前に胃もたれを起こしてしまった時に、ハーブティーを作り対処したことがあります。
その時はなんとか回復しましたが、消化の悪い食べ物についての知識があるとは言い難く、また同じ症状にかかったら困るなあということで、消化の悪い食材について調べてみました。
自分用の覚書ということで、何を食べたらマズいのかざっくりまとめています。
消化の悪い食べ物は?
一般に消化に時間がかかる食品を食べた後や、食べ過ぎ・飲みすぎをしてしまったときに胃もたれ・胸やけといった症状が起こるといわれます。
消化の悪い食品の一例
主食 | 玄米、菓子パン、そば、スパゲティ、ラーメンなど |
根菜・芋類・豆類・キノコ類 | ゴボウ、サツマイモ、こんにゃく、マイタケ、タケノコなど |
肉類 | 豚肉、ベーコン、ソーセージなど |
魚類 | 脂身の多い魚(サバ、サンマ、ウナギ、マグロなど) |
飲料 | 炭酸飲料、アルコール、コーヒーなど |
お菓子類 | ドーナツ、ケーキなど |
その他 | 油脂、バター、卵、ナッツ類、海藻(ワカメなど) |
刺激の強い食べ物 | ニンニク、唐辛子など |
ぱっと見で菓子パンやケーキ、アルコールなどは体に負担がかかりそうなイメージですよね。
「おいしいけどこれ体に悪いかも?」と感じやすい食べ物です
その他では、加工肉なんかも胃の調子がいまいちな時は気を付けた方が良いかもしれません。
食物繊維が含まれている食べ物は消化が悪い傾向にある
日本食物繊維学会が監修した「食物繊維 基礎と応用」という本によると、食物繊維は
人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体
であり、基本的に消化の悪いものであるとと定義されています。
例えば玄米は栄養価が高いことで知られていますが、食物繊維が多いため白米に比べると消化に時間がかかります。
ソバも同様の理由で消化が悪いとは言わなくても、きれいに消化されるまで3時間ほどかかるようです。
一般的に食物繊維は腸内環境を整えて便秘を改善させる働きがあるので、ダイエットには役立ちそうですが、摂りすぎは控えた方がよさそうです。
野菜の皮に食物繊維が含まれていることがあるので、できれば皮は向いた方が良いとのことです。
一日の食物繊維摂取量目安
年齢 | 男性(g/日) | 女性(g/日) |
---|---|---|
10~11歳 | 13以上 | 13以上 |
18~29歳 | 21以上 | 18以上 |
30~49歳 | 21以上 | 18以上 |
50~64歳 | 21以上 | 18以上 |
65~74歳 | 20以上 | 17以上 |
75以上歳 | 20以上 | 17以上 |
油には多くの脂肪が含まれている
良く知られている通り、脂肪の多い肉類、揚げ物などの脂っこい食品は消化に時間がかかるため、胃もたれを引き起こす確率が高め。
炒め物等に使われる油(油脂)には、多くの脂肪分が含まれています。
これは油の性質的なもので、オリーブオイルやごま油などの健康的とされる油でも同様です。
油の量を減らす、ノンフライで調理するなどの対策をすることで脂肪の摂取量を減すことができそうですね。
固い食材は柔らかくする
基本的に固い食材は消化が悪いといわれています。
魚介類であれば、イカやタコなどもあまり消化がよくないといわれていますよね。
そういった固い食材は良く煮込んだり蒸したりするなどして、食べる前に柔らかくすることで消化しやすくなり胃への負担を減らすことができます。
消化に時間がかかる食材は腹持ちが良い
消化の悪い食べ物は胃腸に負担がかかりやすいというデメリットがあるので、あまり食べない方が良いのかな?と考えてしまいそうですが、食べ物が体内に長い時間のこるということで「腹持ちが良い」というメリットもあります。
消化が悪いとされる食べ物の中にも栄養素の豊富な種類があるので、うまく使ってきたいですね。
消化にかかる時間
一般に食べ物が胃に入った後、消化されて胃からすべてなくなるまでに3~5時間ほどかかるといいます。
消化までにかかる時間について例を挙げると、
- 消化の速い果物 … 約40分
- 食パン・お粥 … 1~2時間
- 豚肉 … 4~5時間
- バター50g … 12時間
バターの消化にかかる時間がいかに長いかがわかりますよね。
バター50gはお菓子作りなどで普通に使う量です。
普段から胃もたれしがちだなーと思ったら、今回揚げたような消化に悪いものを食べてないか確認してみるといいかもしれないですね。
また、余談ですが食品が口から入った後、便として排出されるまでは約24時間~48時間かかるそうです。
まとめ
消化に悪い食べ物の種類についての簡単なまとめでした。
本当は一つ一つのトピックを深堀りしていった方が良いのですが、今回はここまでで…。
生活のリズムが乱れがちな時に消化の悪い食材を食べると下痢の原因になることもあるようなので、注意していきたいですね。
胃腸が弱っている時には、脂質の少ない食材を食べるとよいといいます。
- 野菜 … 大根、白菜、ジャガイモ、ニンジン、カボチャなど
- 果物 … りんご、バナナ、ミカン、メロンなど
- 魚介類 … 貝類、脂身の少ない魚(タラ、カツオなど)
- 鶏肉のささみ
- うどん、にゅうめん