本。

ミント・バジル・オレガノ・タイムといった料理に使えるキッチンハーブ、ジャーマンカモミールなどの代表的なハーブはだいたい網羅しています。

植え付けの仕方、株分け、寄せ植え、挿し木など基本的な世話の仕方が写真で詳しく解説されています。種まきの時期や花期、収穫期がわかる一覧表も便利です。

園芸初心者だった私もこの本を読みながらハーブを育ててみました。色々失敗もありましたが、バジルを種から植えて間引いたり、植え替えを行い、収穫して自家製のペーストを作るまでのことできました。

このハーブにはどんな土・肥料をつかったらよいかなどの詳細は書かれていないので、そこは別途調べる必要があります。

この本のポイント
  • ハーブの栽培を初めて見たい時に役立つ
  • 植え時や花期、収穫期がわかりやすい
  • 人気のハーブが多数掲載されている

ベニシアのハーブ便り 京都・大原の古民家暮らし

著者ベニシア スタンリー・スミス  (著), 梶山 正 (写真, 翻訳)  
出版社世界文化社
価格2,090円

ハーブを暮らしの中に取り入れる時のヒントが得られる本。

京都・大原の古民家で暮らすベニシアさんが送る、素敵なライフスタイルが一冊の本にまとめられています。

この本をおすすめするのは、文章がよくある説明口調ではなくベニシアさんが日々感じたことが書かれているためです。体験されたこと、風景、情感がスッとイメージできます。

本では穏やかな風景の写真と共に、ハーブを使った料理のレシピが書かれています。やや厚めの本で結構情報量ががあります。

これまでの人生やこれからについても触れているので、自分自身の生き方を考えたい時にこの本を読んでみるとよいかもしれません。

この本のポイント
  • ハーバルライフの参考になる
  • 実体験に基づく情報やレシピが多い
  • 自然豊かな暮らしを体感できる

まとめ

ハーブを学びはじめたらまずハーブの種類を覚えていかないといけないので、まずは事典系の本が一冊あると重宝すると思います。

あとは検定系の本もおすすめ。

一番初めに学びたいことが体系的にまとめられているので、効率よく学習ができます。

私見で役に立ちそうな本を紹介しましたが、あくまで個人的なチョイスなので、自分のニーズに合った本を見つけてもらえればと思います。

参考文献

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