メディカルハーブの本10選|薬用植物の基本的な使い方をすぐ知りたい時に役立つおすすめ本

メディカルハーブの本10選|薬用植物の基本的な使い方をすぐ知りたい時に役立つおすすめ本

ハーブには人の身体に様々な働きかけを行う有効成分(栄養素や植物成分)が含まれており、その効果は種類によって様々。

ハーブの薬効についてはネットでも調べられますが、正確な情報を知りたい時には専門家が書いた本を開いて確認する方がより確実です。

ここでは①初心者向け、②上級者向けの事典、③実践に役立ちそうな本の分類別におすすめ本をピックアップしています。

目次

メディカルハーブ初心者におすすめ

メディカルハーブ検定テキスト-公式テキスト

ハーブを不調時のセルフケアに活用してみたい人におすすめです。検定を受ける場合は必須。この本では、メディカルハーブに含まれる植物成分を使って心身を癒す方法が身につきます。

日本メディカルハーブ協会が発行している本なので、間違ったことは書かれていないという安心感があります。

内容としては「メディカルハーブとは何か?」という基本の部分からハーブの歴史・代表的なメディカルハーブ・ハーブの使い方・症状別レシピなどが掲載されています。

レシピは材料があれば家で簡単に作れるものばかり。必要な材料と手順が書かれています。

難点としては、本の価格が少々高めなので特に受験を考えていない場合は他の本でも代用できそうなことでしょうか。

基礎からよくわかる メディカルハーブLESSON

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ハーブやアロマテラピーに造詣が深い著者が監修した、メディカルハーブの基礎本です。

メディカルハーブ検定に対応しているのがポイントで、試験に出そうな箇所をわかりやすく解説しています。また、検定本だと簡単なイラストで完結しているハーブ製剤の作り方なども、細かな工程を写真付きで説明してくれています。

メディカルハーブ検定にする16種類のハーブだけでなく、メディカルハーブとして役立つ13種類も紹介。症状別の適用例も豊富で、材料さえあればすぐ作れるケア用品のレシピが掲載されています。

私がハーブの勉強を始めた最初期に買った本の1つで、チンキや浸出油、ゴマージュなどを作る際に参考にしました。

初心者向けなので、中級者以上になってくると物足りなくなってしまうかもしれませんが、メディカルハーブ検定を受ける予定の人や、検定の応用的な内容を知りたい人には良いかと思います。

メディカルハーブの実践的に役立つ本

ハーブティー事典 改訂版

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108種のハーブティーについて、具体的な効能~症状ごとの使い方まで詳しく書かれた本です。

ハーブティーを不調時のセルフケアとして使いたい人にはおすすめの1冊。

本の後半では、108種のハーブの中から複数ブレンドしてつくる症状別のブレンド例が掲載されているのですが、これが便利! その症状になる原因についても触れているので、どんなハーブが有効か考えるのに役立ちます。

また、自分で扱うハーブの種類が増えてくると、薬効の少しずつ異なるハーブ同士をどうブレンドしたらよいのか迷うことがあると思います。

そんな時にこの本を参考にすることで、初めて使うハーブでもハーブティーでの使い方をイメージできるようになります。

わたしに効くハーブ大全

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入手しやすいハーブを中心に、日々のケアに役立つレシピを紹介している実践本。

個人的には、普段食べているハーブはこんな使い方ができるんだ!?と目からウロコの情報が多かったです。メディカルハーブを使う時のヒントにもなりそう。

スーパーやホームセンターで購入できるような、身近なハーブを取り上げているのがいいですね。食べたり美容に活用したりといった「楽しむ」ということに重点が置かれている印象です。

メディカルハーブというと、専門店でドライハーブを買うというイメージを持っている人も多いと思うので、珍しいハーブを使うとかではなく身近なハーブの薬効や使い方、レシピを知りたいという場合におすすめです。

ハーブではじめる植物療法の手引き

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植物療法の本ということで、厳密な意味でのメディカルハーブ本ではないかもしれませんが、消化器系、神経系、内分泌系、皮膚などに関わる不調のケース別に対処法が掲載されています。

主に取り上げられているハーブの使い方は煎剤(ハーブティー)なので、レシピに記載されているハーブを用意すればすぐに実践できるのもうれしいポイント。ハーブティーのブレンドを作る時の参考にもなりそうです。

著者はフランスで植物療法士として老舗薬草専門店にて働いたことがあるそう。フランス植物療法のエッセンスに触れられる一冊です。

本のレイアウトが洗練されていて美しく、図鑑みたいに見れますよ。

女性のためのハーブ自然療法(ペーパーバック改刷版)

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女性の不調に適応するハーブをテーマに、女性の一生を通じてその時々に合った使い方を紹介している本。

思春期から中年期・更年期~老後までライフステージ別に、よくあるシーン、かかりやすい症状について適応するメディカルハーブを取り上げています。

女性がかかりがちなメンタル・体の不調、妊娠・出産、更年期といった心身にダメージを受けやすい時期に自然療法をどのように活用するのか、多くのヒントを与えてくれます。

ハーブがどうこうというだけでなく、女性の身体について知るための読み物としてもおすすめ。

女性のためのハーブを研究するときに役立つ本です。

メディカルハーブのデータが知りたい

メディカルハーブの事典 改訂新版 主要100種の基本データ

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日本・海外で良く用いられている重要なメディカルハーブ100種類のデータを簡潔にまとめた本。

メディカルハーブとしての使われ方の概要、そのハーブに含まれる成分、有用成分の化学構造式、副作用・禁忌、薬用での使い方といった内容が、1種類につき見開きで掲載されています。

日本メディカルハーブ協会(JAMHA)の資格・ハーバルセラピスト~ハーバルプラクティショナーまでの各講座で、参考文献に指定されているため、ハーブの専門的な勉強を考えている人は持っていると良いかもしれません。

印刷は黒の一色刷り。特にカラー写真の画像等は掲載されてないので、図鑑的な活用はできないです。

メディカルハーブハンドブック

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イギリス在住のハーバリストが自身の体験をもとにまとめたハーブの本。

日本ではあまり聞いたことのないハーブも多数紹介されており、知見を広げるうえで役に立つと思います。

ハーブの基本的なデータ、チンキやバームなど基本の製剤の作り方のほか、症状別のケア方法を知ることができますよ。著者自身が実際にそのハーブを使ってみた時の体験が記されているので、そのハーブについてのイメージが湧きやすいです。

ちょっと高価な本ですが、日本で学習する内容とは少し違った視点からハーブを知りたい人におすすめです。

メディカルハーブ事典

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72種類の主要メディカルハーブについて、一つ一つをじっくり解説している事典。

神経系、消化器系、循環器系、女性の健康といったカテゴリー別に効果的なハーブが複数記載されています。

英語の翻訳書なので、バターバー、ロディオラ、ペラルゴニウムなど日本では名前をあまり聞かないハーブも収載。メディカルハーブが海外でどのように捉えられているのかがつかめる本です。

薬用植物としての歴史や、分布、簡潔な栽培方法についての説明、薬効、安全性や注意点、使い方などについての内容がびっしりと書かれています。

メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版

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AHPA(米国ハーブ製品協会)によるメディカルハーブのデータ集。なんと2884ページあります。

本の厚さは4~5㎝ほどあるので、「ハンドブック」という表現は色々と無理がある気がするのですが、メディカルハーブの実践に関する有用な論文や実験などのデータが詰め込まれているということで、そういう表現になるのかもしれません。

西洋のハーブの他、漢方やアーユルヴェーダで使われるハーブ、日本では使われてないような珍しいハーブまで500種以上の薬用ハーブについて記載があります。

現在出版されている日本語のメディカルハーブ本のうち、この本に勝る情報量の本はないのではないかと思います。この本を持っていると、効果・効能について説明するときに説得力が増すはずです。

参考文献

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