キャラウェイ|料理への活用法・組み合わせやすい食材について【料理用ハーブ&スパイス】

キャラウェイ|料理への活用法・効果・効能について【料理用ハーブ&スパイス】
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キャラウェイの特徴

キャラウェイはセリ科の植物で、スパイスではアニスやフェンネルの仲間で、フェンネル(ウイキョウ:姫茴香)に似ており小型なため、和名では「ヒメウイキョウ(姫茴香)」と呼ばれます。

多くの薬効が含まれるのは種子の方ですが、全草から甘いような香りが漂い、葉や茎もサラダやスープなどにして食べることが出来ます。繊細な形の葉は料理の飾りつけに使ってもOK。ヨーロッパや中東では昔から使われてきたハーブの1つです。

キャラウェイの味・香り

種子はツーンとする爽やかな香りと穏やかな甘み、苦味、酸味がある。葉や茎はマイルドな風味がある。

料理での活用方法

ザワークラウト、キャラウェイシードケーキ、キャラウェイチーズ、ソーセージ、ハリッサなど

キャラウェイは軽めの爽やかな香りを持ち、料理の中であまり香りを主張しません。そのため使いやすく、食材では野菜、リンゴなどの果物やチーズと相性が良いとされます。また、キャラウェイの精油には口臭予防効果があり、種子を噛むと清涼感が出るため食後の口直しにも役立てられます。

外国料理では東西ヨーロッパや地中海沿岸(北アフリカ)の料理、ユダヤ料理などでよく使われています。

キャラウェイが良く使われる料理

パン・お菓子類

キャラウェイは焼くと甘く香ばしい香りがするため、クッキー、ビスケット、焼きリンゴ、ケーキ、ショートブレッドなど様々な焼き菓子に〇。

ドイツなどで作られるライ麦パンのレシピに加えられることもあり、パンとも好相性です。17世紀のイギリスでは種を砂糖でコーティングした糖果が作られており、「キャラウェイシードケーキ」がも家庭料理で人気があったそうです。

野菜料理

中世ヨーロッパの時代に、キャラウェイはキャベツ料理によく使われていたといいます。これはキャラウェイの消化促進作用が知られていたためで、消化しにくい食材と組み合わせると消化不良の予防になります。現在でもザワークラウトでは欠かせないスパイスで、コールスローにも使い道が。

そのほかポテトサラダ、ピクルス、ハンガリー料理のグヤーシュ、炒め物や焼き物料理に便利です。また、種子よりも香りは弱いですがキャラウェイの若葉も食用でき、生食でサラダ、スープに加えることができます。

肉料理

ドイツや北欧のソーセージやローストポーク、肉を使ったシチュー、グリルや煮込み料理などに活用されます。

オイル

キャラウェイシードを圧搾すると油が摂れます。このキャラウェイオイルはドイツのリキュールやシュナプス(蒸留酒)、カクテルの香り付けに使われ、オランダのジン、北欧のアクアビットなどのお酒にも用いられます。また、オイルはソーセージに使われることもあるようです。

その他

キャラウェイを練り込んだ「キャラウェイチーズ」、フランスのアルザス地方で作られるキャラウェイを加えたマンステールチーズが知られています。ハリッサなどスパイスミックスの原料にも含まれます。

よく似たクミンと異なり以外にもカレーには使われてきませんでしたが、現在はオリジナルのスパイスカレーに加えられていることがあります。

キャラウェイを使った主な料理

ザワークラウト、キャラウェイシードケーキ、キャラウェイチーズ、ソーセージ、ハリッサなど
キャラウェイが使われる主な料理

ザワークラウト、キャラウェイシードケーキ、キャラウェイチーズ、ソーセージ、ハリッサなど

組み合わせやすい素材

食材

リンゴ、キャベツ、タマネギ、ジャガイモ、鶏肉、豚肉、根菜類、トマト、麺類、パン、ザワークラウトなど

ハーブ・スパイス

コリアンダー(種子)、ガーリック、タイム、パセリ、ジュニパーなど

効能・効果

キャラウェイは消化器系によい効能を持つハーブです。キャラウェイに含まれる苦味質は、唾液を分泌させるため消化促進や健胃に優れた作用をもたらします。

また、タンニンによる駆風作用・抗菌作用・収れん作用があることも知られており、腸内ガスの排出に役立つほか口内炎などの症状を改善にもよく口腔の清潔を保ちます。

  • 消化促進作用
  • 浄化作用
  • 催乳作用
  • 収れん作用
  • 抗菌作用
  • 去痰作用
  • 利尿作用

キャラウェイの基本情報

学名Carum carvi
英名caraway
別名ヒメウイキョウ(姫茴香)、キュンメル、カルワイシード
科名・属名セリ科ヒメウイキョウ属
原産地地中海沿岸、ヨーロッパ、西アジア
使用部位種子、葉

地中海沿岸やヨーロッパ、西アジアなどが原産地とされていますが、現在ではアメリカでも栽培されています。

草丈は30~50㎝ほどで、初夏になると茎先に複数の白い小さな花が開花。花後に結ぶ果実がキャラウェイシード(種子と呼ばれるが植物学的には果実)で、3~7mmほどの楕円形をしています。

歴史・エピソード

古くは元前1550年頃に書かれたエジプトの医学書『エーベルス・パピルス』にも登場し、ローマ時代には野菜や魚と一緒に使われていたそうです。

中世には栽培がおこなわれ、スープや豆料理に加えられました。アーユルヴェーダでも使われるハーブで、興奮作用や刺激作用があるとされます。

ハーブ・スパイス類の過剰摂取は避けましょう。

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