キャリカレの「メディカルハーブセラピスト講座」は、ハーブの使い方や薬効が学べる初心者OKの通信講座です。
価格がリーズナブルで受講者も多いキャリカレの講座ですが、「メディカルハーブセラピスト講座」の評判や評価はどうなのでしょうか?
実際に受講して終了したので、体験してのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
メディカルハーブセラピストの評判・評価は?
キャリカレ公式サイトでのメディカルハーブセラピスト講座の評価点は、5点満点中「4.2」です。
20人がつけた評価の総合点なので、おおむね高評価といってよいでしょう。
ポジティブな評価
「実物が付いていてよかった」「楽しく学べた」「わかりやすかった」とポジティブな評価が多く見受けられました。
受講した方も、講座でハーブティーの効能を学び毎日ハーブティーを飲んだり、ハーブの栽培に挑戦してみたりとハーバルライフを楽しまれている印象です。
「丁寧に添削してもらえた」「キャリカレからの励ましメールがもらえた」というコメントもあり、講座内容だけでなくキャリカレのサポートにも評価が集まりました。
ネガティブな評価・要望
受講された方が気になっていたのは「ハーブティーや栽培についてはざっくりした内容」「もう少し深く学びたかった」「付属の道具はなくても良い」といった点でした。
「DVDを見ても、ハーブの種まきの詳しい時期や実際の経過が良くわからない」など、人によって物足りなく感じる部分もあるようです。
その他、「講座の内容が古い気がする」というレビューもありました。気になるところですが、キャリカレの講座はリリースから時間が経つと内用が更新されるので、そのうち新しくリニューアルするかもしれません。
メディカルハーブセラピスト講座を受講するメリット・デメリット
メディカルハーブセラピスト講座を受講するメリット
- ハーブティーのポットなど付属品が役に立つ
- ハーブの使い方~育て方、クラフトまで幅広く学べる
- 意外と学べる内容(情報量)は多い
- 動画講義があるのでプロのやり方ががわかる
- 課題を提出するとオリジナルレシピがもらえる
①ハーブティーのポットなど付属品が役に立つ
メディカルハーブセラピスト講座を申し込むともらえる付属品にハーブティーのポットがあります。このポットは精油やハーブ用品を販売する「生活の木」から販売されているもので、ハーブティーを作る人が使いやすい設計になっています。
既にポットを持っている人には必要のない道具ですが、私はこの講座でもらったポットを今でも使っています。
また、すぐに使えるドライハーブやハーブの種(それぞれ10種類)もついてきます。「どこでどんな種類のハーブを買えばいいのかわからない」と躓くことがないのもうれしいポイント。届いたその日からハーブティーが作れます。
私はハーブティーやハーバルバス、ハーブ料理、ミックススパイスなどを作る時に活用させてもらいました。道具や材料を1からそろえる必要がないのはありがたいですね。
②ハーブの使い方~育て方、クラフトまで幅広く学べる
ハーブティーや料理、簡単な石鹸づくりなど、日常的にハーブを使って楽しむ方法が学べます。
ハーブってハーブティーや料理以外で、どんな風に使えるのかあまりイメージがわきにくい部分があると思うのですが、実は石鹸や歯磨き粉の原料にしたり、スキンケア、ヘアケアなどに活用することもできます。
講座ではハーブティーや簡単な使い方、栽培方法がメインとして扱われていますが、サブテキストでは料理や美容に役立つクラフトのレシピがいくつか紹介されています。
③意外と学べる内容(情報量)は多い
教材が届いたとき、メインテキストが薄くて「えっ、厚さはこれだけ!?!?」と驚きました。3冊あるとはいえ全部2ミリくらいです。
勉強を始めた時はどれだけの知識を得られるか正直心配な部分もあったのですが、実際に勉強を始めるとハーブの種類や症状別のハーブ、ハーブティーの淹れ方など、覚えることがかなりたくさんありました。
市販の本もハーブの事典的な本ではそれなりに詳しく書かれていますが、写真があまりなくてわかりづらかったり、読みにくかったりすることがあります。
その点、講座のテキストはほどよくまとめられており、「病気・症状が起こる理由」や「なぜそのハーブを活用するのか」がわかりやすく解説されています。
また、個人的に今でも役に立っているのがハーブティーのブレンド例の項目で、症状の改善に役立つハーブティーを作りたい時に助けられています。
メディカルハーブを初めて学ぶ人なら、講座の受講で様々な知識が得られると思います。
④動画講義があるのでプロのやり方ががわかる
DVDの動画講義では、テキストの内容にプラスして様々な豆知識やコツを教えてもらえます。
手軽に作れるハーブティーの淹れ方にしても、初心者が気づかないようなポイントがわかるので、より質の良いお茶が作れるようになります。
やっぱり動画がある・なしで学習進度に大きな差が出るような気がしますね。テキストでもハーブティーの淹れ方の項目では、DVD映像のカットが多く掲載されていて手順がとても分かりやすいです。
ハーブの栽培であれば「すじまき・ばらまき・点まき」など文面だけではよくわからない動作も映像でしっかり確認することができます。
⑤課題を提出するとオリジナルレシピがもらえる
講座の添削課題を提出すると、添削と一緒にオリジナルの料理レシピがもらえました。
頑張った後にサプライズがあるとうれしいし、モチベーションが上がりますよね。私はWeb添削だったので、もらったレシピのデータを印刷してファイリングしました^^
添削はWeb・郵送どちらでも自分に合った方法で提出できます。学習中もやさしい応援メールがもらえて励みになりますよ。
メディカルハーブセラピスト講座のデメリット
- 足りない道具は自分で用意する必要がある
- 良くも悪くも初心者向け
- ハーブの仕事で独立を目指すには物足りない印象
①足りない道具は自分で用意する必要がある
例えばメディカルハーブセラピスト講座の付属品としてハーブの種が付いてきますが、プランターや土、園芸道具は自分で用意する必要があります。もともと持っているなら問題ないですが、ない場合は購入しないといけないということです。
「講座とは別に費用が掛かるかもしれない」ということは留意しておいた方が良いでしょう。
自分でハーブを育てた記録を提出するような課題はないので、受講中に栽培できなくてもOKです。
②良くも悪くも初心者向け
キャリカレのメディカルハーブセラピスト講座は、初心者でも4ヵ月ほどで資格が習得できるようカリキュラムが組まれています。そのため、講座の内容も浅く広くという印象を受けました。
もちろん、これからハーブを学んでみたい!という人にのとっかかりにはいい講座だと思います。
メディカルハーブに特化した通信講座はほとんど見かけないので、個人的には受講期間が半年~と長めでも、じっくり学べるメディカルハーブの講座があったらいいなあと思いました。
③ハーブの仕事で独立を目指すには物足りない印象
講座で学ぶ知識は基礎的なものなので、この講座を受講しただけで独立して仕事をするのは少し難しい気がします。
仕事自体を始めることはできるのですが、ハーブの作用や使い方、育て方などハーブの世界は奥深いので継続的な勉強が必要になってきます。
販売などに携わる場合でも、お客さんからハーブの使い方や薬効について様々な質問を受けることもあるでしょう。そのため、講座の内容以外でも、ある程度知識を付けてからお仕事を始めた方が慌てずに済むと考えられます。
・・・といっても上記は私がそう思っているだけなので、自分の知識に自信があればいくらでもお仕事につなげられると思います。
メディカルハーブセラピスト講座の受講後、すぐに仕事を始めたい場合はサロンを開いたり、副業的にハーブの基礎を教えたりするのがよさそうです。
メディカルハーブセラピスト講座はおすすめできるのか
結局、メディカルハーブセラピスト講座の質は良いのか悪いのかというところですが、レビューでの評価も高いですし、講座の質が悪いということはありません。
基本的にメディカルハーブの分野は薬効を期待してハーブを使う部分があるので、体の不調を感じる時にハーブでセルフケアをしてみたいという人や、ハーブティーのブレンドが上手になりたい人にはおすすめできる通信講座です。
一方、ハーブを育てて日用品や料理・美容に活用するという「ハーバルライフ」的な内容を学習したい人には、レシピや作例が少ないため物足りなく感じるかもしれません。
通信講座ならハーブコーディネーター養成講座などの方が学びやすいと思います。
まとめ
メディカルハーブセラピストの評判とメリット・デメリットについてでした。
私も初めて受けたハーブの通信講座はこちらだったので、未知の世界でわからないながらも楽しく学習できた記憶があります。届いたテキストやハーブを見て「どんなことが学べるのだろう」とワクワクしました。
講座は一応、4ヵ月が標準受講期間ということになっていますが、早い人では2カ月ほどで修了する人もいるようです。
ただ、ハーブを育てて収穫するにも種からだと3ヵ月以上はかかるので、速習しないといけない理由がないなら無理に学習を進めなくても良いような気がします。
ハーブの成長や、ハーブティーの薬効を楽しみながらゆっくり学ぶのもいいですよね。
講座を受講してもっとハーブのことを学びたくなったら、日本メディカルハーブ協会のメディカルハーブ検定や、日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定などを受けてみるのがおすすめ。
内容的には難しくなってきますが、確実にステップアップできます。