ハーブやアロマ、ライフスタイルを整えることに興味があるけど、どこから始めたらよいのかわからない場合におすすめめなのがこの検定!
植物の力で体の内側からも外側からも美しくなる、トータルビューティーを目指ざすというのがコンセプトなので、自然療法や植物療法を身近に取り入れてみたいときの初めの一歩になります。
ナチュラルビューティースタイリスト検定とは?
「ナチュラルビューティースタイリスト検定」はアロマテラピー検定を運営するAEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)が 主催する検定で、自宅でも受験できるオンライン試験です。
どんなことを学ぶ?
検定では主に、美容に関わる体の仕組み、食事やストレッチを通した美容法、植物エキスを使ったスキンケア・ボディケア・ヘアケアなどを学んでいきます。
体だけでなく、心の健康にもつながる幅広い知識を得ることができるのがポイントです。
「ナチュラルビューティースタイリスト検定」公式テキストの目次は、大まかに以下の通りになっています。
- CHAPTER1 体の仕組みを知る
- CHAPTER2 体の内側から整える
- CHAPTER3 体の外側から整える
- CHAPTER4 毎日の心がけでナチュラルビューティー
- CHAPTER5 植物図鑑
CHAPTER1 体の仕組みを知る
ナチュラルビューティーを目指すために、まずは知っておきたい体の基本的な仕組みや心の健康について、ざっくりと学習します。
CHAPTER1では、健康にかかわるストレスの種類や、ストレスに対する抵抗力について、女性が一生のうちにたどる体の変化やライフステージについて記載されています。
現在、多くの人がストレスと付き合いながら生活をしていますが、心と体が密接な関係にあるため、心が不健康な状態だと体調にも変化が起切ることはよく知られている通りです。
体の中で、身体の状態を一定に保つ働き(ホメオタシス)や、身体の健康を保つ自律神経系・免疫系・内分泌系の仕組みを学びます。
日々溜まるストレスへの対処法につながるヒントを得られるかもしれません。
CHAPTER2 体の内側から整える
日々の食事に必要な栄養素の基本や、旬の食べ物リスト、エイジングケアや睡眠の質などについて記載されています。
今では通年で食べられる野菜や果物が多くなってきましたが、本来の収穫時期である「旬の食材」にはそれ以外の時期に収穫したものよりも、多くの栄養分が含まれています。
効率よく栄養を摂ることができるわけですね。
公式テキストでは、この旬の食材を利用した四季ごとのレシピが紹介されています。
そのほかストレッチの方法が載っているのですが、イラスト付きで分かりやすいです。ハードな運動ではない(寝ながらできたりする)ので、3週ほど私も実践してみたところちょっとだけ体が柔らかくなりました。
CHAPTER3 体の外側から整える
コスメやシャンプー、ボディソープなど直接肌につけるものは、体に良いもの・無害なものを選びたいですよね。
この項目では、ナチュラルスキンケア・ボディケア・ヘアケアの基本を学ぶことができます。また、植物エキスを使った、オリジナル手作りコスメレシピも記載。
自分の肌質にあった成分を選べることからも、市販の化粧品ではなく自らが作った化粧品を使う手作り派も増えつつあります。
本格的に作る場合は理系知識が必要になってきますが、テキストに紹介されている分量通りに調合すれば、だれでも体に優しい手作りコスメが作れます。
CHAPTER4 毎日の心がけでナチュラルビューティー
体に負担をかけない正しい呼吸法や姿勢について学習します。
身体の働きを整える自律神経にやさしい呼吸法を学ぶことで、心身がリラックスしやすくなり集中力UPや睡眠の質を改善させることができます。
さらに、テキストでは人が持つ五感を活用して、心を整える方法も知ることができます。詳細に描かれているわけではありませんが、日々の生活を豊かに過ごすためのコツについて触れています。
CHAPTER5 植物図鑑
ナチュラルビューティーを目指すとき、役に立つ24種の植物データが記載されています。
「覚えるの大変そう・・・」と感じられますが、一度は聞いたことのあるハーブや薬草(よもぎ、月見草、ローズマリーetc)ばかりなので、植物名を覚えるのに苦労することはあまりないかと思います。
学名や別名のほか、その植物が持つ基本成分や薬効効果についての問題が登場するので、しっかり覚える必要があります。
例えば月見草なら、別名はメマツヨイグサまたはイブニングプリムローズ。別名の名前で聞くことはあまりないですよね。
そして、検定のために植物データを覚えた後は「この植物を何に使うのか?」が一番気になるのではないでしょうか。
公式テキストでは植物の基本情報だけでなく、取り入れ方も紹介されているので生活に取り入れていく方法が学べます。使い方がわからないときは、こちらをヒントにするとよさそうです。
- 体の基本的な仕組みや心の健康
- 栄養素の基本や、旬の食べ物リスト
- エイジングケア、睡眠について
- 肌ケアの基本
- 姿勢、呼吸法
- 有用な植物について
ざっと見てきた限りでは出題範囲が広そうな印象ですが、それぞれの分野で扱うのは入門的な知識なので、それほど構える必要はないです。
これまでにアロマテラピー・ハーブ・美容、食、身体・健康に関すること、どれか一つでも関連する勉強をしたことがある方なら、割とすんなり学習できるかと思います。
公式テキスト自体もレイアウトが美しく、トピックごとにまとめられているので読みやすい仕様になっています。
また、「なぜその行動が必要なのか?」など、初心者でも理解しやすいように解説されているのもうれしいポイント。原因や改善方法など知りたいことが書かれているので、いきなり躓くようなことはないはずです。
料理・手作りコスメのレシピや、体を整える呼吸法などが記載されており、すぐに使える実践的な知識が身につきます。
受験方法・試験日程
受験場所 | 在宅など |
試験日程 | 申し込み・受験料支払い後60日以内 |
必要なもの | テキスト・申し込み時のメールで必要といわれたもの |
「ナチュラルビューティースタイリスト検定」は在宅受験可能なWeb試験です。パソコン・スマホ・iPadなどWebページにつながる通信機器があれば、いつでもどこでも試験を受けることができます。
試験は公式ページにて申し込み・受験料支払い後、60日間以内であればいつでも受験可能です。
ただ、この60日が過ぎると、試験が受けられなくなってしまうので注意してください。
また、Wi-Fiを利用する場合、環境が悪いと試験途中で通信が途絶えたりする可能性がありますが、試験はやり直しができません。(返金もしてもらえないので注意!)
そのため、通信が安定した場所を確保してから受験に臨むのがおすすめです。
難易度
個人の体験ですが、試験の難易度そのものは簡単な部類に入ると思います。というのも、自宅など好きな場所でできるWeb形式のテストなので、どうしてもわからないときは公式テキストを見てもOK!
会場試験の際にありがちな、「試験時に緊張してしまう・・・」といったストレスもありません。
ただし、公式テキストの隅から隅まで出題されるので、受験前までにテキストを一通り読んでおく必要があります。
また、現在市販の問題集等も販売されていません。そのため、テキストをじっくり読むことが最短の合格法になります。テキストの巻末に問題集が付いているので、実際に解いて出題の傾向やイメージをつかむとよいでしょう。
ナチュラルビューティースタイリスト検定の勉強法
独学
まずはテキストがあれば大丈夫です。問題集は市販されていませんが、テキストの巻末に問題例が記載されているので、これを解けば問題の傾向はだいたいつかめます。
問題例がそのまま出題されることもあるようなので、問題をほぼ間違えなくなるまで解くとよさそうです。
勉強期間については、私の場合、毎日1時間~2時間で2週間ほど勉強しました。
- まずはテキストを読む
- 巻末の問題を解く
- 間違えたところを読み直し・確認
- また問題を解く・・・以下③④繰り返し
という感じです。ほかの受験などでも言われることですが、最低3回は問題集を解いた方が良さそうです。
私はナチュラルビューティースタイリスト検定が初めてのアロマ・ハーブ系試験だったので、色々と覚えるのに苦労しました・・・。
検定で出題される24種の植物と、精油のデータを記憶するのに思ったよりも時間がかかり、それぞれの学名や特徴、薬効効果などを表にして印刷し覚えられるようになってから試験に臨みました。
とはいっても、これまでにアロマテラピー検定など関連する勉強をしたことのある人であれば、内容が重複する部分もあり、あまり躓くことはないと思います。
ナチュラルビューティースタイリスト検定は自分で試験日を決められる(受験料支払い後、60日間以内)ので、ある程度勉強してから受験申込してもOKです。
通学・通信講座
現在大手の学校での通学・通信講座はなさそうでですが、独学で十分合格権を狙えます。
どうしてもどこかで学びたい!という場合は、全国にあるアロマ・ハーブなどの教室サイトで、講座があるかチェックしてみるとよいかもしれません。
まとめ
ナチュラルビューティースタイリスト検定について、ざっくり紹介でした。
公式テキストは検定合格後も読み返して楽しめる構成になっているので、少しずつナチュラルビューティーの習慣を身に着けたい方にもぴったりです。
ここでは検定の話をしましたが、試験を受けずテキストだけ読むのもありです。
テキスト内で紹介されている美容法は、普段の生活の中で軽く取り入れることができるものばかりです。
試験範囲は浅く広くといった感じなので、検定後は学んだ内容の中から、興味を持った分野を個別に突き詰めてみるのもいいですね。
ナチュラルコスメを取り入れたり、からだに心地よい暮らしを実践してみたい方におすすめです。