生きている間は、できればずっと健康でストレスの少ない生活を送りたいですよね。
コロナ禍もあって健康やライフスタイルへの関心が高まり、地方移住や2拠点生活など自分にとって過ごしやすい生活を目指す人が増えてきました。
しかし、これまでのライフスタイルを急激に変えるとかえってストレスになったり、適応できなくなってしまうことがあります。
そこで、今回は生活習慣を見直すときのポイントについていくつかまとめてみました。
生活習慣を見直すときのポイント
気になる習慣は少しずつ変える
生活習慣を見直すときは、短期間で悪いと感じる習慣をやめようとするのではなく、少しずつ変えていく方がストレスなく継続できます。
その理由は生活習慣改善のために実践した方法が、必ずしも自分に合っているとは限らないためです。
例えば毎日なんとなくだるさを感じるけど原因がわからない時、運動不足だと思っていたら栄養不足が原因だったということもあり得ます。
このケースの場合、体力をつけてもそれを維持する栄養自体が足りないため、なかなか元気になりません。
結果的に運動をするよりも食事を見直した方が効果的なことがわかりますよね。
自分の状態を良く観察して食事や運動、睡眠など自分にとってよさそうな不調の改善方法を見つけたら、1日・1週間ごとなどに体調をチェックしてみてください。
自分にとって一番効果的でストレスのない方法が見つけられます。
また、一つにこだわらず色々な方法を試すというのも大切です。
不調の症状が慢性的に続く場合であれば、医者の診療を受けましょう。
比較的簡単に改善できる場合もある
もちろん上記の例がすべてに当てはまるわけではありません。
例えば、目が痛い時の原因が何かを考えた時はどんなことが思い浮かぶでしょうか。
「仕事でパソコンを長時間見ている」「夜寝る前にスマホやゲームをしている」などの理由が思い浮かびますよね。
対処法としては
- その習慣をやめる
- 対応する薬を飲む
- 睡眠時間を十分に取って目を休ませる
といった方法で「目が痛む」状況を避けたり、緩和したりすることができます。
このように原因が割とはっきりしている場合であれば、対処法も見つけやすく短期で改善させられることも多いです。
気になる習慣は依存している(当たり前)と感じる前に止める
身体にとって害になる習慣が身につく前に、自分で気づいて止めるというのも大切なことです。
「スマホを見始めるといつまでも見てしまう」「SNSがやめられない」といった経験はありませんか?
私はあります^^
今や必須ともいえるツールですが、20年前にスマホはありませんでした。
つまり、スマホが流通し始めてから「知らないうちに依存気味になっている」人が多いということです。
上記の場合であれば、知らない情報が得られるメリットもありますが、行き過ぎると眼精疲労や時間の浪費につながりますよね。健康的にも不調が起こりがちになります。
タバコやお酒、甘いスイーツなど直接口にするものではなおさら健康的なダメージが大きくなるので、気をつけた方がよさそうです。
心の健康を目指す時に見直したいポイント
起床時間や食事の時間を整える
不規則なライフスタイルはホメオスターシス(自律神経系)の働きを乱し、様々な不調の原因となることがあります。
できるだけ朝決まった時間に寝て、夜は次の日になる前には寝るようにした方が良いでしょう。
エネルギー不足になると元気が出ず、ストレスに対する抵抗力が落ちてしうため、食事も朝・昼・晩と3食を決まった時間にきちんと食べるのが望ましいとされています。
食生活・運動・休養の質を良くして精神的ダメージの回復力を強める
心の不調を感じる時も食生活や運動、休養が大切です。
特に気を付けたいのが休養で、日々の活動後に交感神経が優位な状態が続くと、緊張状態がほぐれずイライラや不安感が強くなります。
その結果、不眠や頭痛、腹痛などの症状が引き起こされ、慢性化するとうつ病など心の病にかかるリスクも増えてきます。
絶対ではないですが、食生活・運動・休養、この3つが十分に配慮されていれば、心の状態が急激に状態が悪化することはあまりないと考えられます。
ストレスを感じたときに摂りたい栄養素
食事で必須アミノ酸(トリプトファン、チロシンなど)の摂取量が少ないと、気分の落ち込みを感じやすくなるといわれます。
神経伝達物質を生成する鉄分や、ストレスに対する抵抗力を上げるビタミンCなどをとると不安感を緩和させやすくなります。エネルギーを補うのに役立つビタミンB群も良いとされます。
ストレス時に摂りたい栄養素 | 主な食材 |
---|---|
トリプトファン: | 卵、牛乳、納豆などの大豆製品、ごま、ヨーグルト、ナッツ類など |
ビタミンC: | ブロッコリー、赤ピーマン、キウイフルーツ、菜の花など |
ビタミンB群: | 米(玄米)、オートミール、レバー、うなぎなど |
葉酸: | のり、レバー、えだまめ、納豆、きなこなど |
亜鉛: | レバー、納豆、牛肉、卵など |
居場所を移動するのも一つの方法
心身の不調が発生しやすいライフスタイルを変えられないときは、自分の居場所を変えてリフレッシュするのも一つの方法です。
わかりやすく言えば転職や引っ越し、人間関係の刷新などですね。
初めは心地よいと思っていた場所でも、時間が経つと価値観の違いや方針の違いなどでかみ合わなくなってくることはよくあることです。
居場所を作る方法①:自分だけの世界を構築する
仕事ではなかなか避けられないことも多いですが、ストレッサーのいない自分だけの居場所を作るのもおすすめです。
簡単に言えば、ストレスを避けるための避難所ですね。
自分が理想とする環境に近い場所に住み、休日には趣味に没頭できる空間を作ると、気分が明るくなります。
私の場合は植物やペットの世話、小物作りをすることで気分転換しています。家でゴロゴロしてるのもいいですが、後で罪悪感が出てくることがあるので、なるべく行動しています…^^;
居場所を作る方法②:新しい考え方を取り入れる
人によりますが、長年同じ人とだけと関わっていると価値観が固まりがちです。
適度に新たな出会いを求めた方が刺激があり、新しい人に対応しようとすることで頭の回転も良くなり、人間的な魅力が増すというメリットがあります。
プライベートで必要以上に人間関係を広げたくない場合は、色々なジャンルの本を読むなどして新しい価値観を取り入れていくと視野の狭まりを防げます。
居場所を作る方法③:白黒はっきりさせすぎない
人間関係では考え方が合わないからと他の人の考え方を断定しすぎてしまうと、結局自分が窮屈になってしまいます。
小さなことは許して忘れた方がストレスを抱えなくて済みます。(塵も積もればなんとやらなので、無理には言えませんが)
「清濁併せ呑む」ではないですが、ちょっとグレーくらいの方が色々とうまくいきます。
物理的ストレスを感じる時は早く離れた方が良い
物理的なストレス(騒音、臭いなど)がある場合は早めに離れた方が良いでしょう。
というのも外部的な要因のため、自分が気を付けていてもどうにもならないからです。
リサーチをしっかり行い、静かに暮らせる場所や環境を選んで心地よい生活を送れるようにしてくださいね。
まとめ
夜更かしをする、食事が偏り気味、運動不足など「良くないとわかっているけどやめられない」ことってありませんか?
たまになら良いですが、日常的に疲れやだるさを感じる状態だと、気分的にもモヤモヤしやすくなります。
何故かうまくいかないことが続くと感じる時は、知らないうちにストレスや焦りを抱えていたりするので、そんな時はまず生活習慣を見直してみましょう。
「病は気から」というようにストレス状態を緩和させ、不調の状態が改善すれば、気分も良くなり明るく過ごせるようになります。