以前に、日本メディカルハーブ協会が主催するハーブ&ライフ検定を受けた時の体験談です。
ハーブ&ライフ検定では、普段の生活の中でスパイスやハーブをどんなふうに取り入れられるかが学べます。これからハーバルライフを始めてみたい人の第一歩にもおすすめ。
試験勉強~合格までの過程を書き記したので、これから受験を考えている人の参考になればと思います。
ハーブ&ライフ検定の受験体験談
通常2月と8月と年2回試験があるのですが、私が受けたのは8月(2020年はコロナの影響があり9月に変更)でした。
主催する協会が同じメディカルハーブ検定との併願だったのでどちらも受かるかな?と心配でしたが、9月に試験を受け、1か月後に合格通知を受け取りることができました。
落とすための試験ではないので、あきらめず頑張れば誰でも合格できる検定だと思います。
ハーブ&ライフ検定合格までにしたこと
- まずはテキスト購入
- テキストを読む
- テキストの内容をまんべんなく記憶する
- ハーブ・スパイスのプロフィールを覚える
人によって勉強方法はそれぞれなので、自分が得意な方法で勉強すれば問題ありませんが、苦手な点はノートにまとめるなどして整理した方が良いと感じました。
勉強期間
本命はメディカルハーブ検定だったので、先にメディカルハーブの勉強をし、後からハーブ&ライフの勉強を始めました。
2つの検定の試験日は同日、9月下旬だったので、メディカルハーブの方は7月ごろから勉強を始め、ハーブ&ライフの方は8月半ばになってから勉強し始めました。
ハーブ&ライフについては1ヵ月半ほど勉強したことになります。
どう勉強したか
まずはテキストを読んで大体の内容をつかんだら、パソコンのメモ帳などに学んだ内容を打ち込み、自分なりにデータにしてまとめることで記憶を定着させました。
まず、メディカルハーブ検定の問題集がある程度間違えずに解けるようになってから、ハーブ&ライフを勉強し始めたので片方ずつ集中できたと思いますが、やっぱり試験前の追い込みは大変でした。
9月中旬くらいまでは1日30分~1時間くらいでゆっくり勉強(普通にサボりもする)、前々日、前日は半日以上勉強しました。
テキスト・参考書・問題集
使用したテキストは、メディカルハーブ協会から販売されている公式テキスト『ハーブ&ライフ検定テキスト』のみ。
公式の問題集、市販の問題集等が販売されていないので、テキスト1冊で勝負します。しかも、問題集が販売されているアロマテラピー検定に比べると結構難しいです。
一応公式テキストの巻末に、少しだけ問題例が掲載されているので、どんな感じに出題されるのかはここで確認できます。
ほんの数問なので、問題のイメージがつかみづらいですが、ここでは試験でこんなことを聞かれるんだなと確認できればOKだと思います。
また、試験では結構細かいところまで突っ込んでくるので、「とりあえずここを抑えておけば大丈夫」というのがありません。とにかくすべて覚えるつもりで試験を受けるのが望ましいでしょう。
合格までにかかった時間・コスト
- 公式テキスト(2,750円(税込)) ハーブ&ライフ検定テキスト
- 受験料 (6,600円)
受験料はメディカルハーブ検定との併願だったので正確には合計13,200円かかりましたが、ハーブ&ライフ検定のテキストと受験料の合計は9,350円です。
テキストだけの購入ならコストが少なくて済むのはありがたいですね。(その分勉強は大変)
ハーブ・スパイスに関して色々と実践的な知識が付くので、趣味の学習としては高パフォーマンスな方なのではないでしょうか。
合格後にかかる費用
合格後にメディカルハーブ協会に入会し、ハーブ&ライフアドバイザーとして登録する場合は別途、入会金(8,000円)と年会費(年8,000円)がかかります。(10月1日〜3月末日の登録であれば年会費は半額、翌年4月から8000円)
学生であれば、学生期間中入会金・年会費が無料な学生会員になれるのでお得です。
ハーブ&ライフ検定で学ぶこと
- ハーブ・スパイスとは
- ハーブ・スパイスの歴史
- 料理で楽しむ方法
- ハーブティーで楽しむ方法
- 健康・美容・生活に役立てる方法
- ハーブ・スパイスの育て方
- ハーブ・スパイスの種類(56種)
学習内容は代替上記のような感じで、ハーブ&スパイスの「いろは」や歴史から学習始まり、ハーブとスパイスの具体的な使い方を学びます。
料理のレシピやドリンクのレシピ、日常生活での取り入れ方などが数多く学べます。一度覚えればずっと使えるテクが知れるので、なんとなくでもハーブやスパイスに興味のある人にはおすすめ。
また、テキストでは、ハーブ・スパイスを楽しむためのベースとなる文系(歴史)や理系(科学)の知識が色々と出てきます。
といっても初歩的な内容なので、ハーブ・スパイスの歴史は日本史・世界史を一通り学んだことのある人ならすぐ覚えられると思いますし、理系の勉強に慣れている人なら科学的な内容についてあまり困ることはないのではないかと思います。
ハーブ・スパイス56種の勉強方法
私は結構ギリギリまで覚えるのに苦戦したので、時間の余裕をもって勉強した方が受かりやすいと思います。
最低でもハーブ・スパイス名と和名・効能・特徴くらいは覚えた方がいいです。
私が実践した記憶法としては、ワードプレスを使って覚えること(ハーブ・スパイスの)を一覧表にし、一日数回目を通すようにしました。表はエクセルやワードでも作れるので、慣れている人はこちらでもいいですね。
また、「ハーブ・スパイス名だけ表示させて、その和名を答える、効能を答える」といったこともしました。
受験方法・試験日程
受験場所 | 全国札幌・仙台・東京・横花・名古屋・大阪・福岡・沖縄など8か所ほど オンラインの場合は自宅など |
試験日程 | 毎年3月・9月 |
必要なもの | 受験票、、筆記用具、時計など指示のあるもの |
年齢・資格不問で誰でも受験できます。
ハーブ&ライフ検定の難易度
問題数 | 選択解答式(マークシート)50問 |
試験時間 | 60分 |
合格率 | 80%前後 |
これから受ける人におすすめなハーブ&ライフ検定の勉強法は?
独学
テキストさえあれば独学でも合格はできます。
私の場合、先にメディカルハーブ検定の勉強をしていたからか、いきなり学習に困ることはありませんでしたが、とにかく56種あるハーブ・スパイスの学名・効能・特徴を覚えるのが大変でした・・・。
試験日までに日にちがない場合や、忙しくて時間が取れない場合は、短期間での独学はかなり計画的に行う必要があります。
ハーブ&ライフ検定は、メディカルハーブ検定に比べると『ハーブを楽しむこと』に重点を置いているので、テキストに紹介されているフード・ドリンクを作ってみると、実用的な知識が身につくと思います。
通学
スクール等へ通学であれば、疑問点はすぐに質問できるので、独学時の苦労をショートカットできます。
また、短期集中で開講される講座もあるので、勉強に対するモチベーションが続かなさそうであれば思い切って通学講座を受けてみるのも〇。
オンラインでも講座を受けられることがあるため、近場にスクールがない場合でも家で学ぶことができますよ。
通信講座
現在大手の通信講座会社には、ハーブ&ライフ検定に特化した講座はありません。探せばあるかもしれないですが、現状スクールの方がおすすめです。
ハーブ&ライフ検定に合格するメリット
ハーブ&ライフ検定に合格すると、ハーブの知識が身につきハーバルライフが豊かになります。既にハーブティーなどを生活に取り入れている人の+αの知識としても役立ちます。
自分や家族の健康に役立ち、飲食などの仕事に携わっている人であれば自分の仕事にも生かすことができそうです。
ハーブ&ライフ検定合格だけで仕事にするのは難しそうですが、他のハーブ・アロマ・フード系の資格と合わせると、就職・転職時にアピールしやすくなると思います。
独立を目指すのであれば、より上位の資格を取得したり、実績を積めるといいですね。
まとめ
ハーブ&ライフ検定合格についての体験談でした。
先に書いた通り、「試験にはほぼ出題されないだろう」と考えていたところががっつり出たので、今回は受からないなーとあきらめムードでした。合格通知が来たときは歓喜で変な声が出ました^^
断定はできないですが、ハーブ&ライフ検定は(メディカルハーブ検定も)ヤマを当てるのではなく、まんべんなく勉強した方が結果として高得点が取れるような気がします。
ただ、56種もあるハーブ&スパイスの学名・和名・特徴などを覚えるのが大変なので、勉強は早めに取り掛かるのがおすすめです。